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「103万円の壁」配偶者控除は廃止するべきなのか 

赤木智弘氏が語る配偶者控除廃止

フリーライターの赤木智弘氏が、配偶者控除廃止についての記事を書いています。

 

主張の骨子は以下の通り。

 

  • 1・配偶者控除廃止に賛成(共働き・単身者にしわ寄せを押し付けるもので、逆ザヤ状態になっているので)
  • 2・配偶者控除を廃止しても、仕事のパイは大きくならないので女性の社会進出はうまく進まない
  • 3・税金などの徴収を資産相応の負担(累進課税)とすれば解決する

 

ブロゴスのコメントは、この意見に対して批判的なものばかりでした。感情的に1の結論のみを叩くものも多かったですが、それ以上に多かったのが3の解決策の部分。単純すぎるし、的確ではないということのようです。

 

わたしは、2には賛同できるけど、1は意見保留で、3はもう少し勉強してからコメントしたいって立場です。





生活保護者へのしわ寄せ

個人的に赤木氏の意見の中で「面白い」と感じたのは、生活保護のたとえの部分。 「専業主婦や生活保護受給者などが就職する場合には、正社員ではなくパート・アルバイトなどの非正規雇用だ。しわ寄せが一番来るのは、最底辺の上(底辺・貧困層)ということになる。」 生活保護を語った際に、同じようなことを主張したことはあるのですが…専業主婦・配偶者控除の廃止の文脈でこのような論法を採るというのは、わたしにとっては新鮮でした。

 

「専業主婦は甘えだから、働け。」そのように主張するのは簡単です。共働き世帯や単身者が語ることが多いかと思いますが、その主張はブーメランのように自らのもとに戻ってきてしまうことになりかねない。 自分より楽している人たちを引きずりおろそうとする主張は、ともすると自分自身の首を絞めかねないことになるってことは常に忘れないようにしたい」ものです。

 

このように考えていくと、赤木氏の主張は1~3の間の結びつきがどうも弱い気がします。むしろ矛盾しているような気すらしてくる…

 

しっくり来ない…

自分たちにしわ寄せが来ないようにするためにはどうすればいいのか、ということを軸に赤木氏は主張を展開しているわけですが…

 

「配偶者控除は、専業主婦となれる裕福な家庭の税金のみを安くして、共働き・単身者にしわ寄せを押し付けている(1)」という論理と、「配偶者控除を廃止して低賃金労働者が増えると低所得者にしわ寄せがくる(2)」という論理を総合させると、「お金持ちから多くの税金を取って、低所得者からは少なく取る(3)」という結論になる… うーん、なんか論理的には成立しているようで、成立していない気がします。どこがおかしいんだろう…モヤッとする。

 

記事引用

ブロゴス:配偶者控除の廃止を急げ から引用

 

 主婦がパートタイムで働くときに、どうしても気になる「103万の壁」。その根拠となっている「配偶者控除」が廃止されるかもしれないと、話題になっている。

 

 前提として僕自身は配偶者控除の廃止に賛成である。ついでに年金保険料が0円となる「3号被保険者制度」の廃止にも賛成である。  これらの制度は、結局のところ「旦那が稼いで、奥さんが補助をする」という家族形態にとっては極めて有効であったが、一方で共働きや単身者に、そのしわ寄せを押し付けるものであった。

 

かつてであれば、配偶者控除は一般的な庶民の税金を下げる役割を果たしていたが、現在では、そうした昭和的な家族を構築できるような裕福な家庭の税金のみを安くするという逆ざやに成り果てていた。  それを改善するためには、配偶者控除などの時代にそぐわない税制は廃止するしか無い。

 

 一方で、国や政府が主張する「配偶者控除の廃止によって、女性の社会進出が進む」という論は、全く成立していないと考える。  そもそも仕事の量は、期待される売上と、それに必要とされる人員を勘案して経営者が決定する。労働者側がいくらたくさん働きたいと言っても、経営者側とすれば必要とされる人員以上は必要がない。

 

そこに「社会進出」の名のもとに、主婦を働かざるを得ない状況に追い込めば、発生するのは椅子取りゲームの激化だ。仕事の量は変わらないのに、労働希望者が増えるのだから当然である。  中には「俺達も苦しんでいるのに、専業主婦は働きもせず楽しやがって」と妬んで、配偶者控除などの廃止に賛成している人もいるかもしれない。

 

しかし、これは生活保護受給者の就業支援などでも同じなのだが、そうした人たちが働くとして、就く労働は正社員ではなく、時給1000円前後の非正規労働である。  労働者が増えることにより買い手市場になって、そのしわ寄せを食うのは今現在、時給1000円前後で働き、生活保護を受けられないギリギリの生活水準を維持している、まさに「苦しんでいる俺達」なのだから、主婦は楽をしているという理由で廃止に賛同するのは、非正規労働者を安く便利に買い叩きたい経営者たちの思う壺である。

 

 ならば、どう考えればいいのか。  それはあまりに単純な話なのだが、税金や社会保障費の徴収をちゃんと収入や資産相応の負担とすればいいだけの話である。つまり収入が多い人からは多く、少ない人からは少なく取ればいいだけの話である。  変な控除があることによって、多く稼いだほうが損することがあったり、家族形態によって納税額に大きな差が出るというのは、結局は単なる「制度設計の失敗」に過ぎない。

 

 税制の本格的な構造修正を行わず、場当たり的な控除でお茶を濁してきた結果が、現状である。かつての高度経済成長期に作られたトンネルなどのインフラが、軒並み崩落の危機を迎えているように、高度経済成長期に作られた場当たり的な諸控除も、今やその意義を失い、崩壊してしまっているのだ。  その修正に「女性の社会進出」などというデタラメな説明は必要がない。一刻も早い修正が必要である。

 

 あ、念のため最後に。  修正を行うためには、ちゃんとしたロードマップが必要である。  経済成長を目指すだなんだといいながら、真っ先に生活保護の水準を下げるという、土台を壊してその上に箱モノをぶち上げるような愚策を平気で行う現政権に、そのロードマップを策定する能力は無い。  税制改革のためには、まずは現政権に退場してもらうのが必須条件である。まずはそこからのスタートだ。

 

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コメント

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  • コメント (6)
    • キジトラさん
    • 2014年 5月 21日

    遣りすぎるとさ、家計や仕事が厳しいから産んでる場合じゃない夫婦が出てくるんだよね
    せっかく結婚したんだから、産んで育てる事も考えておかないとな
    若しくは、妊娠出産に対してもっと大きな援助や補助が出るようにするかだな・・・

    不景気で首切りしてるのに就職希望者だけ増やしてもね・・・

    • キジトラ
    • 2014年 5月 23日

    農業の補助金を切って、個人の所得は合算して夫婦や子供の数で頭割りして課税すべき。

    日本の特権ブラック富裕議員階級は、自分の懐に金を流しこむ事しか考えないから、
    既得権益を切らず、むしろ新たな権益作りを考える。

    • キジトラさん
    • 2014年 5月 29日

    配偶者控除とか頭悪いことでグダグダ言ってんじゃねぇよw

    しっかり控除される重税。これが経済システムを壊さない税制の基本。
    で、配偶者控除だが、あったほうがあるべき姿に近いのは確かだがデキが悪すぎる。
    再分配後所得に段があるとか限界収入が負になる領域があるとか頭悪すぎるんだよ。
    ナマポと同じように「働いたら負になるから(そこまでしか)働かない」になってるじゃねーか。

    支出が控除されるフラットな重税。これでおk。
    所得税で支出をいちいち計算すると面倒なので一人頭控除と世帯控除で概算。
    減価償却費と利払いが控除されるので例えばローンで車買うと支払い分は最終的には全部控除される。
    ローンで家買った場合は土地が減価償却しないので土地分は控除されない。
    なので言い換えれば貯め込む事ができない税制。これが「あるべき姿」。

    でないと経済システムが壊れて必要もないのに死屍累々になる。
    もう日本だけで20万人は死んでるけどな。

    • キジトラさん
    • 2014年 7月 10日

    農業の補助金、基礎年金、配偶者控除、児童手当、生活保護を廃止してベーシックインカムでも導入すれば?

    • キジトラさん
    • 2014年 8月 28日

    生活保護の縮小と配偶者控除の縮小はお互いに整合性が取れるよね
    日本人は生活保護に厳しいから配偶者控除だって不要なはずだ

    • キジトラさん
    • 2014年 10月 19日

    女性の社会進出
    理想:女性を社会進出させ、家事は両方で分担する
    現実:両方が働き、女性が家事全般をするor男性だけ働き、男性も家事をする

    控除の廃止
    理想:控除を廃止する代わりに減税。
    現実:控除を廃止した上に増税。

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