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志賀直哉が小説の神様?笑わせるな! 

先日、志賀直哉の代表作といえる「和解」三部作(くわしくは過去の記事http://kizitora.jp/archives/32334097.html をごらんください)のうちのひとつ、「大津順吉」を読みました。この「和解」三部作、志賀直哉について研究するためには必読のものであり、自伝的要素もあるため代表作とされていますが、その実、ただ楽しむための「小説」として読んでみると、僕がそう感じただけかもしれませんが、それほどおもしろくありません。

しかし僕はこの大津順吉という作品を読んで、この和解三部作の楽しみ方が分かった気がします。それを少し書かせていただきますね。(少しネタバレ含みます)

「大津順吉」の内容をざっくり説明すると、ほとんど名前は出てこないのですが大津順吉という名前の主人公が、キリスト教の姦淫の禁止と自己の性欲の間に悩み、自分の家の千代という名の女中と結婚しようとするも父親に反対され、ふたりは離れる・・・という出来事の過程を描いたものです。

先ほど「和解三部作の楽しみ方」と書きましたが、これらの作品群には自伝的要素があり、自身の体験を登場人物に置き換えたつくりとなっています。そのため「大津順吉=志賀直哉」です。これを念頭において読んでみると、小説の中身以上のものが見えてきますよ!

ここから志賀作品の楽しみ方の例というか、僕が志賀直哉を面白いなと思った部分です。気にならない人は飛ばしちゃってください(笑)

「大津順吉」の発表当時、父への反発を描いたものであり、最後まで主人公が意見を曲げないため「志賀は反発する作家、自分を貫く作家」と評され、高評価を得たらしいですね。

しかしこれは実態とは正反対なのです。

「大津順吉」は志賀が女中との結婚を父に反対された5年後に書かれたもので、過去を振り返る形で書かれています。

千代との結婚について父と衝突した後、ラストのシーンで「・・・これでも僕はおこっては悪いか?」と友人への手紙に父への怒りをつづる場面がある。これはただ単に父へ怒りを感じているのではなく、「千代との結婚を押し通すほど千代のことを好きではないし、自活する力もない」(大津順吉は結婚=自活と考えている)という自分の弱さから目をそらし、「結婚できないのは父のせいだ」とすべて父に責任をおしつけているのである。これを大津順吉、いや、志賀直哉は自覚していただろうか。それともしていなかったでしょうか。

答えは「どちらともいえる」です。なぜなら、この作品には二人の「大津順吉」もとい志賀直哉がいます。「この作品を書いている大津順吉」と「この作品に書かれている大津順吉」です。「書かれている大津順吉」は、自覚していなかったでしょう。しかし前者のほうの順吉は、自覚しています。

なぜなら、「・・・これでも僕はおこっては悪いか?」とは、書かれている順吉が思っていることだが、これは書いているほうは逆のことを思っていたと考えられるからです。書いているほうは自分の甘え、弱さに気づいているため、そうした表現を使って過去の自分を強調しているのです。また、その「書かれる自分」と「書いている自分」を時間的に区別することで強調するため、「明治四十年八月三十日午前三時半といれて、僕はペンを置いた。」という締めくくりをしているのではないかと僕は思います。ようするに、5年前を思い出して書いた日記のようなものですね(笑)。これは志賀直哉作品の自伝的側面を知ってこそできた解釈だったので、とても面白いなと思いました。

余談ですが、志賀直哉作品は自分に関する描写は細かいですが、他人の心情というのは一切でてきません。それだけ直感的に小説を書いていたんでしょう。

長々と書きましたが、小説を書かれた背景などに照らし合わせて読むと、違ったテーマが浮かび上がってきて、面白いかもしれませんね。長文失礼いたしました。




c42ca659 s 志賀直哉が小説の神様?笑わせるな! 




引用元:志賀直哉が小説の神様?へ、笑わせるな!
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1120287644/
1: 吾輩は名無しである 2005/07/02 16:00:44
志賀直哉のようなお馬鹿さんが小説の神様なんて、
冗談きついですよね。教養はないし、書いていることは野暮。
太宰も文句を言いたくなるよね!

じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?

2: 吾輩は名無しである 2005/07/02 16:11:24
豊崎由美

4: 吾輩は名無しである 2005/07/02 16:57:44
Yoshi

5: 吾輩は名無しである 2005/07/02 17:12:42
単に小僧の神様とかけただけのシャレ的な呼び名なわけだが。

24: 吾輩は名無しである 2005/07/03 16:13:40
志賀直哉のばあいガイコクジンを相手にすることじたい間違ってんでない?
スレタイの小説云々はさておき、装飾されていない日本語が魅力的なわけでしょ。
徹底して七・五調を排した文章とかさ、翻訳と比較しても意味ないでしょ。
あっ、みんな原文で読んでるのか。失礼。オレ無学なもんで。
ちなみに「小説の神様」なんてことは、オレも思ってないよ。
>>5のいうとおりだからな。太宰がなにいったか知らんが真に受けるヤツがアフォ。

6: 吾輩は名無しである 2005/07/02 17:20:28
神様までとは言わないが、志賀直哉の文章は巧い。

7: 吾輩は名無しである 2005/07/02 17:21:58
三島由紀夫




9: 吾輩は名無しである 2005/07/02 17:41:41
片山恭一

13: 吾輩は名無しである 2005/07/02 21:21:45
>>1
安部公房

18: 吾輩は名無しである 2005/07/03 05:11:02
文壇って、本当にまじめな人が報われないから、
ステータスや権力に憧れるような人ばかり集まる構造になっちゃってるんじゃないかなぁ。

25: 吾輩は名無しである 2005/07/03 17:33:49
確かドナルド・キーンがもっとも美しい日本語をつづる作家は志賀
直哉だという旨の発言をしていたと思う。
俺も詳しいことは知らないけど、太宰は文句言いだからな・・・

27: 吾輩は名無しである 2005/07/03 20:08:46
志賀直哉って、朗読で聞いてみるといいぞ。

35: 吾輩は名無しである 2005/07/04 02:37:33
志賀直哉は暗夜行路、太宰治は人間失格しか読んだことありません。
検索をかけてみて、やっと理由がわかりました。
「如是我聞」という作品で太宰治が当時文壇で一番権威をもって
いてどんな作家もひれ伏す権力者志賀直哉に向かって
当時それほど有名でもなかった太宰治が噛み付いたんです。
「如是我聞」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1084_15078.html
半分読んだ所ですが、中々面白いです。最近は無料で読めちゃうんですね。
それが驚きました。

36: 吾輩は名無しである 2005/07/04 02:43:13
読むとすごいです。当時の権威者に向かってよくこんな事作品にできましたね。
今よりも言論は補償されていたのでしょうか?
<以下引用>
文壇の片隅にいて、一部の物好きのひとから愛されるくらいが関の山である
のに、いつの間にやら、ひさしを借りて、図々しくも母屋に乗り込み、
何やら巨匠のような構えをつくって来たのだから失笑せざるを得ない。
 今月は、この男のことについて、手加減もせずに、暴露してみるつもりである。
 孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞(さんじ)を得ている作家
には注意しなければならない。それは、殆んど狐狸(こり)性を所有してい
るものたちである。潔癖などということは、ただ我儘(わがまま)で、頑固
で、おまけに、抜け目無くて、まことにいい気なものである。卑怯でも何でも
いいから勝ちたいのである。人間を家来にしたいという、ファッショ的精神
とでもいうべきか。
 こういう作家は、いわゆる軍人精神みたいなものに満されているようである。
手加減しないとさっき言ったが、さすがに、この作家の「シンガポール陥落」
の全文章をここに掲げるにしのびない。阿呆の文章である。東条でさえ、
こんな無神経なことは書くまい。甚だ、奇怪なることを書いてある。
もうこの辺から、この作家は、駄目になっているらしい。
 言うことはいくらでもある。
 この者は人間の弱さを軽蔑している。自分に金のあるのを誇っている。
「小僧の神様」という短篇があるようだが、その貧しき者への残酷さに
自身気がついているだろうかどうか。ひとにものを食わせるというのは、
電車でひとに席を譲る以上に、苦痛なものである。何が神様だ。
その神経は、まるで新興成金そっくりではないか。

540: 吾輩は名無しである 2007/08/08 04:00:26
>>36の太宰の痛々しい文章を読むと、太宰はもはやどうしようもなく古い作家だし
志賀は後のヌーヴォー・ロマンなんかの一つの特質になった唯物主義
ひいては人間像というものへの過大評価の反省を先駆けていたということがわかるな。
さすがに物語批判にまではいっていないが、根底にはそこまで見据えていた人だったと思う。
もっとも代表作としてあげられる「暗夜行路」はその意味であまり出来の良い作品ではないがな。

41: 吾輩は名無しである 2005/07/13 06:11:14
文学業界を盛り上げようとする時に、
「小説の神様」との呼び名を使うんだよ。
横光利一だって小説の神様と呼ばれたけど
別になんてことないじゃないの

54: 吾輩は名無しである 2005/07/15 21:15:11
太宰よりは志賀の方が文に緊張感があると思う。

58: 吾輩は名無しである 2005/07/15 22:13:37
だから東大文学部の連中が権威強化の為にでっちあげたんだろ
このオッサンと小林秀雄は

60: 吾輩は名無しである 2005/07/16 16:58:21
生涯金利生活者で随筆とも生活感想文ともつかない物書いて
早くに筆折ったのに、あやかり馬鹿に小説の神様にまで祭り上げられては
当人いくら図々しくても戸惑ったろうね
こういう偶像や私小説を生み出す土壌は非常に興味深いけど

62: 吾輩は名無しである 2005/07/17 15:28:39
ふつうにつまらなかったんだけど
なんで無理矢理あがめようとするの?
金儲けのために祭り上げてるとしか思えない…

自分の出身大学の権威をキープしようとして
必死こいてる人みたいな

63: 吾輩は名無しである 2005/07/17 15:52:25
昔の志賀=今の太宰
ヲタが偶像化

66: 吾輩は名無しである 2005/07/17 18:45:04
>>63
と、なにか文壇の工作員=大江健三郎の工作員が申しています

67: 吾輩は名無しである 2005/07/17 19:03:59
将棋の名人に例えると…
志賀=大山 
太宰=羽生  

70: 吾輩は名無しである 2005/07/17 22:08:31
夢野久作こそ神様

78: 吾輩は名無しである 2005/07/17 22:34:18
いまとなっては何が新しいのか判らないと思うけど、
あれだけ七五調の呪縛から逃れて、
自由に論理展開させる散文を日本語で書いた人は、
かつて他にいなかった・・ということに尽きるのでは、志賀の偉さは。

だから、三島なんかは、志賀は偉大な文章家ではあるが、
立派な文体を持っているとはいえない、とか言っていたのだろうし。

漱石や芥川の文体と読み較べると、
志賀の散文の画期性はそれなりに分ると思う。

80: 吾輩は名無しである 2005/07/17 22:42:25
『城の崎にて』なんかを読むと多くの情報量を
きわめて短い文に込めてしまう手腕に脱帽します。
ある意味太宰の緩めの文体とは対照的ですね。
どっちが好きかと言うと志賀かな。

88: 吾輩は名無しである 2005/07/18 01:04:11
>>78は、工作員じゃないが、>>80は、工作員

なぜ、大江健三郎の工作員が志賀をあげてるかといえば
それは、大江健三郎の思想によるものであって、ひいては自分の
著作の宣伝をしようとしているのだよ。

話がドストエフスキーに行くところが、大江健三郎の工作員らしい。
そうしないと、根本から自分の著作が瓦解するとおもってるのだね
大江健三郎は。

79: 吾輩は名無しである 2005/07/17 22:34:20
読解力不足の神様。

89: 吾輩は名無しである 2005/07/18 01:07:16
>>79
読解力というより想像力が稀薄な作家だなぁと思った。
教科書に乗ってた作品しか読んでないけど。

94: 吾輩は名無しである 2005/07/18 03:06:09
意味のない尊敬は、愛のない恋と同じようなものです

—アルバート・アインシュタイン—

97: 吾輩は名無しである 2005/07/18 13:39:41
いま私の机の傍の辞苑をひらいて見たら、「恋愛」を次の如く定義していた。
「性的衝動に基づく男女間の愛情。すなわち、愛する異性と一体になろう
とする特殊な性的愛。」しかし、この定義はあいまいである。

私は恋愛の「愛」の字、「性的愛」の「愛」の字が、気がかりでならぬ
のである。「愛」の美名に依って、卑猥感を隠蔽せんとたくらんでいるの
ではなかろうかとさえ思われるのである。

私がもし辞苑の編纂者だったならば、次のように定義するであろう。

「恋愛。好色の念を文化的に新しく言いつくろいしもの。すなわち、
性慾衝動に基づく男女間の激情。具体的には、一個または数個の異性と
一体になろうとあがく特殊なる性的煩悶。色慾の Warming-up とでも称すべきか。」

太宰もイヤにげびて来たな、と高尚な読者は怒ったかも知れないが、
私だってこんな事を平気で書いているのではない。甚だ不愉快な気持で、
それでも我慢してこうして書いているのである。
だから私は、はじめから言ってある。恋愛とは何か。
 曰く、「それは非常に恥かしいものである」と。

100: 吾輩は名無しである 2005/07/19 01:19:58
内田100閒参上。

106: 吾輩は名無しである 2005/07/19 14:15:53
志賀直哉、おもしろいよ。
簡潔だけどシンボリックで、深読みできるもの。

太宰さんは文章は美しいけど、深読みの楽しみは無いよね。
タイプの違う作家なんだよ。太宰さんは美しさにこだわったんだ。

108: 吾輩は名無しである 2005/07/19 23:12:14
>>106
深読みの楽しみってなに?

トリックスターみたいな人ってなんかずるくて嫌い。
山師でしょ。こう書けば、暇な秀才があれこれ深読みしてくれるかなーって
。これはどういう意味ですか?って聞かれたら
「それはボクが言ってしまったら作品が死んでしまう読者がそれぞれ
考えてくれればいい」なんて言って逃げてれば、作品はどんどん
深読みによって大きくなっていって、ボクは次第に神様のように
崇められるようになったとさ。

110: 吾輩は名無しである 2005/07/19 23:43:42
>>108
外にある世界とは別に、外にある正しさとは別に
僕の中に世界があり、僕の中のある正しさがあります。
それは外にある世界を僕がどのように解釈するかによって
作られていく世界です。
さまざまな解釈の余地のある作品は、僕の中の新しい世界の創造の
協力者であります。

109: グノーシス派 2005/07/19 23:16:38
>簡潔だけどシンボリックで、深読みできるもの。

究極は聖書ですね。宗教ビジネス。邪教キリスト教。

110: 吾輩は名無しである 2005/07/19 23:43:42
>>109
宗教はいかようにも解釈されることによって
いかようにも正しくなれるという神秘性を武器にしてますね。
ただ、深読みってのは個人の内部で作られるものですが
宗教はいちおう一定の組織の中で答えが作られてしまうので
あんまりおもしろくないと思います。

112: 吾輩は名無しである 2005/07/20 00:48:25
祭り上げやすい作風、性格

誇大解釈がしやすいもの

その実、中身は亡く、答えが出ない表現
真理は俗物にとって劇薬、興ざめるばかりなので
曖昧にしてぼかす。文学的麻薬。
教養俗物の誕生。増殖。

113: 吾輩は名無しである 2005/07/20 02:00:53
>>112

は、志賀直哉に対して、太宰治の性格を言って
間接的に、アイロニー的に太宰を批判している、大江健三郎の工作員。

そのように言えば、つまり大江健三郎の工作員の目的は、自分の気持ちを言いたい
それを知らしめたいことにあるのだから、それで満足してしまうのだろうが。

114: 吾輩は名無しである 2005/07/20 20:28:07
>>112
指示語ばかりですげえ文章だな、おい

119: 吾輩は名無しである 2005/07/21 21:30:04
「『暗夜行路』の根底の構造は、古代の人々がこころみた壮大な哲学詩のように、「人間」
と地球、宇宙との対話によってなりたっている。たしかに時任謙作の日常生活の細部は、
およそ歴史の進行とは、また時代のありようとは無関係な種類のことどもであった。しか
しそれがかえってあきらかに、「人間」を代表する者が、ひとり荒野の暗黒にあって、宇宙
とむかいあっている根本のかたちをあらわさずにいない。そこには宇宙の広大無辺がしだい
に現前して、「人間」はその巨大な運行にさからうものとしてでなく、微粒子のように吸
いこまれるものとしてついに魂の平安をえるのだが、この微粒子はいつまでも「人間」を代
表する光を発して、それを遠目にも見あやまつことはできぬ。」(大江健三郎)

120: 吾輩は名無しである 2005/07/22 21:15:26
おばあちゃんの言葉
 「日本人はな、お互い様やねん。相手に一回譲ってもうたら、今度は自分が譲るねん。そうやって、
  うまいこと回っていくねんけど、『あの人ら」は違う。一回譲ったら、つけこんできて、こっちも
  ずっと譲らなあかん羽目になる。それでも『あの人ら』は平気なんや。カドたてんとことおもて
  譲り合うのは、日本人同士だけにしとき。そうせんと、『あの人ら』につけこまれて『ひさしを貸して
  母屋を盗られて』、日本がのうなってしまうからな」。

122: 吾輩は名無しである 2005/07/25 19:44:51
志賀直哉ってニートだろ。
城崎に養生に行ったのも親の金だろ。

123: 吾輩は名無しである 2005/07/25 20:13:44
>>122
東大出のニートが背負ったのが純文学
低学歴と文学志望の高校生がお得意様

129: 吾輩は名無しである 2005/09/13 22:10:21
一番問題なのは、志賀の小説は筋がおもしろくないっていうことだな。
小説家には向かない体質なのに、なぜ小説なんか書いたんだろう?
あの頃は小説が一番儲かったから?

130: 吾輩は名無しである 2005/09/13 22:15:02
>>129
当時の小説家なんてやくざ者としか見られていなかった。
士族のお坊ちゃまだからこそ出来た生活。

131: 129 2005/09/13 22:20:22
>>130
ならば、なぜ?
やっぱ、有名になりたかったから?
当時は小説家っていうのがかっこよかったから?

132: 吾輩は名無しである 2005/09/13 22:40:27
>>131
だから全然かっこよくなかったんだよ>小説家
自我の強い人がその表現手段として選んだのが文学だったのだろう。
小説家には向かない体質だとあなたは言うが
強靭な自我や鋭敏な自意識は小説家に必要な要素であり、
少なくとも彼にはその素質が見受けられる。

むろんその結果生まれた小説の評価が読者に委ねられていることは否定しない。

133: 129 2005/09/13 22:52:37
文学っつってもいろいろあるじゃない。
萩原朔太郎に言わせりゃ、
一番偉いのが詩人、次がエッセイスト、次が劇作家で小説家なんてのはほとんど最下位。
強靭な自我や鋭敏な自意識の持ち主であり、なおかつ筋を作るのが下手な彼は
やっぱり詩人であるべきでしょう。あるいはエッセイストであるべきでしょう。
しかし彼はそうはならなかった。
なぜか。
やっぱり小説家がかっこよかったから?金になったから?

134: 吾輩は名無しである 2005/09/13 23:22:04
>萩原朔太郎に言わせりゃ、
>一番偉いのが詩人、次がエッセイスト、次が劇作家で小説家なんてのはほとんど最下位。

これは飽くまで詩人たる萩原朔太郎の私見であって
一般的な見方ではないし志賀直哉自身の意見でもない。
彼自身の言葉にもあるように
細部を描くのは得意でも全体を作るのが不得意だった志賀は
確かにあなたの言うように詩人であるべきだったかもしれないが
本人が小説を志向したのだからどうしようもない。
周囲の白樺派の人間も基本的に小説を主体に書いていたし
東大卒のお坊ちゃんで新たな理想を提示する希望に燃えていた彼らにとっては
当時はまだ新興の分野だった小説こそが最も魅力ある媒体だったのかもしれない。
詩や短歌は形の上で制約が多いから
彼には合わなかったのかもしれないし。(この辺の事情、詳しい方キボンヌ)

あと、晩年の彼はほぼエッセイストと言って良かったと思う。

138: 吾輩は名無しである 2005/10/05 17:17:02
外国語ができれば堀口大學みたいに翻訳家・研究者で生きるって手もあっただろうな。

139: 吾輩は名無しである 2005/10/05 17:40:29
しかし、堀口みたいなのが詩だと思ってる俺には
志賀の詩なんて想像がつかないけどな。

140: 吾輩は名無しである 2005/10/05 18:09:32
織田作之助を認めず死に追いやった人。

142: 吾輩は名無しである 2005/10/05 18:51:56
じゃあ俺も村上春樹を「認めてくれないと死にます」って脅そうかな




148: 吾輩は名無しである 2005/10/28 14:01:43
志賀も漱石(後期)もおんなじくらいにつまらないよな。
社会とのコミットメントを嫌がるインテリ気取りの倣岸で陰気な主人公が
金太郎飴のような独り芝居をひけらかすだけのしみったれた話ばっかじゃん。

まったく、日本が世界に向かって開かれつつあった激動の時代に何をやっていたんだか。

島崎藤村のほうがよっぽど立派。

(村上春樹は完全にこの自己完結オ○ニー路線の延長にあるな。)

153: 吾輩は名無しである 2005/10/29 02:10:16
「神様」扱いには本人も困惑してたみたいね。

154: 吾輩は名無しである 2005/10/29 04:08:33
小林ヒデ坊が、
あの人の穏やかな視線にはすべてを見透かされそうで恐ろしい、
とか、やけにもてはやしていたのを読んだ
高校時代のひねくれたオレ(つまり普通の高校生)は、
不自然な居心地の悪さを感じて警戒心を募らせたのでした。

後年「暗夜行路」を読み、自分の直感の正しさを確信したのは言うまでもない。

155: 吾輩は名無しである 2005/10/29 04:32:37
志賀直哉の礼賛は生前の文壇の大勢だったけど
死んでからは否定が流行りになった様な。
個人的にはやたらと礼賛するのも変だけど
全否定するほど粗悪な作家だとも思わない。

中村真一郎によると
晩年の志賀がまだ若い彼に対し
「志賀が一番偉い作家だなんて本気で思ってる連中は馬鹿だ」
と語っていたらしい。
本人もマンセーされていい気分というより気味悪かったんでは。

157: 吾輩は名無しである 2005/10/29 07:28:50
的確で簡潔な表現は突出していると思う。
思想は幼稚で今となっては古びたものだとしても
風景描写や心理描写は今読んでも色あせていない。

161: 吾輩は名無しである 2005/11/08 21:02:01
志賀直哉が小林多喜二に送った手紙は、すばらしい。

163: 吾輩は名無しである 2005/11/13 20:43:43
暗夜行路を読んで感じたこと

おめー旅ばっかしてないでマジメに働け!

166: 吾輩は名無しである 2005/11/18 18:07:02
>>163
おまえ共産党だな

志賀直哉は肩の先に腕があるように
あたりまえに使い切れない金があったんだ

165: 吾輩は名無しである 2005/11/14 20:50:39
谷崎が意識せずにはいられず
小林秀雄が畏怖し
多喜二が尊敬した

確かにある人にとってどれだけ読んでもその良さにピンとくるものがないかもしれんが
とりあえずこういう畏怖と尊敬の念を集めた作家の作品というものには、
かなり注意深くならないといけない。

あるいはここが、文学を分かる人かそうでないかの分かれ目かもしれないのだ

といってみる

167: 吾輩は名無しである 2005/11/18 19:16:21
>>165
このラインナップから想像するに、
賢さに溺れる危険のあるタイプは天然に一目おくことで
自分を戒めるってことじゃないかな。そういう畏怖って、本人の
趣味や美学の領域だから、相手の価値と実はあまり関係ない。
例えば、「自分は猪木をリスぺクトしてます」と春樹が
いったとして、じゃあ猪木の自伝を文学的に評価しますかって話よ。

174: 吾輩は名無しである 2005/12/06 04:14:30
志賀直哉の正義感こそが人間のあるべき姿だ

175: 吾輩は名無しである 2005/12/06 04:18:35
親の仕送りで女房子供食わせる奴がか

176: 吾輩は名無しである 2005/12/09 05:49:11
べつにいいじゃん。家にお金あるなら。

184: 名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 2006/02/04 19:56:04
暗夜行路は前半だけ社会人が読むと、腹立って舐めてんのかって叫んでしまうか、
こんな生い立ちでもいいからと羨ましくて悶絶すると思う。
後半からは普通に面白かった。けどそのまま死んじまえとも思った。

189: 吾輩は名無しである 2006/02/18 18:50:55
「芸術的な狂気」みたいなものに溺れて
自殺したりせず人生を全うした点では評価できる。
何はともあれ慕う弟子もそれなりにいたのだから
相応の人徳はあったと考えてしかるべきだな。

194: 吾輩は名無しである 2006/02/22 04:40:40
やっぱ三島かな

197: 吾輩は名無しである 2006/02/22 06:35:49
>>194
三島は頭の中で捏ね上げた様な
人工的な人物描写が読んでいて寒気がするし
本人としては華麗さを追求したらしき文章が
逆に白々しく空疎な印象を受ける。
「少し古いものが一番古い」という意味で
三島の方が志賀より却って今の読者には古臭く感じる面も多い。
志賀も志賀で確かに痛い部分はあるし
批判されるべき点も多いが
病理的な感じが少ないだけ個人的には好ましいかな。
薄学で華麗でも人工的な芸術より
薄学で愚直でも質実な作品の方が自分としては好ましいです。

198: 吾輩は名無しである 2006/02/22 06:36:48
>薄学で華麗でも人工的な芸術より

→博学で華麗でも人工的な芸術より

でした。
肝心な部分でミスってどうする…orz

196: 吾輩は名無しである 2006/02/22 04:57:29
日本語を廃止してフランス語を国語にしろといった人だよ

208: 吾輩は名無しである 2006/02/22 15:53:35
島崎藤村って私生活はケチでエゴイストだったから文学者
ほぼ全員に嫌われてたんだよね。
芥川も谷崎も佐藤春夫も彼を嫌う事では一致してた。
志賀直哉先生は死ぬ時も多くの弟子に囲まれて天寿を全う
した。藤村は寂しい死を迎えたし、荷風は野垂れ死にだった
しなw

215: 吾輩は名無しである 2006/03/01 12:25:22
>>196
そういったことに関連したものでは、篠沢英夫がかつて分析しててね。
あの傍目から見れば首尾一貫しないような発言の数々が実は
一貫して何らの変更や変節のないものだって知って、えらく驚いた記憶がある。
篠沢のなんて著書だったか失念したけれど、あれは一読の価値ありかも。

208
藤村の話だと、かつて平野謙だったかが、藤村の家に行った時のエピソードが記憶にあるな。
出かけていった平野謙は、藤村の家で色んな作家をこきおろしたらしい。
それを藤村は黙って聞いていた。
平野が帰るという段になると、藤村は丁寧に彼を送ったが障子をピシャリと閉めた。
その時に平野はガツンと藤村にやられた気がしたんだそうだ。

218: 吾輩は名無しである 2006/03/02 22:52:47
>>215
その話を披露した平野(なのか?)の意図は不明だが
読む限り陰険で嫌な性格に思えるな>島崎藤村
女々しいというか。
志賀だったらその場で率直に自分の感情を伝えると思う。

221: 吾輩は名無しである 2006/03/03 19:54:36
>>215
>平野はガツン
どうしてさ?
自分の嫌いな作家が出てこなかったから?

222: 吾輩は名無しである 2006/03/03 21:27:25
>>221
要は藤村が平野の、作家連中への悪口に気分を害してたんだろうね。
平野はそこに気付かなかったんだろな。
多分、自分は藤村という人物を作品から良く知っていると、まぁそう思って
ベラベラと喋ったんだろう。
そうしたら障子を思い切りピシャンとやられたと。
そこでガツンと食らわされたってことじゃないかと。

200: 吾輩は名無しである 2006/02/22 13:35:31
太宰は根性が悪いので文学仲間だった山岸氏と絶交しちゃうんだな。
三島は友人と喧嘩別れするのが常で黛敏郎とも吉田健一とも不仲
になっている。頑固だったのだろう。
谷崎と荷風は有名な人間嫌い。
白樺派と長きに渡って交友を続けた志賀直哉はきっと人格者に違い
ない。

202: 吾輩は名無しである 2006/02/22 13:45:24
>>200
太宰がトラブル起こしたのは山岸氏だけではないよ。
佐藤春夫とも井伏鱒二とも最終的には決裂したし
親戚ともギクシャクしたまま。
文学者とのトラブルは相手にも問題が無きにしも非ずだけど
親戚との関係で見れば冷たい目で見られて当たり前の行動をしている>太宰

志賀も我の強い人だったのでトラブルは多かったけど
父親とは最終的に和解したし味方も多かった。

204: 吾輩は名無しである 2006/02/22 13:57:37
私生活で利害関係のない芥川は志賀の作品を激賞したわけだが
(島崎藤村の作品は酷評)

220: 吾輩は名無しである 2006/03/03 17:17:03
志賀はある意味正直だ。
正直過ぎて後に太宰に恨みを買う結果になるんだけれど。
藤村は陰険だ。だから作家仲間から嫌われる。しかも偽善的。

224: 吾輩は名無しである 2006/03/03 21:51:33
過去ログ読む気ないし、既出かもしれないけど、
よく言われるのは、小説の神様じゃなくて、「短編」小説の神様じゃないかな。

227: 吾輩は名無しである 2006/03/06 20:56:35
短編でも退屈な作品が多い。

229: 吾輩は名無しである 2006/03/07 13:49:54
私小説の類の中には確かに退屈なものがある。
「ある1頁」がそれ。何を表現したかったのか分からん。

230: 吾輩は名無しである 2006/03/07 14:36:23
そういえば、『網走まで』の女はこれから網走刑務所に向かうんでしょうと
言って、志賀を驚かせて、「いや、僕があれを書いた頃には網走刑務所なんてなかったから。
あれは希望を書いたつもりなんだ」と言われた批評家って誰だったっけ?

233: 吾輩は名無しである 2006/03/08 18:03:43
浅田

234: 吾輩は名無しである 2006/03/18 09:38:16
浅田誰?

235: 吾輩は名無しである 2006/03/18 11:21:07
まお

238: 吾輩は名無しである 2006/04/20 19:45:11
やはりゲーテだ。

239: 吾輩は名無しである 2006/04/20 19:55:58
小説の神様っていいかた自体が変だと思うよ。
詩まで含めていいなら聖人といえるのはダンテがいるけど、小説は人間のものだから神のように小説家を崇めるべきじゃない。
自分にはバルザックが一番面白いけど神様とはいいたくない。

303: 吾輩は名無しである 2006/11/23 11:02:10
>>239
あのなぁ、志賀はその簡潔な文章の評価が高かったから
志賀の作品「小僧の神様」にひっかけて「小説の神様」と世間が呼んだだけ。

斎藤クンを「ハンカチ王子」と呼ぶのと全く同じ現象で、
世間は呼称をつけたがるんだ。それ以上でも以下でもないよ。

ちなみに川端康成は「文壇の天皇」と呼ばれたが、なにか?

241: 吾輩は名無しである 2006/04/28 23:53:43
作家に人間性を求めるべきでないとは思うけど
志賀の考え方みたいなものは川端・鴎外より共感できる

246: 吾輩は名無しである 2006/06/20 03:38:32
この人の作品は不快感を抱かない程度の湿り気で、
読んでる最中はじわじわと微妙な気分を感じつつも
読み終えると開放感を味わえる。
濠端の住まいとか、清兵衛と瓢箪とかが良い。
俺はわりと好きだ。

247: 吾輩は名無しである 2006/07/03 04:20:28
それでもこの人の作品って、ただ無難というだけの感じもするなあ。
父親との確執はあったにしろ、特に生活にも困らない人が、
ぶらぶらと、感じたことを極力無難に書いたという感じかな。
あんまり「創作」という肩肘張った感じがしない。そこがいいという人にはいいのだろうね。

248: 吾輩は名無しである 2006/07/03 11:38:55
志賀直哉は好きだけど、神様っていうのは違うとは思う。
なんていうか、ひとつの極点?にたどり着いたっていうか。
筋が楽しいとか、人間を描いたとかそういう評価を離れて、骨董品に癒されるような感覚で読むといいと思う。

252: 吾輩は名無しである 2006/07/08 00:03:15
志賀も太宰も好きな15歳男ですが何か?
 このスレを見ていると、正直作家になりたく無くなって来る。
芸術の核心が見えていない様な人が集まってる。狭い輪の中で一つの解釈を決めて納得する。なんていうか…文壇って排他的?に見える。
萩原朔太郎氏の「詩人が一番…小説家なんて最下位に近い」との言葉を、私は上の考えを基に解釈しています。このままだと若い優秀な言葉使い達はみんな詩~音楽(歌詞がある)に流れる。
志賀直哉の文章の神髄…これは別に分からなくてもいいのです。人それぞれなのですから、こういう感覚的・本能的な部分は。因みに自分は三島氏の文章があまり好きではない。
しかし、好き・嫌いを超越した、なんというか「徹底した物」を感じる。太宰氏は人間的に同じ臭いを感じるw
物事というのはどうしても多少の排他性を伴う物ですが、間口は広い方がいい…と私は思うのです。以上、未熟な15歳の目から観た文壇でした。長々とスレ汚しスマソ。

255: 吾輩は名無しである 2006/07/08 19:54:06
>>252
文壇てのはそもそも小さな村社会の共同幻想だから。
あやかしに
騙されちゃダメだよん、いくら15歳といってもw

259: 吾輩は名無しである 2006/07/18 00:18:15
志賀直哉は晩年の多くのネガティヴ発言でアンチを増やしたな。
気の毒だ。
そういえば菊池寛も志賀直哉を賞賛してるがこれについては?

272: 吾輩は名無しである 2006/08/02 08:33:44
>>259
完全に老害だわなぁ
日本語廃止して、誰が源氏のよさを理解できるんだか
しかも、太平洋戦争礼賛→戦後転向
70年代まで生きてたんだね、この人
すこし長く生きすぎた
基本的に晩年の滋賀は触れられないよね

273: 吾輩は名無しである 2006/08/02 08:56:28
>>272
晩年は日記みたいな作品ばっかだからな。
でも「朝顔」「灰色の月」とかは良いと思う。

262: 吾輩は名無しである 2006/07/26 23:09:53
志賀直哉の晩年の作品はひっそりした感じで読み終わったあとすっきりする。
人間としても作家としても自分が一番尊敬する人です。
..あと宮沢賢治もすき。

266: 吾輩は名無しである 2006/07/31 14:07:53
志賀直哉と川端康成と宮沢賢治ってどうも好きになれない

275: 吾輩は名無しである 2006/08/24 18:43:55
さっき暗夜行路読み終えた。
志賀の作品を読んだのはこれが初めてで、話自体は特に面白くなかったけど描写力に関しては希有な才能を持った作家だとは思った。

276: 吾輩は名無しである 2006/08/24 18:49:48
>>275
暗夜行路あんまりオススメしないよ。
やはり順番的にも「清兵衛と瓢箪・網走まで」がいいと思う。

279: 吾輩は名無しである 2006/09/09 21:17:53
いわゆる謙作ものを書こうと思って温泉旅館へ逗留したは良いが
芸者が騒がしいのでけっきょく書けませんでした。とかいって
代わりに紀行文みたいなのを書いてお茶を濁すような怠け者or
無能がどうして小説の神様なのかと小一時間・・・

280: 吾輩は名無しである 2006/09/10 17:33:10
>>279
怠け者だが無能ではないよ。

297: 吾輩は名無しである 2006/11/22 09:47:51
志賀は作品の中で何度かそれとなく男同士の恋を告白している。

304: 吾輩は名無しである 2006/11/23 13:05:10
>>297
濁った頭とかか?

396: 吾輩は名無しである 2007/02/12 05:55:48
>>297志賀直哉が男色家!?初めて聞いたな

398: 吾輩は名無しである 2007/02/12 12:19:08
>>396
『暗夜行路』で、「お直」だったかを庭越しに見て、あれを嫁に欲しいと、父親
に言うでしょ? あの「お直」のモデルは実は、若い男だったという話は有名。
この男は、後、志賀直哉に人生をめちゃめちゃにされたと怒ったとか。

300: 吾輩は名無しである 2006/11/22 18:00:39
でも太宰への攻撃とか、日本語廃止論とか、少しイタタな気がするが、これについてはどう思う?
日本語廃止論に関しては適当に言ったとしか思えないし、そうであって欲しい。
太宰はどうでもいいや。

302: 吾輩は名無しである 2006/11/23 04:28:35
>>300
太宰に関しては志賀が攻撃したというよりは
太宰側の過剰反応だと思う。

513: 吾輩は名無しである 2007/07/11 22:36:01
>>300
篠沢教授の本に、志賀の日本語廃止論だか、戦中から戦後の変節とも見える態度について
論じていたのがあったんだが、書名が思いだせん。新潮文庫だったかな…もう絶版なんだろうが。
あれを読んで、初めて志賀の凄さが少し分かった気がする。
歳とってから『小僧の神様』読み直したら、信じられんくらい感動しちまった。
志賀は凡人には、ある程度人生経験積まんとワカランところがあるのかも。

305: 吾輩は名無しである 2006/11/23 13:18:37
ーー太宰の死後書かれた志賀の随筆から。
「大体、世話好きな性分で、若い織田君を個人的に知っていれば、同じ事も、
もっと親切な言葉で言ったかもしれないが、知らぬ人で、その親切が私にはなかった。
文芸の座談会での太宰君の場合は、
太宰君が心身ともに、それほど衰えている人だということを知っていれば、
もう少し言いようがあったと、今は残念に思っている…」ーー
、                
志賀直哉のノホホン顔が浮かぶような文章だ。「小説の神様」と呼ばれ
文壇サロンを牛耳る先達の立場にありながら、
生きることそのものに苦悩する若き才能たちに対して
いかに無理解無神経であったことか。志賀の場当たり的な軽薄発言が
織田作之助や太宰治をいかに傷つけ苦しめたことか。

志賀直哉は、神や哲学者の名を持ち出して非常に巧い作文を書けはしたが、
人間としての苦悩を凝視するという最も重要な文学的資質が、決定的に欠如している。

306: 吾輩は名無しである 2006/11/23 14:04:10
>>305

どうして「織田作之助や太宰治」は志賀の「場当たり的な軽薄発言」を無視できなかったのか、
まさか、「無頼派」作家が、「小説の神様」と呼ばれ、「文壇サロンを牛耳る」虚構の権威に屈服したわけではあるまい。
あるいは、屈服したのか。「無頼派」作家も文壇の権威には弱いのか。

308: 吾輩は名無しである 2006/11/23 14:17:14
>>306
お前は公衆の面前で唾吐きかけられても無視すんのかよ?

314: 吾輩は名無しである 2006/11/23 15:08:17
>>308

まさか志賀が「織田作之助や太宰治」にツバを吐きかけた訳ではあるまい、志賀がそんな下品なことをするわけがない、
作品について感想を述べただけだろう、自分の正直な感想述べるのがツバを吐き欠けることなのか、
「織田作之助や太宰治」は志賀に褒めてもらいたかったのか、褒めてもらえないから逆上したのか、困った人たちだな。

320: 吾輩は名無しである 2006/11/23 18:43:45
志賀直哉が何と言おうが、太宰や織田作の文學の価値は、変わらない。
戦後の文學は、志賀には分からなかったと考えるのが、妥当なところだろう。

321: 吾輩は名無しである 2006/11/23 20:19:34
頭悪かったんだろうな。想像力があまりにも貧弱だよな。

325: 吾輩は名無しである 2006/11/23 23:17:59
志賀さんの作品は大好きなんだが、人間性が・・・
って思ってたら、尊敬できる人間性をもった作家って誰だ?

327: 吾輩は名無しである 2006/11/25 16:33:34
>>325
尊敬は、する方の勝手な想いであり、各個人の想いは一般的基準とはまた違う。

芸術は道徳ではない。

333: 吾輩は名無しである 2006/11/28 12:29:28
文章も作品も嫌いではないが、
もしも友達だったら潔癖すぎて付き合いきれないのが志賀直哉。
太宰の文章も好きだが、性格が女々しすぎて友達になりたくない。

335: 吾輩は名無しである 2006/11/28 20:27:36
おーい、志賀大嫌いの安吾も混ぜてくれえ。
しかし俗に無頼派って呼ばれた方々はやたら早死にですねえ…。
石川淳は長生きですが、無頼派って言葉は当てはまらない気が…。
正直、志賀が「小説の神様」などと呼ばれる意味が解りません。
安吾が言ったように「一流の文章家」の方が適当な気がします。
情景描写の力やシンプルな文章力は確かに評価されて然るべきでしょうが、
戯作性においても、文学性(精神性?)においても、
志賀の小説が無頼派と呼ばれた作家のそれより優れているとは思いません。
勿論、教養の無い(極上の水の味が解らない)俺の個人的な意見ですが…。

344: 吾輩は名無しである 2007/01/02 08:23:18
直哉のひ孫が中学にいたけどギャル男だったよw

346: 吾輩は名無しである 2007/01/02 11:09:08
>>344
嘘つくなよハゲ
嘘であって欲しい

357: 吾輩は名無しである 2007/01/17 23:30:47
和解を読んで大津順吉読んで、今日、暗夜行路を買ってきたぞ
今は読める気がする、志賀直哉
遊びのない文章は藤村に似ているが、藤村のような誤魔化しもないな
まあ、暗夜行路を読んでから、何か書きたくなったらまた書くよ

363: 吾輩は名無しである 2007/01/23 21:07:09
暗夜行路 読了
果てしのない闇のような空間と書いたが、その闇でアンカーの役目を果たすのが
お栄だと思っていたのだが、スルーされちまった
後書きで直哉自身がお栄が良く解らないまま書いたと言ってる
んなばかな

364: 吾輩は名無しである 2007/01/23 21:11:18
無宗教で葬式をしたらしいから、暗夜行路の中で仏教的なものに理解の
記述があったのも、納得はしてないつうことだな、つまり死んでも暗夜行路なんだ
あのランボーでも死ぬ間際には洗礼を受けたらしいと言うのにな
小説の神様の闇は深い

365: 吾輩は名無しである 2007/01/23 23:04:14
志賀直哉はもともと葬儀なんかやらずに遺灰はしばらくの間遺族のもとに置いておいて、
遺族が厭になったら海に撒くが良いと思っていたらしい。これはフランスの学者に影響されたんだっけ。
葬式は生前本人が師弟や仲間に話していたことを実践しただけ。
因みに彼の主治医は「志賀さんは最後には生きるのを放棄したように見えた」と言っておった。

366: 吾輩は名無しである 2007/01/23 23:26:45
暗夜行路を読んでの感想だ
漱石の門とかそれからとか、その筋で暗夜行路を読んでいる
あるいは藤村の告白ものとの対比かもしれない
それで葬式を類推している
全編の放蕩のもがきは、愛情へのもがき
後編のそれは全くの闇だ、それが文学なのかや?

369: 吾輩は名無しである 2007/01/24 01:04:33
気になるのなら阿川弘之の「志賀直哉 下巻」を読むといいのでR。
何かヒントがみつかるかもしれないのでR。

370: 吾輩は名無しである 2007/01/24 01:39:27
阿川自身が文学の王道から外れちまった男じゃないかよ
とても志賀直哉を云々できる作品を書いた訳じゃないよね?

375: 吾輩は名無しである 2007/02/02 01:43:43
太宰ファンだが、取り敢えず新潮の「小僧の神様・城の崎にて」を読んで
みた。何か太宰の「如是我聞」読むと、涼しい顔して平気で小動物を殺す
ような人物をイメージしてしまうが、全く逆の印象だ。「城の崎にて」を
読むととても純粋というか、繊細な感性の持ち主のような感じがする。
太宰がオチが弱いと批判してた「雨蛙」も、俺的には面白かった。

377: 吾輩は名無しである 2007/02/02 02:03:33
>>375
志賀直哉は偽善者だからね。
まあ本当に潔癖なところはあるが。

378: 吾輩は名無しである 2007/02/02 11:16:06
三島もそうだが、志賀が太宰を貶したのは、斜陽に於ける陳腐な敬語だよ
志賀も三島も山の手育ちで、津軽のおぼっちゃんの山の手言葉が気に入らなかったのさ

379: 吾輩は名無しである 2007/02/02 21:10:37
志賀直哉は日本語は論理的でないから国語をフランス語にしようと言ったらしい。
『城の崎にて』は名作とは思うけどね。論理的ではないのかな?

385: 吾輩は名無しである 2007/02/03 21:32:01
>>379
論理的か否かは関係ない。
ただ日本語でどんなにいい作品を書いても読むのは日本国民だけだから、
日本語より有名で、日本語と同じくらい綺麗なフランス語を公用語にしたらどうか、って言ったんだ。

389: 吾輩は名無しである 2007/02/07 17:11:53
まあどうでも良いような内容を御大層に書いて小説の神様でござい、
って手法は誰にでも出来そうで出来ないよな。
包装紙だけ立派で中身が貧相な引き出物みたいなもんだぜ、志賀の小説はw

390: 吾輩は名無しである 2007/02/07 17:56:55
>>389
どうかな。
後期は間違いなくそうだね。

401: 吾輩は名無しである 2007/02/13 13:37:48
自分のバカを自覚して『小説の神様』と周囲が言わせるようにしたなら
志賀直哉は一種の天才だと思うけどね。
太宰みたいなガキが噛み付こうが『俺はどうせバカだから。』と聞き流して
いたなら偉い作家だぜ、志賀はw
まあバカになれずに自らバカになろうと悪戦苦闘して最期はバカな死に方
をした三島由紀夫みたいのよりかはバカのまま高齢になるまで生き延びた
志賀直哉の方が遥かに文学者としては立派でしょうな。

402: 吾輩は名無しである 2007/02/13 23:31:19
『小説の神様』は批評家が言い出したこと。
だから志賀直哉は晩年の小説で「批評家は無用の長物」と記している。

403: 吾輩は名無しである 2007/02/14 16:58:33
でも批評家がいなけりゃ志賀なんて屑みたいな文章しか書けない
『バカ』としか思われないだろw
だから志賀直哉にとっちゃあ批評家は必需品なんだよね。大した
文章も書かなかった爺さんを『神様』の位置まで祭り上げてくれた
んだからさ。

406: 吾輩は名無しである 2007/02/15 16:57:09
10代後半から、20代前半にかけて、太宰治命!って感じでした。「暗夜行路」読んでも、ナニコレ?って
感じだった。

そんな私が、結婚して、子供を生んで、35過ぎた今、何気なく もう一度「暗夜行路」読んでみたら・・・・
もうツボにハマってしまって大変ですよ! 余りのよさに、他の志賀直哉作品も、片っ端から読みました。

小説って、読む時期も大切ですね。 つくづく感じました。

407: 吾輩は名無しである 2007/02/15 22:44:13
太宰も三島も安吾も、青春小説なんだよ、大人の小説じゃあない
かと言って貶すわけでもないよ、青春はほろ苦くて切ないもの
大切にはしてる

408: 吾輩は名無しである 2007/02/16 05:20:48
なんでもいいけど本を読んでるだけで特権意識を持つのやめてくれ。文字が
読めることと本が手に入ること、読む時間や体力があることに感謝してくれ。
それが出来ないひともいるんだ。

409: 吾輩は名無しである 2007/02/16 08:59:14
↑それは若いころにちゃんと勉強しなかった人ね。
昔怠けていた人は、大人になってから苦労するんだよお。

411: 吾輩は名無しである 2007/02/16 12:57:22
いや、つまんねえ小説を読破するのには忍耐力は要るぜw
読書なんて趣味の一環だから確かに特権意識を持つ必要なんて無いが
時間なんて自分で何とか工面するもんだろ。通勤の電車の中でだって
本なんて読もうと思えば読めるんだしさ。
俺の知り合いで小説を読むと頭が痛くなる奴がいたけど幼児期に本を
読む習慣を身につけていないとやはり年取ってからでは苦痛なのかもな。
志賀直哉は好きでも嫌いでも無い作家だが読む価値はある作家だと思う。

416: 吾輩は名無しである 2007/02/18 16:18:10
川端もそうだけど、志賀にもある、ある種の非情さは何だろうね
犬の首輪を取ってしまって放し、見限るのだ
でも川端ほど悪の匂いはしないな

425: 吾輩は名無しである 2007/03/04 02:38:17
俺なんて馬鹿だから「好人物の夫婦」の奥さんが
何故最後震えが止まらなかったのかさえ、よくわからない。

最初、「奥さんこそが旦那と離れているうちに悪阻になった」と思っちゃったじゃないか!
誰か教えてクレー

428: 吾輩は名無しである 2007/03/10 00:28:46
>>425
あれは自然な描写なんだと思う。
旦那が落ち着けって言ったからって、
すぐにおさまるようなもんでもないって言いたかったんだろう。

寒いとき、あったかい部屋に入っても
しばらくは歯がカチカチしちゃうことがある。
そんなのと同じかなあと思って読んだ。

429: 吾輩は名無しである 2007/03/21 01:10:36
俺も>>428に同感。
今までの緊張や疑念が解けて、安心とか興奮とかが一気にあふれ出して
抑えられなかったんじゃない?

ところで志賀直哉の声が聞ける動画とかってない?
ものすごく興味があるんだけど

430: 吾輩は名無しである 2007/03/21 01:26:30
>>429
確か志賀直哉自身が自分の作品を朗読したものがあったはず。

これなんかどう?
http://www.shinchosha.co.jp/book/830087/
「志賀直哉の短編より、『城の崎にて』『小僧の神様』『好人物の夫婦』の三編を収録。
また、著者自身による朗読『暗夜行路』『山鳩』の一部も併録。」

450: 吾輩は名無しである 2007/04/15 04:49:37
志賀がいまみればヌーヴォーロマンだと気付いている人はどれくらいいる?

453: 吾輩は名無しである 2007/04/15 15:05:45
>>450
坂口安吾もヌーボロマンだとか言われることあるよね。

でも近代小説へのアンチテーゼをぶちあげて、意識的に書いたわけじゃないからそういう言い方って無意味だと思うんだよね。

452: 吾輩は名無しである 2007/04/15 06:03:54
いかに純文学と言えどもReadabilityを軽視してはいけない

454: 吾輩は名無しである 2007/04/16 02:44:44
まあ逆に言えば、ヌーヴォーロマンなんてのはその程度のものなんだよね。
構成の工夫による「物語」に対する批評性を除けば、エクリチュール最重要視の
活字職人どもの集まりだ。

455: 吾輩は名無しである 2007/04/16 20:48:00
志賀はエクリチュールの力でロマンを破壊しているからすごい。
優れて現代的な作風といえる。

459: 吾輩は名無しである 2007/04/18 00:51:18
つまるところ志賀直哉は小説の神様というわけだ。

460: 吾輩は名無しである 2007/04/18 01:41:00
つまるところ、電車なんかにはねられてしかも死ななかったんだから神様だろう。

461: 吾輩は名無しである 2007/04/18 18:30:05
なんで電車に跳ね飛ばされたの?死にたかったの?

462: 吾輩は名無しである 2007/04/18 21:50:08
>>461
取材の為だよ
正義派読むと分かる

464: 吾輩は名無しである 2007/04/19 16:19:50
>>461
ボーっとしてたから





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コメント

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  • コメント (2)
    • キジトラさん
    • 2013年 10月 16日

    志賀直哉の文章は立派な日本語だ。が、内容が無いよう。でも読んでて文章が気持ちいい。

    • キジトラさん
    • 2013年 10月 16日

    小僧の神様

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