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もしもイスラム国が核兵器を持ったら? 核兵器は強者のみに許された武器なのか

もしもイスラム国が核兵器を持ったら? そんな想像が一度はアメリカ国民によぎっていたとは思いますが、それに関するニュースが報じられました。9.11以降のテロに対する「正義の戦い」はどのような局面を迎えているのでしょうか。また、核兵器の罪深さとはなんなのでしょうか。

 





 

ISIS(イスラム国)が「Dirty Bomb(汚い爆弾)」の保有に至ったことがISIS系グループによるTweetにより明らかとなった。

Dirty Bombとは、通常火薬を使って核物質を周囲にばら撒くことを目的とした放射性爆弾の一種となる。Dirty Bombの場合、核分裂による原子力爆弾や核融合による水素爆弾のような膨大な破壊力を得ることはできないが、爆発による衝撃で周囲が放射能で汚染されることから、実質的には核兵器と同じ効果を持つことができる「poor man’s nuclear weapon(貧者の核兵器)」として、核兵器を開発する技術力や資金力を持たないテロ組織やテロ支援国家の間では関心を集めていた。

ただし、Dirty Bombの実際の効果については 専門家の間でも見方は分かれている。

ISISは、Dirty Bombの製造に必要な核物質については、イラクにあるUniversity of Mosulという大学から盗み出した核物質を使用したと主張している。

University of Mosulを巡っては、今年の7月にウラニウム40キロが盗まれるという事件が発生し、波紋を呼んでいた。

via: ISIS: 「汚い爆弾」の保有宣言 – BusinessNewsline

 

状況整理

さて、まずは簡単にニュースの情報を整理してみましょう。情報のソースはどうやらISIS系グループのtwitterということで、若干怪しい気もします。

 

そしてDirty bombというのは核融合の破壊力を持たない、放射能による攻撃をメインとした武器のようです。技術や資金をあまり必要としないことから、テロリストグループとしては手に入れるにはぴったりのものだったようです。

 

効果には専門家の間でも意見が割れているようですが、たとえ意見が割れていようともその「戦略的意味」に変わりはありません。強烈な効果があるの「かも」しれないというだけで、十分価値を持つからです。

 

テロアレルギー国家、アメリカ

9.11のテロから、アメリカはテロリズムに対して一種病的なまでの反応を示し続けています。愛国者法に代表されるような、通常であれば絶対に認められないであろう自由の侵害を含んだ法が可決されるなど、背に腹は代えられないという態度が示されています。

 

ボストンマラソンの時の爆弾事件もありましたし、最近ではまさしくイスラム国に対する危機意識を募らせています。それもそのはず、最早空爆で抑えられるわけでもなく、集団ではなく個人プレーも目だつテロに対しては、「断絶」させることがほぼ不可能なのですから。

 

第二次世界大戦、とりわけ冷戦以降の「世界の警察」としてのアメリカの裏の顔にスポットライトを当てる視点もずいぶん増えてきたように思います。日本ではまだまだイメージ戦略が有効で、あまり悪いイメージを持たれていないのも確かですが。

 

核兵器、の罪

さて、そもそも核兵器がここまで大きな問題となっているのはなぜなのでしょうか。他にも山ほど強力な武器がある中で、非核三原則が挙げられるほどに注視されている理由です。それはすなわち、国際法上における問題点が多いということなのです。

 

例えば、戦争時であっても民間人を攻撃することは許されません(差別原則)。また、必要以上の苦痛を味あわせることも禁じられています。長期にわたって被害が残るような攻撃も認められていません。

 

勘の鋭い方でなくてもお分かりでしょうが、核兵器はまさにこれらの規定を全て破って存在している兵器なのですね。範囲が大きすぎて民間人、軍人の区別は不可能。広範に渡る破壊的な爆破に加え、長期に渡る汚染を残す最悪の兵器なわけです。

 

しかしそれゆえに強烈で、あらゆる国家に対して示威的行動を取ることができるような武器とも言えます。最近では核兵器廃絶に向けた動きにアメリカも参加したと報じられましたが、このような現状を見る限り核兵器を手放す日はまだまだこないでしょう。

 

アメリカが抱える恐怖

さて、先ほど書いたような威力を誰よりもよく知っているのはアメリカです。軍事力がどれほど価値を持っているのか、暴力が人を黙らせる力を持つことを知っているのも、またアメリカです。

 

それゆえに、その暴力の対象となることについて多くの人が極めて現実的な恐怖を抱いているのです。暴力を振るう側だからこそ、その恐怖を自覚できるというのはなんとも現実的なアイロニーですね。

 

そして、最近では昔ほど簡単に「正義」を謳うことが出来なくなってきました。全体主義、そして社会主義との対立が終わり、世界の平和を押し出す時代も終わり、むしろそのカウンターカルチャーがやってきているところにテロ。

 

自分たちの一義的な「正義」を見出すことが難しくなっています。アメリカにおいては「リベラル」という言葉には多様な意味が込められていますが、同時にその言葉には「アメリカ人らしさ」が含意されています。そして、そのリベラルなるものが最近はすっかり輪郭を失ってしまっているのも確かなようです。

 

まとめ

今回のニュースがもし事実だとすると、また世界情勢に大きな波紋を生むでしょう。核兵器を持つな、と声高に主張する国が核兵器を持っている、という矛盾構造と戦ういい機会かもしれません。

 

国際法や国際政治は基本的にパワーポリティクス的で、結局強いものが正義となる側面があります。しかしながら、いわゆる強者ではないとしても、「暴力」さえ手に入れてしまえばその構造に抗うことが可能になってしまっています。

 

アメリカでの放射能兵器によるテロへの懸念が高まることはもちろん必要なことですが、同時に「核兵器」なる国際法上違反した存在をどのように取り扱うべきなのか、より精緻な議論が望まれます。(ちなみに、自衛目的の核兵器使用は罪に問えないという判例もあります)

 

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コメント

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  • コメント (1)
    • キジトラさん
    • 2014年 12月 09日

    ISISにはぜひともアメリカにDirtyBombを食らわせてほしいね
    これまでのアメリカの行為の報いだ

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