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国立大学から文系学部が消えるかもしれない

文系の学部が廃止?

2015年5月末に、文科省が国立大学に通知する素案を公表し話題になっています…

 

「文系の学部の廃止や定員削減を早急に進めよ」

 

とのこと。削減対象として取り上げられているのは、文学部や社会学部など人文社会系の学部や、教員養成学部など。

 

5月末に、文科省から国立大学に通知する素案が公表されたのですが、この内容がなかなか衝撃的なのです。簡単にまとめると、「文系の学部・大学院の廃止や定員削減を早急に進めよ」ということです。削減するべきとして取り上げられているのは、文学部や社会学部等等、人文社会系の学部や教員養成学部・大学院等です。国立大学に通知が出るということは、当然私立大学も影響を受けるのです。私立大学も、国から補助金をもらわないと経営が成り立たない立場だからです。

このことの背景には、18歳人口の減少がさらに進んでいることがあります。私たちが大学に入学した頃(バブルの頃)と較べると実に半分以下にまで減ってきています。そのために大学の定員が埋まらない、いわゆるFランク大学・学部も増えてきています。大学の志望率は上がってきていますが、結果として中堅以下の大学の質の低下も顕在化してきています。大学は出たものの……という状況が大きな社会問題にもなってきています。今後のことを考えても、経営が成り立たない大学がさらに増えてくるのは、既定路線となっています。

実際この数年を見ても、文系学部の定員を減らして、理系や国際系の新しい学部を創設したり定員を増やしたりしている大学が多いことに気付きます。大学院も同様です。法科大学院ですら、つぶれるところが出てきています。卒業しても、法曹として(あるいはそれに準ずるような立場で)活躍できない者が増えているという現状もあるからです。

今回の通知には、もう1つ大きな意図があることを見逃してはいけません。一昔前に話題になった、「G型・L型大学」の発想の延長戦上にある考え方に基づいているのです。

この通達と時を同じくして、政府が「職業教育学校」の設置についての答申を発表しました。安倍総理が直々に会見をして話をしていましたので、肝入りで進めようとしているのは明らかです。

高校の卒業生が対象で、社会人としての専門知識習得を目的としますが、新たに学校を新設することはせず、現存の大学や短大に「職業教育学校」に転換してもらう計画です。大学が学部の1つとして設置することも見込んでいるため、結果として、前述した大学の文系学部廃止へとつながっていくものと考えられます。

安倍総理が(実際はそのブレーンかもしれませんが……)具体的な事例として挙げたのは、IT技術や金融に関する実践的な能力を持つ人材育成機関です。現在の大学が、産業界のニーズに即した教育を行っていないということが前提にあることは明言していました。アベノミクスにおける景気回復・経済の好循環をさらに進めるために、高等教育の見直しが必要なのだということです。

学校教育法の改正等手続きが必要になりますが、政府としては来年度中に準備を整え、2019年度からの設置を目指しているようです。この制度が確立した場合、(優秀な生徒たちも含めた)高校卒業後の進路として選択肢の中に入ってくる可能性があるため、我々としても動向に目が離せません。

via: 大学の文系学部「廃止案」の衝撃 背景に18歳人口のさらなる減少 – ライブドアニュース

 





文系色々

で、この案に対して、「文系」からは様々な反論が浮上しています。厚労省の狙い・目的などは置いといて…文系学部は本当に不要なのかどうかを考えてみたいと思います。

 

結論から言うと…わたしは、文系学部は決して不要ではないし、国は軽視すべきではないと考えています。

 

まず、確認。人文社会系の学部には、以下のような学部が含まれています。

 

  • ・人文学(哲学・歴史学・心理学・教育学など)
  • ・経済学、経営学
  • ・法学、政治学
  • ・社会学

 

文芸を扱う文学部だけではなく、多様な学問が「文系」の中に含まれていることが分かるかと思います。

 

成果

ブロゴスなどでは、「御託はいいから文系は『成果』を出せよ」との意見が散見されました。なるほど確かに、理系の研究などと比べると「文系の成果」は確認しづらいかもしれません。しかし、文系教授も確実に成果は出しています。

 

経済学などは「政治」「権力」側からしても成果を確認しやすい学問なんじゃないかなぁと思います。小泉政権時代に重用された竹中平蔵も経済学者です(わたしは嫌いですが…w)。アベノミクスの成果云々と語るためには、経済学的な研究が不可欠となります。

 

安倍内閣からするとマイナス評価なんでしょうが…法学の分野では、憲法学者が集団的自衛権・安保法制に対してネガティブな評価をして話題となりました。あれも法学研究の一定の成果と言えるでしょう。

 

使い道は色々ある

…竹中平蔵や安保反対の憲法学者などを例に出していると、「ほらやっぱり文系学者はロクなもんじゃない」との声も聞こえてきそうです…w安保法制が合憲だと主張している百地章氏なども文系学者だってことは忘れてはなりません。

 

文系の研究ってのは、理系のものと比べると、価値観・イデオロギーなどに影響されやすく玉虫色に見えるかもしれません。権力者にとっては、自らの行動についてアレコレ言ってくるうるさい奴らって感じに見えるかもしれません。ですが、逆を見れば権力側が自分の主張を正当化するために利用できるものでもあります(学問ってのは本来そういう役目とは無縁のものであるべきなんでしょうが…)。

 

文系学部は決して軽視されるべき存在ではありません。論点はいろいろありますが、今回はこれを主張するだけにとどめておきますw

 

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コメント

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  • コメント (4)
    • キジトラさん
    • 2015年 7月 21日

    バランスを調整しようとしてる話なのになぜ失くす話にすり替えているのか・・

    •  
    • 2015年 7月 21日

    文系いらんとは言わんけど、多すぎるから減らせばいいよ。
    学生の質も、講師の質もお察し。

    • キジトラさん
    • 2015年 7月 21日

    人文学と社会科学をまとめて人文社会っていうの好きじゃないなあ
    人文学の話すると意図的かどうかわからないけど文系の話に飛躍したり
    social science と humanities はある基準を持って区別すべき
    そうすれ人文学の話してるのに社会科学の世の中への貢献をもって「文系」の必要性を説く
    まるで意味不明な非建設的な議論が改善するのでは

    • キジトラさん
    • 2015年 7月 22日

    文系も理系に次第に編入するて事だろ
    どんな学問も微分積分や統計学なしでは研究として成り立たない
    アメリカではEconomy and Mathっていう専攻もあるぐらいだし、次第に融合していって文系、理系の区分を無くすべき

    碌なMBAが取れるビジネススクールも無い日本の経済学部に意味なんて無いしな

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