キジトラ速報

健康に気を使いたい忙しい現代人に魔法の杖。3Dプリンターがあなたの食事を変えます
2014/11/12 22:02  コメント (1)
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  • 技術の発展は徐々にSFの世界に追い付き始めているようです。スマートフォンやタブレットの存在も大きな変化でしたが、今度は食べ物さえも印刷できる3Dプリンターの登場です。現在では調理そのものはできないようですが、素材が入ったカプセルという響きはにわかには信じられませんね。



     

    ダブリン(CNN) スペインの新興企業がピザやパスタ、デザートなどの食品をプリントできる3Dプリンターを開発し、アイルランドでこのほど開かれたIT展示会「ウェブサミット」に出品した。来年後半にも発売を見込んでいる。

    ナチュラル・マシーンズ社が発表した「フーディニ」は一見、普通の3Dプリンター。プラスチックの代わりに食材を入れると、パスタやバーガーなどの食品がステンレススチールのカプセルから絞り出される。

    ただしフーディニがやってくれるのは最も難しく手間がかかる工程のみ。例えばピザを作るにはまず生地がプリントされ、続いてソースがプリントされる。ケーキの精巧なデコレーションや、チョコレートの装飾なども作り出せる。

    調理は自分でする必要があるが、今後の製品では調理もできるようにする予定だという。

    前面に搭載されたタッチ画面ではレシピサイトに接続できる。スマートフォンから遠隔操作することも可能。

    来年下半期には大量生産を開始する予定で、まずはプロ向けに売り出し、続いて消費者向けの製品を発売予定。小売り価格は1000ドル(約11万円)前後を見込んでいる。

     

    via: CNN.co.jp : ピザもパスタも3Dプリント、新興企業が来年発売へ

     

    魔法の機械、フーディニ

    改めて紹介しましよう。スペインのナチュラル・マシーンズが発表したフーディニ。にわかには信じがたいことに、食べ物を作り出すことができるというのです。レシピはネット上に上がったものを利用する模様で、素材は備え付けられたカプセルに入れる事で「新鮮な」ものを使えるようです。

     

    作り出すといっても、流石にオーブンに入れて焼き上げたりしてくれるわけではありません。決まった素材を「成形」することに特化しているようです。例えばピザですと、「小麦粉」「トマトソース」「チーズ」などの素材をカプセルに入れると、決まったサイズ(薄さや大きさを指定できる)に作ってくれるわけですね。

     

    あとはそれに野菜や肉を切ったものを載せてオーブンに入れれば完成というわけです。ホームメイドで作ると一番面倒くさい記事作りの部分が簡略化されるのは大きいでしょう。どうやらコンセプトは「新鮮」であることのようです。

     

    フーディニはどんな人をターゲットにしているのか

    とはいえどうにも実感がわかないのでターゲットを調べてみました。この記事だけだとよくわからないので公式サイトに飛んでみると、充実したQ&Aが用意されており、発売の時期なども明確に記されているようです。どうやら…本気のようです。普及するには時間がかかるでしょうが、3Dプリンターの現実世界への参入という意味では大きな一歩になるでしょう。

     

    というわけで、具体的なコンセプトならびにターゲットを確認してみましょう。Q&Aにはこのような項目を発見しました。

     

    Q: Why would anyone want to 3D print food? What recipes are suitable for 3D printing? Do you have examples?

    A: Today, too many people eat too much convenience foods, processed foods, packaged foods, or pre-made meals – many with ingredients that are unidentifiable to the common consumer, versus homemade, healthy foods and snacks. But there is the problem of people not having enough time to make homemade foods from scratch. Enter Foodini. Foodini is a kitchen appliance that takes on the difficult parts of making food that is hard or time-consuming to make fully by hand. By 3D printing food, you automate some of the assembly or finishing steps of home cooking, thus making it easier to create freshly made meals and snacks.

     

    via: NATURAL MACHINES / FAQs

     

    まずは質問を簡単に訳しますと、「Q:3Dプリンター食品はどんな人が求めるのですか? どんなレシピが3Dプリンターに向いていますか?」という質問に対して、このように答えています。

     

    今日、余りにも多くの人たちが調理済み製品や温めるだけで食べられるようなインスタント食品を食べています。家庭で作る健康的な料理と比べて、どんな材料が使われているか多くの消費者は知りません。しかし、そもそも忙しくて家庭で料理を作る時間を取れないことも問題です。そんな人のためのフーディニなんです。

     

    フーディニは手作業でやるには面倒で時間のかかる作業を代わりに行います。3Dプリントによって作られたものを組み合わせたり、最終工程だけをしていただくだけでよくなるのです。これによって、新鮮な出来立て料理を食べることができるようになるのです。

     

    とのこと。つまるところ、インスタント食品やら調理済み食品の台頭に対して手作り料理の方がいいのではないか。そして、そのために時間がない人のためにその工程を大幅に省略することが出来ますよ。こういった健康には気を使いたいけれど忙しい現代人をターゲットにしているようです。

     

    Q: How does it work in terms of ingredients? Does Natural Machines supply the ingredients for the printer, or does the user make them? Do I have to buy food capsules from Natural Machines?

    A: We are using an open capsule model, meaning the consumer prepares and places ingredients in Foodini. Consumers are not forced to buy pre-packaged food capsules specifically for Foodini.

    As an added ease of use for consumers, we are looking into working with retailers that can prepare pre-packaged food capsules made freshly in-store as an alternative option for consumers. Imagine going to a store, picking up a 5 capsule pack of ravioli ingredients pre-made in the store using fresh ingredients, going home and popping them into Foodini to print.

    via: NATURAL MACHINES / FAQs

     

    面白いところは、「素材がどんなものかわからない」という点を調理済み料理やインスタント食品に対して疑問視しているところです。フーディニでは自らカプセルに素材を入れるため、自分の好きなブランドのものが使えるようです。企業と協力してフーディニ専用のカプセル入り素材も提供する予定はあるようですが、それにしても「どんな素材を使っているのか」が可視化されるわけですね。

     

    科学技術と生活

    実銃のデータをダウンロードして3Dプリントで印刷するなど、問題視されることも多い3Dプリンターですが新しい形で世界に提供されることでその目も変わっていくように思います。これが実用化されるようになる社会というのは、まだまだ想像がつきませんがフードプロセッサーなどが登場した時もこんな感覚だったのかなとも思います。

     

    これによって世界中のレシピがネットに出るようになれば、今ともっと違う料理文化の広がりを見せるように思います。素材は今ならどこのものでも買えますが、レシピとなるとなかなか。実際の形や厚みなんかもわかりづらいですが、これなら現地の人が作ったものをデータ化することでよりリアルなものを共有できるようになるわけですね。

     

    となってくるとますます輸出入というものの在り方も変わってくるかもしれません。インターネットの登場とともに、データはもはや輸出入されるものではなくなりましたよね。それと同じくらい大きなパラダイムシフトの大きな流れの一つのようにも思います。

     

    まとめ

    健康に気を使いたいけれど時間がない現代人、という状況への回答が「3Dプリンター」というのがなんとも面白くて思わず記事にしてしまいました。健康に気を使ってる人は食品を印刷して新鮮な料理を食べる時代が来るのでしょうか。うーん、まだまだ現実感はわきませんね。

     

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    カテゴリー 芦山悠太 健康・病気

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    1. キジトラさん
      2014年11月13日12:42  ID: NDc4NTQzN

      遺伝子組み換えの大豆が50%未満なら「遺伝子組み換えでない」と表示できます。
      信用して買った材料がダメなら加工工程だけ「見える化」しても仕方ないような気がします。

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