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子どもを産まないのが問題、より「高齢者がわるいようなイメージ」の方が問題。副総理麻生太郎氏の発言を受けて

失言の続く麻生副総理に対して、激戦区では「勘弁してくれ」という雰囲気もでているようです。この二年で利益を出していない経営者に対する「運が悪いか能力がないか」といった発言はもとより、「子どもを産まないのが問題」といった発言が飛び出しています。しかし、「高齢者が悪いようなイメージを作っている人がいる」としたらそれも同じように大問題ではないでしょうか。



 

安倍首相が事故にでも遭ったら、副総理として職務を代行する男の発言だ。あっさり「またか」と聞き流すわけにはいかない。麻生太郎氏が問題発言を連発している。

 麻生副総理は6日の長野・松本市内の街頭演説では、アベノミクスを自画自賛しつつ「(結果を)出していないのはよほど運が悪いか、経営者に能力がないからだ」と言ってのけた。

 続けて7日の札幌市内の応援演説では、少子高齢化に伴う社会保障費増について「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいるが、子どもを産まないのが問題」と言い放った。しかし、よく言うよ、だ。

「アベノミクスのあおりで、地方の中小企業はコスト高で青息吐息です。税金と物価だけが上がって、若者は子どもを産む余裕もない。麻生さんはそういう庶民の実態を、まるで分かっていない。いずれにせよ“ナンバー2”の発言ですから、それが安倍政権の本質といえるでしょう」(政治評論家・山口朝雄氏)

via: 日刊ゲンダイ|「もう勘弁して…」麻生副総理の“失言連発”に激戦区から悲鳴

 

情報整理

様々な失言が問題となっている麻生副総理ですが、今回は「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいるが、子どもを産まないのが問題」という発言について考えていきましょう。

 

多くの場合、この「子どもを産まないのが問題」という部分だけが取り沙汰されているように思いますが、私はむしろ前文に示されたような雰囲気が存在していることのほうが問題だと感じます。

 

高齢者は悪い、のか

さて、最近ではすっかり「社会保障費」あるいは「年金」(生活保護も含むか)といったシステムが問題視されています。予算における社会保障費の増大と、それに伴う若者への補償の欠落に関心が集まっているからでしょうか。

 

よくある意見を見る限り、高齢者の医療自己負担が低すぎることや、年金制度についての不満、定年の上限が伸びたことで若者の勤労に差し支えが出ている、ことなどが中心のようです。

 

これらを一つ一つ、簡単に考えていくとしましょう。

 

医療費自己負担について

 子どもを産まないのが問題、より「高齢者がわるいようなイメージ」の方が問題。副総理麻生太郎氏の発言を受けて 東京都歯科健康保険組合-70歳以上75歳未満の高齢者は所得により2割または3割負担となります

 

参照記事には、簡単な制度の説明が書かれていたので載せておきました。今までは一割負担だったものが、少しずつ引き上げられていきますよ、現役なみに稼いでいる人は3割負担ですよ、というのが概略でしょうか。

 

ここから見えることは、一つ「高齢者も負担を増している」、二つ「突然の予算計画の変更」これです。今までの負担に比べて1割以上増えることになるわけですが、もちろん収入が上がる可能性は全くありません。

 

入院していた人や持病を持っている人たちからすると、大変大きな痛手になります。思っていたよりも高くなる、そしてそれは死ぬまで続く、そして収入が増えることはない、という先行きの見えない不安を想像してみてください。これは大変恐ろしいことです。(派遣業やブラック企業で働く若者も同じかもしれない)

 

悪者だなんてとんでもない、むしろ被害者とすら言えると思います。継続不可能な医療サービスを設計したのは誰か。それは政府ですよ。高齢者の方は単にそのサービスを利用していただけです。

 

自分の生活を脅かすようなものに反対するのは誰でも当たり前ですから、頭で「若者のために耐えられたら」と思いつつ、現実の生活を前に「それでも1割負担が増すのは辛い」と考えるのは当然です。責められるべきものではないでしょう。

 

年金制度について

これまた、高齢者がなんらかの責任を持つものではないと言えるでしょう。まして、これから年金を受給するような人たちは皆年金を納めてきて、それを受け取るだけのことなのです。当たり前の権利です。言われていた通りに払い、言われていた分の額を受け取る。

 

むしろこれが行われないほうが大変な衝撃です。国家ぐるみの詐欺ですよ。そのお金を前提に将来設計をしていたのですから、それが減額になることは大変怖いことです。先述した「収入が増える事はない」という状況よりもさらに怖い、「あとどのくらいもらえるかわからない」という闇に放り込むわけです。

 

これまた悪いのは持続可能でない政策を行ってきた政府であり、そのサービスを利用しているだけの高齢者になんら責められる謂れはありません。

 

定年年齢について

最近では、60歳で定年を迎えた後に再就職することで、賃金は大幅に下がるけれども労働を続けることができるようになりました。若者達からすると、上が減らないので労働機会が奪われていると感じるでしょう。そしてそれは間違ってはいません。

 

しかしながら、年金支給のタイミングが遅くなり続けていることを見過ごしてはなりません。本来であればもらえるはずだったタイミングからの支給がなく、その間は収入が0になるわけです。0ですよ。使えば貯金は減るんです。

 

そのような状態で、そもそも支給されることを前提に暮らしてきた人間が、誰もかれも「生きていける」わけではないのです。そんなにみんながみんな貯金しているわけないじゃないですか。だって貯金は年金だったわけです。決まった額が振り込まれてくるはずだったんですよ。

 

不幸なのは若者だけではありません、未来が見えないのも若者だけではありません。収入がどうなるかわからない、医療にもかかりづらい、もちろん働く能力はもう十分には残っていない。そんなに恐ろしいことがありますか。(介護問題で予想していたより更に高い生活費が掛かるであろうことも忘れてはいけません)

 

まとめ

このように考えてみると、決して若者だけがこの様々な政策の被害者になっているわけではないことがわかると思います。この制度は誰に迷惑がかかるものでもないと政府は言ってきたわけですし、国民がそう思ってきたことは確かなことです。

 

それなのに、介護費用は高まるばかりで、地元の若者は消えて、医療費の負担は増えるのに年金は減額の恐れがあって、支給まで頑張ろうと思って再就職したらこの始末。

 

もちろん「産まないほうが悪い」などという失言は最早どこから怒ればいいのかわかりません。まったく同じ理由で若者もまた結婚し、子供を作ることに不安を覚えているからです。先行きの見えない世界に苦しめられているのは、若者もまた同じです。

 

少なくとも、明確な「悪者」を作ることが得策とは言えません。そして多くの場合それは間違っているでしょう。大切なことは、現状をしっかり認識した上でより良い方向へ進んで行くことであって、誰かを悪者にして「老人はさっさと死ね」などと言うことではないはずです。

 

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5d0bcc8cb2f80ab08ec5ab45993c8900 子どもを産まないのが問題、より「高齢者がわるいようなイメージ」の方が問題。副総理麻生太郎氏の発言を受けて




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コメント

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  • コメント (2)
    • キジトラさん
    • 2014年 12月 10日

    管理人さんの意見と大体同じです。

    システムの問題をシステムの利用者に押し付けるのは間違っているんです。
    若者の気持ちも分かりますが年寄りだって安泰なわけじゃない。まずはそこを理解しなくては。
    だからロウガイ!とか言ってる若者を見ると、その無知さに愕然とし絶望感さえ感じます。

    だけど年金、医療制度に問題がないわけではないので、誰を責めるというわけではなく
    冷静に問題点を考える必要はあるんです。

    管理人さんご指摘の通り高齢者の医療費負担は実際に上がっています。
    現実問題としてこれ以上は上げることはできません。年金も無理やり金額を減らすことはできないでしょう。
    国民年金に比べて厚生年金・共済年金は恵まれていますが、だからといって大幅な減額は難しい。
    もうその受給前提で生活設計をしているわけですからね。

    今回の麻生さんの発言を私は全然気にしていません。
    若者がロウガイ!といって年寄りを叩くのとは意味が違うと思うからです。
    発言の真意としては、高齢者はそもそも約束どおりの納付を行い給付を受けている。
    全く悪いところはない。その意味で言えば高齢者を叩いても状況は変える事はできない。

    でも若者は子供を産むことは状況を変える事は可能です。将来設計として。
    現実に状況を好転させるのであれば若者の出産の方しかないんです。
    そう考えるのは実は当たり前の事だし合理的な発想なんです。
    ここ大事ですが、実は麻生さんは”悪い”とは言ってません。”問題”と言っている。
    これは問題点を認識して問題提起を行ったと考える方が実は理に適っているんです。

    現状を認識し現状の仕組みのまま状況を好転さる為の合理的な発言。
    そう考えれば何もおかしくない。
    麻生さんの発言を受けても産みたくなければ”NO!”と言えばいいだけです。
    だから別に若者を悪者にしている訳でもないんです。
    (問題=悪者と認識される人がいるのも理解できますが、でもそれはオーバーリアクションです)

    全ては現状のシステムで状況をを好転させる為の方策のひとつです。
    それをヒステリックに反応して騒ぐ必要なんてありません。
    そこが実は本論であり重要なんだと私は思っています。

    こういう事が問題視されるのに何故システムの事に誰も言及しないのか不思議で仕方ありません。
    社会はママゴトじゃないんです。
    あれ言ったー!傷ついたー!責任取れー!じゃ何も変わらないんです。
    それで満足するのは被害者コスプレ気取ったエセ弱者であって、それで社会が好転するもんでもない。

    もう辞めましょうよ。と私は本当に思います。
    くだらん事に時間と力を注ぐのなら、医療制度と年金制度の本気の改革案でも考えたほうがいい。
    それこそが高齢者も若者も幸せになる唯一の手段です。それしかないんです。
    根本を変えないでうわべだけの安っぽいプライドだけを満足させたって何の意味もない。
    もうこういうお遊びは本当に辟易しています。

    社会全体の思考ベクトルがネガティブ向きなんでしょうね。
    だから前に進めようとしないで叩くことにだけ夢中になる。
    叩いても何も変わらないのに。これってネガティブそのものでしょ?
    社会全体から考えると。

    繰り返しますが、麻生さんは現在のシステムのまま状況を好転させる為の方策のひとつとして
    発言したのであれば何も悪いことは言っていない。という結論です。

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 11日

    姥捨て山を復活すればすべて解決

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