2ch PC スマホ iPhone Android WindowsPhone ガラケー ガジェット ニュース 壁紙

移民労働者について、石破茂国家戦略特区大臣意見を翻す。「移民でもGDPは増える」

舌の根も乾かぬうちに、という言葉がぴったりの状況です。つい先日【石破茂地方創生担当相、「労働力としての移民受け入れについては今のところ反対」】という記事を書いたばかりなのですが、どうやら状況が変わった模様。移民の受け入れへ姿勢が定まっていっているようですが、「移民でもGDPは増える」というのはどういうことなのでしょうか。



 政府の国家戦略特区諮問会議は、特区で可能にする追加の規制緩和として、家事支援などを行う外国人の受け入れ促進などを追加することを決めました。

 石破国家戦略特区担当大臣:「肯定的にというか前向きにというか、考えていかなければならないと思っております」「外国の方であろうと何であろうと、それはGDP(国内総生産)にはなる訳でございます」
 内閣改造で新たに就任した石破大臣は、外国人材の受け入れについて「色々な管理体制を担保しながら進めていく」という考えを示しました。秋の臨時国会に関係する法律の改正案を提出する方針です。また、会議では、国家戦略特区に指定した6つの地域のうち、福岡市と兵庫県養父市の2都市について事業計画を初めて認定しました。

via: 家事請け負う外国人の受け入れ促進目指す

 

石破さん、たった10日で矛盾

ANNニュースで、上記の記事が報じられていました。しかしこの内容、9月10日時点でのyahooニュースで報じられたものとは矛盾するもののように捉えられるのも仕方が無いようなもの。

 

石破茂地方創生担当相は10日の関西テレビの番組で、労働人口減少対策としての移民受け入れに関し、「(日本の)女性、高齢者の労働者ももっと活用できる。移民を受け入れられなければ、日本の労働力はにっちもさっちもいかないという話ではない」と述べた。その上で、「労働力の問題と移民を合わせた考え方には、今のところ賛成していない」と強調した。

via: 移民受け入れ賛成せず=労働人口減少対策で―石破地方相 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

前回の記事にも書きましたが、労働力不足を単純に移民で埋めようという考えた方には批判も多くありますし、なにより政府の方針である「女性の力を活かす」とも競合するものであると思います。(女性の力を活かすべきだ、という論旨ではありませんが)

 

移民でもGDP、は本当か

また、石破氏は戦略特区大臣としての立場から、そちらの推進もしていくようです。が、こちらも前回記事に書いたように、必ずしも戦略特区が実質的な「日本の豊かさ」に繋がるかどうかには疑問です。

 

さて、先述した中国のGDPの上昇についてですが、ちょっと怖い意見もあります。というのは、外資企業の利益を中国政府のモノとして計上することで嵩を増しているという意見が出ているのです。外資は常に「安い労働力」を求める性質を持ち、その地域における経済の活性化などを意図しているわけではないというリアリズム的な考え方ですね。どうやら少なからずデータとしてもそのような結果が出ているようで、「made in china」は売れているが、「made by china」は商品の競争力がかなり落ちるとのことです。

 

これだと見かけの上でのGDPは上昇するものの、中国経済そのものが潤うかというと全く別物。更には人件費が上がってしまえばすぐにでも他のところに移転してしまう外資に依存した経済システムには綻びが見えているとも言えそうです。こういったデータは全て「中国経済のジレンマ」からの参照です。筆者は中国人の方で、関 志雄という方になります。是非時間のある方は読んでみることをお勧めします。GDP世界第二位の化けの皮がはがされるところを見ることが出来ます。

via: 戦略特区は中国の二の舞? 外資に対する不安 : キジトラ速報

 

この特区というシステムと、移民というシステムは容易に結びつくように感じるのは私だけではないでしょう。外資を誘致し、安い労働力を移民によって確保してGDPを高めるという筋書き。日本というブランドで生産することで外資にはメリットがあり、移民を使えば労働力は安く上がり、GDPが上がるので日本も見かけの経済を大きくすることが出来るというわけですが、そこに問題はないのでしょうか。

 

仮初めとしての「GDP」

一時期、GNHという言葉がニュースで飛び交った時期をご存知でしょうか? ブータンが使い始めたことから、今では国連レポートにも採用されたこの指標は「国民総幸福量」の略語です。

 

011年7月に国連で歴史的な決議が通過。国連加盟国に幸福度の調査を行い、結果を公共政策に活かすことを呼びかけました。その結果、2012年4月にブータン首相が議長になっての国連ハイレベル会合が実現し、最初の世界幸福度報告書(World Happiness Report)が発表されました。

2013年からは毎年3月20日が国連が定めた国際幸福デー(International Day of Happiness)となり、2013年3月20日には、全世界でハッピーデーが祝われました。日本ではHAPPY DAY TOKYO 2013が開催され1万人が東京都の日比谷公園に集まり、2014年も開催が予定されています。

人類の究極の目標と言ってもいい幸福度を国連が指標化したことは大変意義深いことです。

今年9月9日に国連が世界幸福度報告書2013を発表しました。

via: 国連が世界幸福度報告書2013を発表。国別幸福度ランキングで日本は43位に。 | 関根健次

 

基本的な方向性としては、「GDP」というカネによる単一的な尺度でない国家の指標を利用していこうということで、ブータンの知識人から、下記のような説明がなされているようです。簡単に言うと、「金があるからといって幸せとは限らない」ということですね。

 

ブータン国立研究所所長である、カルマ・ウラはGNHについて次のように述べている。

「経済成長率が高い国や医療が高度な国、消費や所得が多い国の人々は本当に幸せだろうか。先進国でうつ病に悩む人が多いのはなぜか。地球環境を破壊しながら成長を遂げて、豊かな社会は訪れるのか。他者とのつながり、自由な時間、自然とのふれあいは人間が安心して暮らす中で欠かせない要素だ。金融危機の中、関心が一段と高まり、GNHの考えに基づく政策が欧米では浸透しつつある。GDPの巨大な幻想に気づく時が来ているのではないか[4]。」

via: 国民総幸福量 – Wikipedia

 

事実、国連のレポートとしても用いられる尺度になっている以上、欧米でも(というか国際レベル)で採用されるようになっている流れはあるように思います。ここで重要なのは、数値化することで実現への具体的な方策を見つけやすいということでしょう。(ミレニアム開発目標なんかも、ポストミレニアムに向けて動いているようですし、そこで採用される可能性もあるのかもしれません)ただ、逆に数値化することで起きる弊害についても注意を持つ必要があるのは間違い有りませんが。(例えば貧困の定義を引き下げることで、名目上の数字を下げるなどの恣意的な操作)

 

ただ少なくとも、GDPという国民の生活とは乖離した感覚とは別の尺度を用いるということ自体は、国家を評価する新たな指標と言えますし、GDPだけじゃない国家の価値を示す指標であると言えることは確かでしょう。事実、中国などでも国民の生活を無視した無理なGDP増大戦略について反省をしているのか、GNHを採用してもいるようです。他に有名な指標としては、HDIなんかも挙げられるでしょう。どちらにせよ、単一の尺度(カネ)だけで世界を評価しないことの重要性と必要性から出てきた必然とも言えると思います。

 

人間開発指数(にんげんかいはつしすう、Human Development Index, HDI)とは、その国の、人々の生活の質や発展度合いを示す指標である。パキスタンの経済学者マブーブル・ハックによって1990年に作られた。1993年以降、国連年次報告の中で各国の指数が公表されている。

発達状況、先進性を表す指標として、生活の質を計っているので、値の高い国が先進国と重なる場合も多く、先進国を判定するための新たな基準としての役割が期待されている。人間開発指標とも表記する。

via: 人間開発指数 – Wikipedia

 

本当の豊かさとは

さて、このようにGDP以外の観点を持ってみると、戦略特区の推進と移民誘致の推進から得られるものというのはどれほどのものなのでしょうか。GDPは確かに上がるかもしれませんが、それは一体なんのために「上げるべき」ものなのでしょうか。外資の受け入れをしても、移民を入れて労働力として利用すれば、日本国民の失業問題への有効な効果は見いだせないでしょうし、であるならば外資を誘致するメリットや移民を受け入れて労働力として扱うことのメリットはどれほどあるのでしょうか。わかりやすい数値としてGDPを国力として示したい気持ちもわかりますが(国民や対外関係においてわかりやすいため)、高いGDPに比してかなり低い幸福度。

 

2010-2012の間の国別幸福度ランキング結果の上位10ヶ国は、

1.デンマーク
2.ノルウェー
3.スイス
4.オランダ
5.スウェーデン
6.カナダ
7.フィンランド
8.オーストリア
9.アイスランド
10.オーストラリア

となっています。

世界一の経済大国アメリカは17位。2位の中国は93位、3位の日本は43位で、GDPが高い国が幸福度が高い結果になっていません。2012年には経済危機があったスペインは39位。軍隊を持たない国中央アメリカのコスタリカは12位でした。ランキングの対象とはなっていませんが、キューバが入っていたら上位にランクインしていたかもしれませんね。

via: 国連が世界幸福度報告書2013を発表。国別幸福度ランキングで日本は43位に。 | 関根健次

 

徒にGDPを稼ぐのも一つの考えですが、他にも色々な「国を評価する指標」があることと、その重要性や必要性は十分に考える価値のあるものでしょう。数値がどんなものであれ、普段の生活に「幸福」や「豊かさ」を感じられない実感の湧かないものであれば、それを追い求めることに必ずしも理があるとは言えないのではないでしょうか。

 

関連記事

 

b03bedf37ffb68739892c5a130bd576c 移民労働者について、石破茂国家戦略特区大臣意見を翻す。「移民でもGDPは増える」




関連記事

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

オススメ記事

副管理人募集

文章書いて金稼ぎたい人募集。ネタはガジェット、政治、経済、法律、貧困、歴史、教育、社会問題、音楽、文学など。ノルマは特に無いので気が向いた時だけ書いてくれればOK。希望者はメールフォームから問い合わせてください。条件を聞くだけでも構いませんので気軽にどうぞ。

コメント

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (4)
    • 2014年 9月 22日

    ああ面毒さ
    国民も移民のやばさわかってね絵から名

    区s味噌になったら管理人さんがこいつ始末してくださるでしょ

    • 2014年 9月 22日

    ザイヌ利権も作りやがって自民党4

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 23日

    移民という資産が負債に変わる頃、おじいちゃん達は死んでるか政界引退してヌクヌクやってますと。

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 24日

    まったく納得な内容で

広告

おすすめサイト:Freemake YouTube ダウンロードソフト

 



画像RSS





カテゴリー

ブログパーツ

アクセスランキング
ページ上部へ戻る