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ブラック企業で働くくらいなら生活保護を受けよう 

ブラック企業で働き続けるくらいなら生活保護を受けた方がマシ

プロブロガーのイケダハヤト氏が、NPO団体POSSEの事務局長の言葉を引用しつつ、「ブラック企業で働き続けるくらいなら生活保護を受けた方がマシだ」という記事を書いています。

 

生活保護とブラック企業を2項対立で描くってのは、机上の議論としては面白いのかもしれませんが、現実世界ではあまりに突飛すぎる発想のように思えます。



セーフティーネットとブラック企業は違うもの

ブラック企業をつぶすためには、働き続けて加担するのではなく、離職・転職して困らせるのが一番だ。 これはすき家などのケースを見ていても明らかだと感じます。この部分に関しては基本的に同意。

 

しかし、生活保護というセーフティネットをこういうシーンで簡単に使ってしまうのは違和感が…。生活保護のハードルを上げるべきだ・下げるべきではない、とは言いません。ですが、ブラック企業を辞めていきなり生活保護ってのは、多くの人の理解を得られないでしょう。そのような人が増えてきたら、障害・病気・老齢などで職につけずに生活保護を受給しているというような方々に対する風当たりもますます強くなることでしょう。

 

何かあったら生活保護があるって発想自体は否定しませんが、こういう安易な発想は(教室事例だとしても)賛同はできません。ブロゴスコメントでもツッコミが多数ありましたが、まずは失業保険などで対応ってのが普通の発想でしょう。

 

労働者の責任を過大に捉えすぎ

「ブラック企業に勤めているということは、ブラック企業を支えていることだ」「違法な労働に関わっている状態だ」というような考え方についてもよくよく考えると多少の違和感が…

 

ブラック企業に勤めている人にも責任はあるんでしょうか。「いじめられる側に責任があるのか」云々の議論と似ている… 確かに、労働力を提供することで企業を長らえさせているという事実は存在します。しかし、それ自体はさほど責められるべき事由のようには思えません。 すき家で食事をしている人(収益に貢献している人)と同じくらいの責任なんじゃないでしょうか。

 

どうも、POSSE事務局長の「詐欺まがいの営業に加担し続けることはある種のわがままだ」という論調は、労働者の責任を過大に表現しすぎなんじゃないかと思えます。 理想が高すぎて現実が見えなくなっているんじゃないかとツッコミたくなるような…。 こういうアンチブラック企業が増えてくると、逆にブラック企業を擁護したくなるような人も出てきはじめるんじゃないかとちょっと危惧してしまうほど。

 

記事引用

非常に共感できる主張が「NOと言えない若者がブラック企業に負けず働く方法」に記されていました。

体を壊すくらいなら、ブラック企業を辞めて生活保護を受けた方がいい

労働相談に取り組むNPO、POSSEの事務局長・川村さんはこのように語っています。

やや挑発的な物言いになりますが、たとえば「ブラック企業」で働いて体を壊したり、詐欺まがいの営業を続けたりするくらいなら、仕事を辞めて生活保護を受けた方がいいと思います。

(中略)「生活保護を受けたくないけど他に仕事がないから」といって詐欺まがいの営業に加担しつづけることは、ある種のわがままだと言ってよいでしょう。

突飛な意見ですが、本人はもちろん、社会にとっても、そのまま働き続けて精神疾患にかかるより、よほどいいとのことです。

生活保護を受けながら再就職先を探す。POSSEに来る相談者でも躊躇する人がほとんどですが、個人的な生活を考えても、社会全体にとっての経済負担を考えても、そのまま「ブラック企業」で精神疾患にかかってしまうよりは、よっぽどいいと思います。

これはまったく同感で、一度うつ病にかかってしまうと、復職は非常に困難になります。何度も復職に失敗して、いつの間にか会社からいなくなってしまう方。みなさんの周りにもいらっしゃるかもしれません。ぼくの知っている範囲でも、長期間苦しんでいる方が、軽く5人くらい思い浮かびます。

うつ病を主因として休職した社員は、職場に復帰しても50%が再発して再び休職してしまうという。2回目の復職では70%、3回目では90%といわれる。

うつ復職者への甘やかしは不要 従来型も現代型も根にある要因は同じ 精神科産業医 吉野聡医師に聞く WEDGE Infinity(ウェッジ)

うつや自殺の経済損失は、年間2.7兆円の損失になっているとか。もっとも、このデータはブラック企業を起因としたうつ病、自殺に限ったものではありませんが。

厚労省は今年9月、うつ病や自殺による日本の経済損失額が、年間約2.7兆円に上るという推計結果を公表した。

毎日新聞の報道によると、経済損失額の内訳は、09年に自殺した15~69歳の2万6539人が働き続けた場合に得られたはずの生涯所得額が1兆9028億円。うつ病による生活保護の支給額が3046億円。うつ病の医療費が2971億円。うつ病で休職したことによる賃金所得の損失額が1094億円――などとなっている。

自殺や精神疾患による経済損失は年間約15.2兆円?対策を怠ってきた日本が被る“大きなツケ”|「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン

インフルエンザに掛かったら、おとなしく休もう

「ブラック企業で頑張って働きつづける」のは、「インフルエンザに掛かっているのに頑張って出社する」ようなものだと思います。頑張って働くことはすばらしいですが、それが原因で体を壊したり、「違法な労働」というウイルスを蔓延させてしまっては、結局自分と他人のためにならないわけです。

明らかに辛い状況なんですから、おとなしく休みましょう。その期間にしっかりと体力を回復させるべきですし、「過度に頑張らなくてもよい環境」に移動すべきです。そういった「必要な休憩」を取るために、ぼくは税金を払っているつもりです。

生活保護を躊躇する方は、よく「社会に迷惑をかけたくない」とおっしゃいます。自分が入った「ブラック企業」を生き残らせないかたちでその思いが実現されるのであれば、それはすばらしいことだと思います。でも、そういう思いは、えてして「ブラック企業」を生き延びさせてしまうことにつながります。

違法な労働を強いる企業を延命させてしまっては、元も子もありません。社会をよくしていくためにも、「心身を壊したり、違法な労働に関わりつづけるくらいなら、生活保護を受給する」という選択肢を広めていきたいものです。

なお、川村さんも書中に書いているとおり、「生活保護くらいしか頼れるものがない」という状況にも課題があると考えられます。精神的なハードルも高い制度ですし、より気軽に利用できる仕組みが用意されると、違法な労働、人の健康・命・人権を蝕む労働を減らしていくことができるでしょう。ここら辺はより大きな動きを作っていきたいところです。

自分の仕事に悩んでいる方は、ぜひとも手に取っておきたい一冊です。POSSEは労働相談も受け付けているので、お困りの方は頼ってみるとよいでしょう。

 

via: ブラック企業で働きつづけて体を壊すくらいなら、仕事を辞めて生活保護を受けよう

 

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コメント

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  • コメント (4)
    • キジトラさん
    • 2014年 6月 26日

    まぁもっともなことだけど、
    こういう記事って国から圧力かかってくるんだろうなぁ…
    うつ病に対して国は大体「知ったこっちゃねぇ」って態度だし。

    • キジトラさん
    • 2014年 6月 26日

    サヨク的発想ですよねえ。
    これ突き詰めていくと「ブラック企業で」が外れそうですw

    • キジトラさん
    • 2014年 6月 27日

    次の仕事へのつなぎとしてならアリなのか・・・?
    俺も心身ぶっ壊して退職して今じゃ無職だが、生活保護の受給には抵抗がある。

    • キジトラさん
    • 2014年 6月 27日

    まずブラック企業が蔓延している現状を何とかするのが先では

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