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モロッコの英断? エボラ拡大を恐れてサッカーアフリカ選手権開催を拒否。アフリカとは大陸の名前である

エボラ、という言葉が日に日に日本のメディアから消えていくのが恐ろしく思える今日この頃(ちなみに街で偶然見かけた中国語の一面記事はエボラについてでした)。アフリカ大陸、という非常に大きな大陸の中で爆発的な被害を生んでいるエボラの感染拡大をお恐れて、モロッコがサッカーアフリカ選手権の開催を拒否したとのことです。大き過ぎる「アフリカ」というイメージの問題点を探っていきます。



 

【カイロ=中村禎一郎】アフリカ・サッカー連盟(CAF)は十一日、来年一月開幕予定のアフリカ選手権について、開催国をモロッコから変更するとの声明を発表した。モロッコ政府は、国内でエボラ出血熱の感染が広がることを恐れて開催を拒否していた。

 CAFはカイロで開かれた理事会で、今後新たな開催国を決めることを確認した。複数国が代替開催に名乗りを上げており、大会は予定通り一月十七日~二月八日に実施される見通し。AP通信は、ナイジェリア、アンゴラ、ガボンを開催国の候補に挙げている。

 米CNNテレビ(電子版)などによると、モロッコ政府はエボラ熱が流行している西アフリカ諸国などから選手や観客が入国することを懸念し、半年~一年の開催延期を要求。CAFが応じなかったため、開催拒否を決めた。試合の放映権や選手のスケジュールの都合で、長期の延期ができなかったとみられる。

via: 東京新聞:サッカー・アフリカ選手権 モロッコ拒否で エボラ熱懸念 開催国変更へ:国際(TOKYO Web)

 

エボラ出血熱とは

もう耳にタコができるほど聞いたという方も多いかとは思いますが、さらっとエボラ出血熱について確認しておきましょう。致死率が極めて高いものの感染は基本的に接触感染のみ(空気感染はしない)。しかしながらアフリカでは死者に対して葬儀の参列者が手で触れて哀悼を示す文化があり、それにより拡大が広まったと言われています。

 

医療従事者も接触には気をつけてはいたものの医療器具の少なさや、ちょっとしたオペレーションのミスで何人ものエボラ感染者が出たというニュースがまだ耳に新しいと思います。

 

とはいえ、同じく耳に新しくなおのこと喜ばしいニュースもあります。それはエボラに効く薬の登場です。そう、富士フィルムの子会社が作った薬アピガンですね。すでにその効果は実際に確認されており、速やかに国際的にもエボラ対策として認可されるようです。

 

これまでにアビガン錠は、エボラ熱には未承認薬だが、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの4カ国で4人の患者に投与され、全員の症状の回復が報告された。富士フイルムによると、同社にアビガン錠は2万人分の在庫があり、30万人分の原料を確保している。

via: アビガン、エボラ治療薬として年明けにも国際承認=富士フイルム | Reuters

 

ひとまず安心といったところですが、薬があるとはいえそれが「適当な量、適当な人に、適当に投与されるか」といったオペレーションレベルの問題はまだまだ残っていますし、葬儀における先述の文化に対して「移るからやめろ」ということをきちんと説明して納得してもらうことも大変ということで、まだまだ脅威が収まったとは言えない状態が続いているでしょう。

 

アフリカ、という大陸

特に日本においては、アフリカというのが「一塊の集団」のように捉えられることが非常に多いと感じます。実際のところ、アフリカには10億人が住み、国の数は56個、言語の種類は少なく見積もって2000種類以上(公用語は欧米言語が多い)という非常に多様な文化を持っています。

 

よく「アフリカの貧困」といった言葉が日本では当然のように話されますが、欧州ではモロッコなどアフリカにある豊かな国の存在が当たり前であることから「アフリカ」という名前の国など存在しないと言われます。

 

今回のエボラの問題でも、実際のところ「アフリカ」に感染が拡大していることはもちろん正しいのですが、必ずしも精確であるとは言い難い部分もあります。エボラの感染が拡大しているとされているところは多く見積もっても10国であり、他の国ではそもそも発症さえ確認されていない国がほとんどです。

 

こういった観点から見ると、この記事にあるような開催拒否の意味が見えてくると思います。これは「アフリカ」の問題ではなく、特定の国家の(あるいは、グローバリズムに伴う人の移動の流動化を考えると、世界全体にとっての)問題なのです。

 

まとめ

今回の記事では、タイトルに関してサッカーのことについて書きましたがそこはあまり主眼ではありませんでした。単に「アフリカ」と呼ばれる大陸の中にも、様々な文化や経済格差が存在していることを改めて提示するのが目的です。

 

いわゆる南北格差というのは、赤道以南と以北における経済格差を問題と考える言葉でした。しかし最近では「南南問題」や、アフリカでいうと「サハラ以南」といったように問題はさらに細分化し続けています。

 

どんな問題もそうですが、現状を正確に理解せずに何かしら効果的な対策をとることはできません。そんな大それた話ではなくても、そもそも「コメント」すらできません。大相撲に外国人力士が多いと聞いても、今までどのくらいの外国人力士がいて、その割合はどのくらいで、今はどのくらいにまで増加したのか、がわからなければコメントすることすらできないのと同じことです。

 

なんとなくの思い込みや偏見、偏った情報ソースに囚われないように、常に広く(浅くともよいので)アンテナを広げることを忘れないようにしたいものです。そして何かにコメントをするとき、意見を持つときには、改めてちゃんと調べるのが一番。「アフリカ 都会」とGoogleで調べてみてください。信じられない光景が広がっているはずです。

 

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コメント

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  • コメント (2)
    • キジトラさん
    • 2014年 11月 15日

    >よく「アフリカの貧困」といった言葉が日本では当然のように話されますが、欧州ではモロッコなどアフリカにある豊かな国の存在が当たり前であることから「アフリカ」という名前の国など存在しないと言われます。

    ヨーロッパのいくつかの国の植民地であったこと、距離的に近いこと、ヨーロッパ内にこくじん

    • キジトラさん
    • 2014年 11月 15日

    ※1
    途中で投稿されてしまった。
    ヨーロッパのいくつかの国の植民地であったこと、距離的に近いこと、ヨーロッパ内に黒人が多数住んでいること等を考えれば日本人あるいはアジア人よりも詳しいのは当然だと思うけどね。

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