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2017年のアシロマ会議は遺伝子改造ではなくAIについての科学者の憂慮で始まる

1975年に開かれたアシロマ会議は、遺伝子を弄るということに対して科学者達自らが規制を掛けるのが目的だった。そして2017年、テーマは遺伝子から情報へと変わっていく。

1975年2月、遺伝学者のグループが、自分たちの研究が世界に終わりをもたらすのかどうかを議論するため、カリフォルニア州セントラルコーストの小さな街に集まった。自然界に存在しない生物を遺伝子操作によってつくろうとしはじめたばかりだった彼らは、こうした技術が地球と人類にどんな影響を及ぼすのか確信がなかった。そこで研究者たちは、海岸近くの避寒地アシロマに集まって会議を行ったのだ。

このアシロマ会議で定められた厳格な倫理的枠組みたるガイドラインは、バイオテクノロジーによるアポカリプスを防ぐためにつくられた。

2017年、アシロマにて再び

42年後、また違う科学者のグループがアシロマに集まり、似たような問題について検討した。だが今回の議論されたのは、生物学的脅威ではなく、デジタルの脅威だった。2017年1月、人工知能(AI)分野における世界有数の研究者たちが、42年前と同じ浜辺の小道を歩きながら、加速度的に研究が進むAI分野が人類の運命に与える影響について話し合ったのだ。

 

AI研究と中産階級と移民とベーシックインカムについて──2017年のアシロマから

 

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アシロマ会議

皆さんはアシロマ会議というのを聞いたことがあるだろうか? 科学者や科学社会学をやっている人にとっては非常に印象的な会議である。その内容はシンプル-科学者自らが、その研究に制限を設けることを目的に開いたのだ。無限の好奇心を持つ研究者がなぜ自ら制限を掛けるのか? それは彼らが持つテクノロジーが本当の意味で破壊的だったからだ。

 

彼らが流石にこれはやばいだろうと思った技術こそが、遺伝子編集技術。この世界に存在しない遺伝子を作ることが出来てしまうということは、彼ら自身の手で新たな生物を生み出す可能性を持ってしまうことと同じだった。それに対して科学者達が自らガイドラインを設定したのがアシロマ会議だったのだ。

 

あれからもう50年以上が経って、伝統を意識して同じくアシロマで会議が開かれた。それが2017年のアシロマ会議であり、今回の記事の主題である。遺伝子よりも大変なパンドラの箱が見つかったのだ。それが人工知能という悪魔的なテクノロジーである。

 

AIが世界を破壊する

  破壊には常に創造が伴うというのは、インドの宗教を見てもよく分かる。シヴァ神は世界を新しく作り変えてくれる-今の社会を徹底的に破壊した上で。それは当然ノアの方舟伝承と同じような原始的な世界観だ。世界は新しく作り変えられるときに、まず破壊されなくてはならない。

 

もしもこれを一つの事実として捉えるならば、AIという恐ろしいテクノロジーを手に入れてしまった人類もまたその破壊を経験しなくてはならないだろうし、その後の創造が行われるのかどうかはわからない。それが神話と少し違うところで、つまるところ結末がまだわからないのである。

 

自動運転がタクシー運転手やトラック運転手の仕事を奪うのはまさにその序章にすぎない。今後、あらゆる職業がAIとロボティクスの発達に伴って人類の手から離されていくことだろう。これはもう逃れることの出来ない流れであり、それは医者や弁護士といった高度な知識人材ですら免れることの出来ない事実だ。

 

今回のアシロマ会議は、まさにそのような悲観的な将来に対して多くの科学者が憂慮しているからこそ開催されたはずだ。しかしその内容はまだ一般人には明かされていないようだ。世界の科学者は何を考え、人工知能はどこまでいくのか。ワクワクと不安であれば後者の方が多いというのが、この手の記事をたくさん書いている筆者の感想である。





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