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ヘイトスピーチ抑止の限界ライン

ヘイトスピーチ被害を受けた在日韓国人

「ヘイトスピーチ」の現場はどのようになっているのか…ヒューマンライツ・ナウが、実際に「ヘイトスピーチ被害」を受けたとされる在日コリアン16人の証言・体験をまとめた調査報告書を作成・公表して話題になっています。

 

で、弁護士ドットコムが調査結果の一部をニュースとしてまとめて報じています。

 

ブロゴス・2ちゃんなどでは、このニュースに対して、「ヘイトスピーチされるのは在日韓国人・朝鮮人がやってきた行為に照らしてみると当然だ」というような意見が出ていました…



まず現行法で

わたしは、ヘイトスピーチ規制法の制定には断固反対の立場をとっています。…が、ヘイトスピーチを受けるのはやむを得ないという立場にも賛同できません。

 

まず、いわゆる「ヘイトスピーチ」のうち、現行法でも明らかに犯罪とされるような行為は徹底して取り締まっていくべきです。現行法では、名誉毀損罪・侮辱罪・威力業務妨害罪などが定められています。 (この点、弁護士ドットコムが、「名札を見られ、拡声器で名を連呼された」という明らかに侮辱罪に当たるようなケースをピックアップして紹介している点には疑問を感じます。ヘイトスピーチ云々以前の問題として処理すべき)

 

集団に対する名誉毀損

現行法で対応できないのは、「集団に対する名誉毀損・侮辱」です。個人を特定しないレベルでの誹謗中傷。

 

現行法で対応できないなら、ヘイトスピーチ法を制定してしまって規制した方がいいのではないか。という意見も多いですが、わたしはこれには反対。正直、このレベルで規制されたなら、何を言ったらセーフなのかアウトなのか分からなくなってしまいます。日本人は云々・アメリカ人は云々という分析・抽象論全体が危うくなってしまいかねない。

 

社会の目

なら、ヘイトスピーチの現場は無視しておけというのか、というような声も出てくるかと思います。わたしは、法規制だけが対策・防止策だとは思いません。「社会的な目」、価値観・考え方の変化でも十分対応できます。

 

最近、東北大大学院教授・憲法学者の糠塚康江氏が、「最近の若者は左翼というレッテルを貼られるのを怖がっている」というコメントを出して、2ちゃんで話題になっていました。サヨク=恥…ネットでは、「ネトウヨ(レイシスト)=恥」という考えも相当強くなってきているように感じます。現実社会で、「朝鮮人○ね」みたいなことを言うと、社会的な立場・信用を無くすことも考えられるでしょう。

 

 世論調査によると、安倍政権が進める主要な政策の人気は必ずしも芳しくありません。原発の再稼働や集団的自衛権の行使容認、アベノミクスにしても、評価しない有権者が五割を超えます。それでも少なくとも投票所に足を運んだ有権者は自民党を選んだのです。

 自民党は歴史的にどの党よりも地域に深く根を張り有権者との「縁」を培ってきました。政策の是非に関係なく「自民党の候補者だから投票する」という一定の支持者がいます。低投票率ゆえに、コアな支持者を持つ強みが大勝を後押ししたことは疑いありません。

 でも、それだけじゃない。有権者が、投票の労に見合うお値打ち商品を選ぶかのような、消費者の感覚で投票先を決める傾向も、大きく影響したといえます。

 自民党は、消費者としての有権者の目には一番、ましな商品に見えたのです。なぜなら政権を維持することが事前に確実と報じられ、死に票になる見込みが少なかったからです。原発や集団的自衛権など個々の政策には疑問があっても、トータルパッケージとしての自民党を選んだ有権者も多かったのではないですか。

 投票率が戦後最低を更新したことも、有権者の消費者感覚の裏返しだといえます。気に入った商品がないのであれば、売り場である投票所には行かない、という選択肢しかありません。

 でも、投票先を選ぶことは普通の買い物とは異なります。国のあるべき姿を長い目で見て原発や集団的自衛権に疑問を感じるのであれば、たとえ当選する見込みがなくても、次善の策としてそれらに反対する候補者に一票を投じるべきだったのではないでしょうか。

 自民党が多数を占める「一強多弱」の議会では民主主義の前提さえ喪失しています。政権の受け皿になり得ない野党は政権与党を十分にけん制できないからです。ブレーキのない車に乗っているようなものです。

 政治的な立場を問われることを過剰に恐れる雰囲気も日本社会を覆いつつあります。ネットの影響からか、特に若い人は「左翼」というレッテルを貼られるのを怖がっているように思います。憲法の話をするといっただけで左翼と見なされますから、驚きです。

 有権者が長期的な視点で投票先を決められるようになるには、政治の当事者としての意識を持たなければなりません。「物言えば唇さむし」の雰囲気も打ち破らなければなりません。

 選挙の時だけ主権者と呼ばれることに甘んじてはいけません。しょせん代議制ですから、自分にぴったりの政党は「自分党」だけです。自分の生き方を左右する問題を政治家に安易に委ねてはなりません。次こそ自分自身を死守するために一票を投じてください。

 

via: 東京新聞:<衆院選を終えて>「次善の策」の選択も 東北大院教授・糠塚康江氏:政治(TOKYO Web)

 

恥知らずな人たちによる暴言は続くかもしれないけど、社会的な目による抑止だけでも、ある程度抑えることはできる。わたしは、ここがヘイトスピーチ抑止の限界ラインなんじゃないかなぁと思っています。

 

記事引用

排外主義的な団体が街頭やネットで「ヘイトスピーチ」を繰り返し、社会問題となっている状況を受け、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウはこのほど、在日コリアンに対する聞き取り調査の報告書を発表した。ヘイトスピーチを受ける側の人々がどのような体験をして、どのような感情を抱いたのか、具体的なエピソードをまとめたものだ。

 

調査は今年4月から7月にかけて、関西在住の在日コリアン16人を対象に実施された。個別インタビューの形式で、被害体験や被害感情を聴き取ったという。ヒューマンライツ・ナウは、調査の結果、「ヘイトスピーチが在日コリアンの人間としての尊厳を深く蹂躙するものであることが明らかになった」としている。

 

●名札を見られ、拡声器で名を連呼された

 

「マイクを一人一人回して、『朝鮮人はうじ虫だ!』『朝鮮人はゴキブリ!』『朝鮮人は死ね!』などと各自が発言し、それに対して他の参加者が拍手をしたりして参加者全員が興奮していた。名札を見られ、拡声器で名を連呼され、暴言を投げつけられた」

 

50代の男性は、勤務先の団体に対する”ヘイト・スピーチ街宣”に遭遇したときの経験をこう振り返った。「面と向かって憎悪感情を投げかけてくることに対して恐怖を感じた」という。

 

また、20代の男性は、次のように語っている。

 

「5年ほど前、4人の中年が行っていたヘイト街宣に遭遇した。目の前に立ち止まって堂々と見てやろうと思ったが、正直、怖かった。どれほど相手が弱そうでも恐怖を感じ、身体が動かなかった」

 

「自分でどうしようもできないことを理由に、『死ね』『殺せ』と言われることの不条理、痛みを感じる。ヘイト・スピーチをみたら、自分のことを言われている気がして、むかつく」

 

●「あなたは、この国に必要ない」と言われ、辛かった

 

10代の女性は、ヘイトスピーチをする側との「対話」を振り返り、次のように話している。

 

「ネット上の差別が激しい現状を何とかしたい。そうしたことを発信している人たちと話し合いたいが、話し合っても一方的に言われてしまうことが多い。

 

ヘイト街宣参加者の一人と一対一で話し合ってみたが、最後に『あなたは、この国に必要ない。(自国に)帰ってください』と言われて辛かった」

 

ヒューマンライツ・ナウは、今回の調査結果をふまえて、「日本政府に対し、人種差別の撤廃に向けた積極的な措置を直ちにとるよう提言する」と、報告書で記している。そのうえで、外国人差別・民族差別を禁止する包括的な人種差別禁止法の制定を求めている。

 

「在日コリアンに対するヘイト・スピーチ被害実態報告調査」の全文はこちらから

http://hrn.or.jp/activity/ヘイトスピーチ調査報告書完成版%202.pdf

 

via: 「ヘイトスピーチに恐怖を感じた」 在日コリアンの体験まとめた「調査報告書」発表|弁護士ドットコムニュース

 

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コメント

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  • コメント (6)
    • 2014年 12月 25日

    必要ねーよ

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 25日

    私も管理人さんと同意見です。ヘイトスピーチの法規制は断固反対です。

    現行法で対処すればいいんです。例の在日ライターの方の民事だって有効でしょう。
    在特に1200万円の賠償が出ましたし、このように現状でも打開できる問題なんですね。

    そして今まで通りヘイト側と反ヘイト側でそれぞれの言い分を法廷で主張すればいい。
    司法の場で争うんです。主張して堂々と司法に判断を仰ぐのが大事なんです。
    それが社会で考える事につながる。

    それに、このヘイトという問題は一律ではないという事にも起因します。
    現状はヘイトの定義なんてネトウヨ並みにいい加減です。誰も知らない。
    そのヘイトを法規制するって言うんですから。当然ヘイトのボーダーをひかなくてはいけない。

    だけど、まずヘイトの定義が万能的に行えるとも思えない。
    万能でなければ規制が機能するとも思えない。だから個別に対応するしかない、と思うんです。
    で、現状って正に個別対応です。私はこれでいいんじゃないか、と思います。

    集団に対するヘイトなんて取り締まる意味があるのか?とも思います。
    まず集団をどう規定するのか?
    朝鮮人!なら集団だけど、在日特権を悪用してる朝鮮人!は集団となるのか?。
    悪用している、と前置きしている訳でこれを集団と規定していいのか?
    集団でヘイトされるという事はその集団に属す人のいる事が前提なんです。
    もし、いないという事になれば集団そのものが無意味って話にもなる。

    今のヘイト議論って非常に幼稚なんです。在特もバカなら、しばき隊はもっとバカです。
    しばき隊はヘイト規制しろ!と言います。で、在特もヘイト規制しろ!と言ってる。
    これは在特のほうが上手です。在特はしばき隊を利用しているんですから。

    どの道、ヘイトスピーチが規制されても規制をかいくぐり消滅することはありません。
    仮に規制されたワードがあったとしたら、それを使わなけりゃいいだけですから。
    だからヘイトする側は手を変え品を変えヘイトスピーチを続ける事ができる。
    そんなものを法で規制しようと思うのが間違いなんです。できるわけないんです。
    幼稚というのはそういう意味です。

    規制してもヘイトが続けばもっと規制を強くしろ!になります。あいつらアホですから。
    そしてもっと規制が厳しくなったとしても、でもヘイトは亡くならない。
    当たり前です。ここで言うヘイトとはしばき隊の気に入らないスピーチのことですから。
    在特がデモやる限り、規制しろ!の声を上げるんです。で、規制がどんどん強まっていく。

    こうなると、もはや表現の自由はありません。言論は死にます。
    在日やしばき隊らの気に入る言論のみを許すという事はそういう事です。
    だからヘイト規制が実現するのは一般国民からすれば恐怖でしかない。
    木を見るだけで森を見ていない。ヘイト規制は視野が狭すぎるんです。

    何故、自由の国アメリカがヘイト規制を行わないのか?考えないといけません。
    自由には責任が付きまとう。アメリカは責任を負っているという事です。
    だったら日本人だって責任を負えばいい。むやみに自由を規制して責任を放棄するのはお子ちゃまのやることです。在日やしばき隊はお子ちゃまなんです。だから自由の責任を負いたくない。だから規制を望む。

    ヘイトは現行の法規制でに対応する。グレーゾーンまで無理やり規制対象にするのはバカのやる事です。幼稚すぎます。

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 26日

    ヘイトスピーチで俺にとって利益となったなら褒めてやるよ。だけどなぁレイシストどもよく聞けよ、そのヘイトスピーチで俺にとって害あるものとなったときは批判してやっからな。

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 26日

    >ヘイトスピーチで俺にとって利益となったなら褒めてやるよ。だけどなぁレイシストどもよく聞けよ、そのヘイトスピーチで俺にとって害あるものとなったときは批判してやっからな。

    誰だよ?お前w

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 26日

    ヘイトスピーチ規制法大賛成だわwwww
    差別主義者だけだろ制定されて困るのはwww
    特定秘密保護法と一緒、一般人には関係ないw

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 26日

    ↑こういうバカが一番困るwww

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