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学術書を電子書籍で配信「新刊ハイブリッドモデル」 問題は数十年後も閲覧できるかどうか

新刊ハイブリッドモデル

有斐閣や東京大学出版会など、人文社会系の出版社が図書館などを対象とした「新刊ハイブリッドモデル」を開始するようです。このサービスは、今後刊行する学術書の新刊を紙媒体・電子書籍のセットで販売するというもの。

 

セット販売だけではなく、電子書籍単体で購入することもできるようです。

 

ただ、北海道大学教授の町村泰貴氏は、電子書籍だけの購入だと長期間の保管・閲覧にたえることができないのではないか、と警鐘を鳴らしています。



このプラットフォームは長続きするのか?

電子書籍で販売っていうから、普通のPDFデータで購入できるのかと思っていたんですが、丸善などのシステムを経由してから配信を行う形になるようです。

 

で、町村氏は、このサービス・プラットフォームが数十年はもたないのではないか、と心配している模様。

 

わたしも、以前判例検索サービスで電子書籍形式で判例をDLしていましたが、閲覧期限が切れて全部使い物にならなくなった苦い経験をしたことがあります。著作権や商業上の理由などを考えると、PDFに何らかのプロテクトをかけたり、サービス経由で配信する形にするってのはやむを得ないことかもしれません。しかし、サービスが突然終わってしまったら、という不安感は常につきまとってしまう…ジレンマですねぇ。

 

アナログのデータ・情報は劣化・紛失などの危険があるから、デジタルデータで保存・保管しておいた方が安心だ!そう思っていた時期がわたしにもありました。今回の件とはちょっと別の話になりますが、PCのHDDが逝ってしまって大学生活4年分のデジカメデータが全部亡くなってしまったなんてことも…デジタルデータをバックアップするのなんて常識ではありますが、「バックアップするほどでもないな」と思っていたものであっても失ってしまったときの喪失感はハンパない…。

 

持続性、永続性を意識したサービスを

さて、図書館での電子書籍保存・保管に関する話に戻します。国会図書館では、書籍をデジタル化して、地方の図書館などに送信するサービス(図書館向けデジタル化資料送信サービス)をはじめているそうです。

 

 学術書を電子書籍で配信「新刊ハイブリッドモデル」 問題は数十年後も閲覧できるかどうか図書館向けデジタル化資料送信サービス|国立国会図書館―National Diet Library

 

今回、有斐閣などが行う電子書籍のセット販売も、画期的な試みではありますが、図書館向けを謳うのであれば、サービスの持続性・閲覧の永続性などを意識したものにしていってほしいなぁとは思います。丸善とか京セラとか大手企業のサービスではありますが、大手でも合併や統合などで企業体系が変わってサービスが停止になる可能性はいつでもありますからねぇ。

 

新刊学術書、今後は紙・電子セット販売、有斐閣など6出版社が図書館向けに

これは素晴らしいことで、図書館書籍へのアクセスを飛躍的に便利にするとともに、図書館のスペースの悩みにも特効薬となりうるかもしれない。
しかし、電子書籍のみの「購入」に踏み切ってよいかどうかは慎重に考慮が必要だ。

参加する出版社は、慶應義塾大学出版会、勁草書房、東京大学出版会、みすず書房、有斐閣、吉川弘文館。

電子書籍の配信は、京セラ丸善システムインテグレーションが提供する貸出・返却型電子図書館プラットフォーム「BookLooper」と、丸善が提供するウェブアクセス型電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」を通じて行う。

 

現在のところ、電子書籍の最大の難点は、データをいつでも読むことができるという保証がないという点だ。
図書館が、書架不足に困って、電子書籍の「購入」に踏み切り、数年か数十年かたった後、買ったはずの学術書を上記のサービスで読み出すことが可能であり続けるか、甚だ疑問だ。

読んで消費される類の本と異なり、学術書はその寿命が極めて長い。数年、十数年のスパンで参照されるのは当たり前だし、長いものでは数十年、古典的価値があるとなれば百年を超えて参照され続ける。

何百年の時を超えて参照されるのは、ニュートンのような知の巨人の場合だけではない。凡百の記述でも、いわゆる史料として貴重な情報を後世に伝えることはありうる。

そのような数十年、数百年といった長期に渡る図書の安定的な所蔵と閲覧機会の提供が図書館の使命である。その図書館に紙であれ電子であれ本を売るということは、やはりその長期的スパンでの利用を保証するということでなければならない。
その覚悟が電子書籍の提供者に果たしてあるかな?
XP騒動を思い起こしても、せいぜい数年しか保証しないのが当たり前という世界ではないかな?

 

via: 学術書を紙と電子のHybridで

 

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