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現代のシルクロード、中国の構想する一帯一路に潜む主権放棄リスクが怖い

中国が支援してくれるからインフラを作って栄えよう。そんな簡単な話ではなく、いくつかの国では主権が脅かされている。



援助を受けていたはずが、巨額の借金を抱えた上でインフラも奪われる-。中国が推し進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」が生み出す巨額債務への警戒感がここに来て急速に広がっている。米シンクタンクは、債務返済が困難となる恐れがある8つの国を指摘した。債務と金利が重くのしかかる、一帯一路の負の側面が浮かぶ。(ニューデリー 森浩)

(※5月7日にアップされた記事を再掲載しています)

「代償なし」ではない

 「参加各国は、(中国によるインフラへの投資などを)フリーランチと考えるべきではない」

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は12日の講演で、一帯一路についてこう指摘した。「フリーランチ」とは「代償なし」「無料」などを意味する。IMFトップが一帯一路にともなうリスクを公に警告した格好だ。

 巨額の債務による“代償”を背負う形となった代表例が、スリランカだ。

 スリランカ南部ハンバントタ港は2010年、親中派ラジャパクサ政権下で建設が始まり、建設費約13億ドル(約1421億円)の多くを中国からの融資でまかなった。

 だが、スリランカに重荷となったのが、中国側が設定した最高で年6・3%という金利だ。そもそも財政に余裕があるとは言えず、当初から返済に窮するようになる。最終的に昨年12月、港の株式の80%を中国国営企業に貸与し、リース料として11億2千万ドル(約1224億円)を受け取ることで合意した。

 リースという形を取ってはいるが、貸与期間は99年間で事実上の売却といえる。スリランカ側からすれば、いつのまにか港が中国の手に渡った格好だ。

via: 【国際情勢分析】中国「一帯一路」が生む借金地獄 米機関が指摘する「高リスク」8カ国とは(1/3ページ) – 産経ニュース

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甘い話にご用心

中国のやり方はとてもうまい。うまい上に、これだけの戦略をきっちり練り込んでくる辺り今の日本には明らかに欠けている国家運営能力のレベルを思い知らされる。中国が今行っている施策を知らない人も多いと思うのでものすごく簡単に説明しておこう。

 

一帯一路とは、現代のシルクロード戦略とも言われている。陸と海両方でルートを作ってアジアに独自の経済圏を作ろうと考えている中国の戦略だ。中国はその輸出入を行うために必要な様々なインフラ(港や道路など)を中国国内に留まらず周辺国に資金を提供しながら作り、今よりも遥かに効率的かつ財産を生み出せる場を整えようとしている。

 

当然インフラを作るためにはお金がかかるが、そのお金は中国政府が貸付るというのだ。これからどんどんお金が稼げるようになるための投資だから、様々な国家がそれを受け入れるというわけ。しかし実際にはそんなに甘い話が転がっているわけでもなく、貸付されたお金を返すことが出来なくなってしまえばそのインフラ施設などの利用権を中国に渡さなくてはならない。

 

つまり、最初の投資のときの条件が非常に重要になってくるわけだが、当然中国は甘い見積もりを出してくる。「この投資を受ければ10年後にはこのくらい稼げてるから絶対返せるよ。さあ私達の投資を受けなさい」というわけだ。彼らからすれば、投資を受けたがわがお金を返せなければ使用権を奪ってしまえばいいし、そうでなくとも中国にとって都合のよい貿易ルートができるから万々歳というわけ。

 

大きな戦略

私が一番関心を持っているのは、今回のような大きな絵を描ける中国の戦略力だ。日本ではこのような大規模な戦略というのは作れないのではないだろうか。少なくとも私は知らない。こういう絵を書ける国と書けない国の違いは大きい。これまでキャッチアップにキャッチアップを重ねてきた日本は、独自に新しいものを作り出す能力が非常に低い。

 

勢いだけで盛り上がった日本はもう少しで力を失うことになるだろう。経済的に力が弱まり、中国がその力を強めていく中でアジアの勢力図は大きく変わっていくだろう。悲しいかな、もはや日本は先進国の中でも低レベルな国の一つになっていくのだ。いまでいうブラジルくらいの立場だろうか。





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