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残業と努力とブラック企業 

クロスリバーCEOの川合雅寛氏が、「残業と努力とブラック企業」の関係について語る

クロスリバーCEOの川合雅寛氏が、「残業と努力とブラック企業」の関係について語るブログ記事を書いていました。

 

最近、ブラック企業問題について考えることが多いので、非常に興味深く読ませてもらいました。ところどころ違う意見も多かったのですが、なるほどなぁと思わせられる部分も…。





努力の方向を間違えているのに愚痴る人

努力論については、特に同意。効率が悪い・努力の方向を間違えている人が「こんなに努力をしているのに」と愚痴っているってパターン、実は結構多いんじゃないかと思っています。自分ができないだけなのに、自分は努力をしたんだと思い込んで…結果が出てないのを周囲のせい・所属している組織のせいにしてしまう…

 

環境や周囲の人に責任をなすりつけて、自分ができない人間だってことを認めようとしないってのいうは決して珍しいことではありません。わたし自身も組織に属していたときには、よくそんなことを考えていました。

 

自営業には残業云々の観念がない

今は、自営業をやっているので、残業云々という観念はなくなってしまいました。結果が出なければ、食べていけませんし、周囲のせいにして嘆いても状況は何も変わりません。なかなかシビアなものです。 時給制でボケーとしてても給料が保証されてるって立場を時折羨ましくも思ってしまいますw もちろん、サラリーマンにはサラリーマンなりの悩み・苦労があるのは事実ですが。

 

こういう自営業の立場にいるのにも関わらず、私はどういうわけだかブラック企業的な発想をする経営者が大嫌いです。夜遅くまで川合氏のブログの「夜遅くまで残って仕事をこなすことが武勇伝」云々、残業は当たり前云々という謎の根性論・精神論も好きではありません。残業しても生き生きしているのが当たり前…ちょっと体が弱いわたしにはついていけない。体育会系のノリですな。

 

社畜精神が理解できない

よくよく考えてみると、自営業だからこそブラック的な発想が嫌いなのかもしれません。自分の儲けにつながらないのに会社に貢献するだとかいう社畜精神というものがどうも理解できない…。会社に忠誠を誓えば、必ず昇進できる・昇給できるっていうのなら分かるのですが、そうではないのに忠誠を求めたり、30分前から出社して新聞を読むことを促したりするってのはどうも抵抗があります。ま、社畜は褒め言葉だ、と胸を張って語る人もいるくらいですから、本人が良ければそれでいいのでしょうけど。

 

記事引用

「残業」は努力ではない。ブラック企業と騒ぐ前に – 川合雅寛から引用

努力する人間になってはいけない

 

昨年9月にロゼッタストーン社から出版された「努力する人間にはなってはいけない〜学校と仕事と社会の新人論」で非常に重要なポイントなっているのが努力と言うのもの定義です。一般に頑張ること=努力なのですが、芦田先生はこれだけではダメだとお話されています。一つの例えとして努力の定義で最もダメなものはどれでしょうか?

 

  • 1:努力して、結果も出す
  • 2:努力しなくても、そこそこの結果が出ている
  • 3:努力したが、結果は出ていない
  • 4:努力もせず、結果も出ていない

 

答えは3「努力したが、結果が出ていない」です。何故ならば、労働時間と成果という観点で評価した時3だけがコストが最も掛かり、組織に対するリターンが全くない状態になるからです。むしろ、4の方がコストは最小限だけど結果も出ていない。本人もどうしてダメなのか理解しているわけですが、3の場合は本人は行動プロセスの間違いに気がついていない可能性が非常に高く、次のフェーズでも結果は出ないでしょう。

 

これは組織のとっては最悪な状態です。そして、こういう人がブラックだ!と騒ぐわけです。

 

「即戦力」を求める企業はブラック企業なのか。

 

さて、ラジオの中で芦田先生はこの様にお話をされていました。

 

「即戦力を求める企業は所詮その程度の企業でしか無い。教える余裕がどこにもないから」

 

これは一理あります。芦田先生の論理からすると、一般的な教育を受けた人ならばまずは大企業を目指しなさい、10年程度勤めてから次を考えなさいという事になります。確かに大多数の人にとっては合っているのではないかと私は思います。

 

また、この「その程度」という部分をどの様に解釈するかによって扇情的になりやすいのですが、ベンチャーのような今直ぐ成長したい企業であれば、会社を成長させてくれる能力の高く成長意欲の高いか一緒に成長してくれるような社員を欲しがるはずですから当然です。むしろ口を開けて教えてくれないから出来ませんと言ってしまう様な人は成長企業では務まらないわけです。

 

ところが、ここを勘違いして成長企業等に入社し、残業が多い事、先輩からのパワハラ的な指導等が話題に上がる事が多いわけですが、言われている企業すべてが本当にそうなのかというと違うのではないかと私は思います。

 

大企業でも部署や時期によってはブラック企業化する

 

もし仮に、残業が多いパワハラがあると言うことでブラック企業と認定されるのであれば、私が所属していた時期の日立製作所もすさまじいブラック企業となってしまいます。当時私も含め事業所全体が電子政府構築計画に湧いていて、不夜城と呼ばれるぐらい12時を回ってもフロアの電気は消えることがありません。会社のビルの前にはタクシーが長蛇の列を成し深夜帰宅組を待ち構えているのが当たり前でした。これは日立製作所に限らず、他のメーカー系SIerも同様だと思います。SIerとはシステムインテグレーターの略でエスアイヤーと発音します。建築業界でいうところの「ゼネコン」に相当し、主に大規模なコンピュータシステムを作る仕事を一括受注し、関連企業へタスクを割り振り進捗を管理するのが仕事です。

 

夜遅くまで残って仕事をこなすことが武勇伝のように語られていましたし、同期同士で夜中未来を語り合っていたりもしてました。このような事が当たり前の会社ですし、SIerは当たり前でしたから、産業医面談などで他社の2倍以上働いているのにみんな生き生きしていると聞いて当たり前だと思っていました。

 

もちろん、体調を崩す人も居たことは事実としてありますので、すべてが前向きな話ばかりではありませんが残業代も深夜帰宅タクシー代も支払われているのならばトレードオフと考えて良いと思います。ワークライフバランスの問題も有りますが、やらねばならぬ時はあるので、それが全てでは無いと思います。

 

努力とはあなたが勝手にやった残業の事ではない

 

会社側が本当に悪意を持って搾取しようとしているのならば、労働基準法に則り裁かれるべきだと思いますが、実際はその前の段階で止まっているのではないでしょうか? つまり「努力したけど、結果が出なかったので、もっと「努力」します」という人がたくさんいるのではないでしょうか、と言うことなのです。一見当たり前のように見えますが、最初にも書いたとおり、努力を残業に置き換えてみるとおかしいと思いませんか?

 

なぜ、努力=残業すれば、結果が出ると仮定できるのでしょうか?そして、このセルフ長時間残業というものが最も厄介な存在で、私頑張りましたと主張され、まわりの社員も「○○さんは頑張って仕事してましたよ(何をしていたのかは知らないけど)」となり、非常に同情を生むという負のスパイラルに陥りやすいのです。

 

本当の頑張るというのは、結果から逆算し行動プロセスを常に見直し最終的に目に見える行動結果をアウトプットするというものではないかと私は思います。労働集約的に働いたから評価して欲しいというのは、働いているわけではなくただ、そこに居た事にしかなりません。知識労働者にとって労働とは、常にアウトプットされるものに紐付けられるわけで、時間を消費することではないのです。

 

ブラック企業と言う前に、その職場はあなたに合っているのか。 楽天、リクルート、光通信の営業はブラックだ!と言うのはとても簡単です。しかし、部署の強制移動等ではなく自分で選んだのにも関わらず、ブラックだと騒いでいるのでしたらお門違いです。新卒なり中途採用なりで入社してきた時に十分にリサーチしたのではないでしょうか?給料だけで選んだ、福利厚生が良かったから理由は様々あるかもしれませんが、確認せずに入っておきながら、不平不満を言うのは違うのでは無いでしょうか?

 

元楽天のECコンサルタントの方が書いたブログにて、楽天という会社がむちゃくちゃなノルマを出してきて、クリアできない事が少し前に話題になりました。ですが、結果が出ている人と出ていない人では捉え方が違ったのではないかと私は思います。会社のせい、部署のせい上司のせいにする前に、どうすれば要求された結果に対してアウトプットが出せるのかを最大限考えて実行してからにしましょう。同じ部門で成果の出ている方の話も聞いてみたいです。

 

合っていないと感じたならば、辞めるという選択肢も法律で保証されているわけですから、さっさと決断してもよいのだと思います。

 

ホワイトカラーの仕事というもの、時間を切り売りするものではなく、我々の持つノウハウや知識を、120%使って社会に価値を提供していくということを忘れてはいけません。

 

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コメント

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  • コメント (5)
    • キジトラさん
    • 2014年 4月 06日

    この努力感ってゆとり教育の弊害なような気がします。

    勉強できないのも個性だ!とか言うんですからゆとり世代に期待なんてできません。
    そんなゆとり世代は勉強とは何か?がわからないと同様に仕事が何?ってのもわかってないんですよ。
    仕事を理解できていないんだから残業とかブラックとか直ぐに言う。
    条件反射的にね。何も考えずに。耳から口に出るんです。

    ゆとり世代のブラック企業感って正しいところもあるけど甘えてるところも大きいですよ。
    100メートル走ってタイム計ってるのに歩いて平然としてる感じ?というかw

    まあゆとり世代に期待するだけ無駄ですから。
    適当に話聞いてウンウンうなずいて同情してやればいいんです。
    それで満足なんですから。簡単なもんですよ。

    • キジトラさん
    • 2014年 4月 06日

    ブラック企業の何が悪いって法律を破って不当な競争力を行使していることでしょ
    それを努力だの何だのって方向に論点を逸らすからややこしい話になるんだよ

    • キジトラさん
    • 2014年 4月 07日

    「今でしょ!」の人が言ってた「努力に大切なのは正しい場所・正しい方向・十分な量」って話を思い出したな。
    正しい場所、方向がわかってる人間にとっては、量は苦にならないんだろうね。

    • キジトラさん
    • 2014年 4月 08日

    ふむ、この方が言ってるのは簡単な事ではないかな。
    まず、自身がブラック企業を経験したことないにも関わらず、自分の立場のみで言ってるから違和感を感じる。
    一時的に忙しい時の事をブラック企業だと言ってる人達(一部)の事を言ってるのであって全体を見ていない。
    やめる自由と言うが、再就職出来るという確証も無い。基本的に止める必要が無い程、良い立場に居た人間の言い分。
    そして、使われる側というのは賢くない人が多いかもしれんが、それを使う側が上手く使うのが上の仕事。下を上手く動かせないで残業させてるなら怠慢であるw
    穴だらけや~

    • キジトラさん
    • 2014年 10月 28日

     ただ長時間ならブラックと捉えるには難しい面があると思います。

    状況が好転しそうに無い、希望が見えない状況での長時間労働は相当堪えます。
    希望があれば考え抜き、適切な努力をし能力を上げる事が出来ますがそうでない場合
    人間の能力はただただ下降するのみです。

     私も一度 ブラック企業の下請けに入りましたがとにかく社長のでたらめに付き合わされ考える能力を奪われた社員の多い事を感じ取りました。

     独立後一つ目の仕事でしたので気合い入れて付いていこうとしましたが「考えずにだらだらと言われた仕事をする、耐えるのみ」と言った雰囲気に耐えきれず辞めました。

     そして後遺症の様な物が残り 営業に出向く行動力がわき出てくるのに半年ほど掛りました。
    もっと浸かってから辞めたら一生仕事が出来ない人間になっていたと思います。

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