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博物館の「闇」 奪われた芸術品は今も海外に。ーギリシャー

博物館や美術館には、様々なものが収められています。もっとも有名な大英博物館には、多くのミイラやアフリカのマスクなど、貴重で価値ある文化に関する品々が展示されています。そしてもちろん、ギリシャやペルシアあたりの文化もたっぷりと収められているわけですが、そんな国々が返還を要求しています。博物館の闇に触れてみましょう。



 

イギリス・ロンドンの大英博物館は5日、19世紀にギリシャのパルテノン神殿からイギリスへ運ばれ収蔵されている彫刻を、ロシアのエルミタージュ美術館に初めて貸し出したと発表し、彫刻の返還を求めているギリシャ政府が反発しています。

この彫刻は、ギリシャの首都アテネにあるパルテノン神殿に飾られていた複数の彫刻のうちの一つです。
大英博物館は5日、この彫刻をロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の開館250年に合わせて貸し出したと発表しました。
6日から一般に公開されます。
大英博物館によりますと、パルテノン神殿の彫刻は、19世紀の初めイギリスの大使が許可を得て持ち帰ったということで、1816年から収蔵されて以降、貸し出しは初めてです。
一方、ギリシャ政府は、彫刻は奪われたものだとして繰り返し返還を求めていて、今回の貸し出しについても、「ギリシャ国民を傷つける行為だ。イギリス側は最近まで動かすことはできないと言ってきた」と反発しています。
大英博物館の運営を管理する理事会のランバート理事長は、「もしギリシャから貸し出しの要請があり、確実に返還されるという確信があるなら検討する」と述べていますが、過去にイギリスへ運ばれた文化財の返還を巡る議論が改めて高まりそうです。

 

via: 大英博物館の彫刻貸し出しにギリシャ反発 NHKニュース

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長が、古代エジプト文字の解読のカギとなったロゼッタストーンをエジプトに返還するよう、大英博物館に要求することを明らかにした。

 ハワス事務局長は、ロイターの取材で「大英博物館に書簡を送るつもりだ。ロゼッタストーンを永久にエジプトに戻す必要があることを伝える」と話した。同事務局長は当初、2012年にカイロ近郊に開館する博物館への一時的な貸し出しを求めていたが、今は貸し出しだけでは受け入れることはできないとの考えを示している。

 

 紀元前196年のものとされるロゼッタストーンは、1799年にナポレオンの遠征軍が発見し、1801年に英国軍がフランス軍を破ったことから、英国の手に渡った。

 

 大英博物館側は、博物館としての目的を果たすために収蔵品の一部を失うことはできないと説明。エジプトへの一時的な貸し出しについては、時期を見て検討すると発表している。

 

via: ロゼッタストーンの返還、エジプトが大英博物館に要求 | Reuters

 

情報整理

さて、多くの闇を抱えた大英博物館(ならびに欧州の多くの有名博物館、美術館)について本日は触れていきましょう。今回はギリシャからの返還要求についての記事が出ていました。

 

件の彫刻は本来パルテノン神殿にて公開されていた、文化的にも非常に価値あるもののようで、いくつか他の記事を見てみたところ、どうやら下の参照記事に記載された彫刻のようです。

 

 博物館の「闇」 奪われた芸術品は今も海外に。ーギリシャー 朝日新聞GLOBE|文化財は誰のものか--交渉の枠組み

 

古代ギリシャのパルテノン神殿に飾られていたこのレリーフ群は1801年、イギリス大使だったエルギン卿によってオスマン帝国支配下のギリシャから持ち出され、英国議会に買い取られたのち、大英博物館に収められた。

via: 朝日新聞GLOBE|文化財は誰のものか--交渉の枠組み

 

上記は参照記事の引用ですが、このような経緯を考えると果たして大英博物館がその彫刻を持つ「正当性」が「所有権」によって証明される類の問題ではないように思います。戦時中に奪ったものの所有権が正当化されるのは、こと美術品においては、批判の的となりうる難しい議論です。

 

そして、この彫刻がロシアの美術家に貸し出されたということに対してギリシャ国民(政府)は反発を強めているようです。

 

美術品はどこにあるべきか?

これは極めて難しい問題を孕んでいますが、一つ確かなことは「自国の芸術は自国のもの」という価値観と、そうではない価値観があるということです。合法不法を問わず、原産国への返還ないし譲渡が声高に叫ばれる理由は、「その国の文化、誇りである美術品は原産国にあるべき」という考え方でしょう。

 

歴史において重要なものは、単にデータや教科書に書かれた事項に限らず、このような偉大で価値ある美術品なども、その国の文化を形作ってきた、あるいは象徴してきたものであるだけに、国家としては手元に戻したいと考えるのは必然です。

 

博物館側としても、複数の論理が成立しているようです。「そのままの場所にあったら破壊されていた」「保存技術が確かではなく、最先端のすぐれた技術で保管するべき」「文化の散逸を防いだ」「美術品は一国に留まらず普遍的な価値を持ち、それを博物学的な知見に基づいて公開することには価値がある」といったものです。

 

どれも確かではありますが、少なくとも最初の2つについては、むしろ積極的に他国の美術館にも保存技術を供与することが世界全体の美術品の保存に役立ちますし、その義務を持つのが当事者である美術館・博物館ですのであまり説得的ではありません。

 

しかし、「美術品は一国に留まらず普遍的な価値を持ち、それを博物学的な知見に基づいて公開することには価値がある」という考え方については一考の余地がありそうです。

 

美術品は誰のものか?

そもそも美術品とは誰のものか、そう言われると所有権的な議論が現れてきます。多くの場合は、作った芸術品は貴族やパトロンなどが買い上げているはずなので、当事の政府や貴族らが所有していたと思われます。

 

それを正当な商取引で買った場合は、所有権は相手方に渡るわけですが、こういった形の取引であっても原産国が返還を要求してくる場合があります。所有権という観点からすると、論理的に成立しがたいようにも感じますが、原産国は真剣です。

 

しかしながら所有権での争いになると泥沼化することから、最近では「永久貸与」という形で所有権の問題を棚上げして返還するという動きもあるようです。大きな一歩であることは確かですが、それが果たして「人類全体の普遍的価値」にとっていいことなのかは中々判断がつきません。

 

まとめ

大英博物館に行くと、様々な歴史の匂いがしてきます。エジプト、アフリカはもちろん、南米のアステカ文明や中東の古代文明に至るまで、非常に広範な地域の特色ある文化を展示しており、その価値は素人の私にはわからないほどのものを感じました。

 

しかし同時に、初めて大英博物館に行った時に違和感を覚えたことも確かでした。数々のミイラは古くはエジプトの王族やそれに準ずる人たちでしょう。自国の王族の遺体が観衆に晒されることは、自分の身に置き換えてみると変な感じがしました。

 

アフリカの様々な品目にも少し畏怖を感じました。色々な表情のマスクや不思議な形の美術品の数々に、「これは果たして国外に持ち出していいものなのだろうか」と訝しんだものです。

 

それ以来、こういった記事が出る度に目を通すことにしているのですが、あの素晴らしさと違和感が同居した雰囲気は今も変わりません。今後、こういった美術品などの返還運動がどのように動くのか、動いて欲しいと思っているのか、まだ自分の中では定まっていません。

 

みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

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