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子供の成績への遺伝による影響は環境の2倍

進学格差

貧困家庭の子は学歴を高めることができずに、進学格差が生まれている。こういう言説が、日本では一般的ですが、比較社会学の鹿又伸夫教授は、進学と学歴の格差の原因にはより多様なものが含まれているのではないか、と考えているようです。

 

鹿又の著書『何が進学格差を作るのか』を読んでみないと、氏の主張詳細は分からないようですが…氏は新しい発見・確認として「高校のランキングが進学する大学のランキングにつながる(大学進学に有利な高校に進むと、有力な大学に進める)」と主張しています。

 

…??いい高校に進めばいい大学に進めるって、新発見なんですかねwちょっと鹿又氏の主張は要領を得ない。わたしの理解力が乏しいだけなのかもしれませんが…





遺伝の影響?

ブロゴスのコメント欄には面白いことが書いてありました。 ロンドン大の研究によると、「学業成績に対する遺伝の影響は環境の2倍になる」そうです。要は遺伝で決まってしまう…これって、結構怖い事実ですよね。努力だけで賄える部分って実はそんなに多くない。これ、日本の教育学界は絶対に認めない事実なんだろうなぁ。

 

この種の問題は科学的には結論が出ているのではないでしょうか。例えば、次の研究をご覧ください: http://mainichi.jp/feature/news/20131217k0000m030010000c.html この研究によると、学業成績に対する遺伝の影響は環境の2倍と結論されています。この研究はイギリスのものですが、西欧ではこの種の問題を冷静的に分析しています。

日本ではこの「不都合な真実」から目をそらす風潮が強いようです。特に、教育学者にその傾向が強い。彼らは、格差を環境だけで説明しようとやっきになっています。前段で述べた研究でも環境の影響があることは分かっていますが、遺伝の影響はその2倍もあることが冷厳な現実なのです。

学業成績に有利な遺伝的形質の場合、一対の対立遺伝子により支配されるメンデル遺伝とは異なり、多数の遺伝子が関係しています。そのため、「優秀な両親」の間に生まれた子供でも、「優秀な形質」の程度にはばらつきが生じます。同じ家庭に育てば兄弟の間で環境条件には大きな差がありません。しかしながら、兄弟の中には優秀な子もいればそれほどでもない子もいます。最近は少子化のためそのことが目立ちませんが、20~30年前までは珍しいことではありませんでした。特に悲劇的なのは、優秀な兄弟の中に生まれた「出来の悪い子供」です。彼は他の兄弟に負けないように必死になって勉強しますがそれでも他の兄弟のレベルに到達できないからです。この悲劇は、学業成績が環境だけで決まるのではないことの結果です。

前段のケースとは逆に、「並みの両親」から生まれる子供の中に優秀な形質をもった子供が生まれることもあります。いわゆる、鳶が鷹を生むケースである。この場合、教育環境がそれほどでなくとも高い学業成績を上げることになります。

いずれにせよ,この種の問題を建前論で論議することは不毛です。

via: 意見:進学と学歴の格差をもたらすもの 『何が進学格差を作るのか』 鹿又伸夫氏インタビュー – 本多カツヒロ

 

調査は英国で過去3年間に16歳になった双子約1万1000人が対象。義務教育修了時に受験する中等教育修了試験(GCSE)での「一卵性の双子」と「二卵性の双子」の成績(英語、理科、数学)を比較した。双子は一卵性、二卵性ともに学校や家庭の環境はほぼ同じと考えられる一方、遺伝子は一卵性が完全に一致するのに対し二卵性は別の遺伝子を持つ。一卵性と二卵性の双子を比較することで、成績に対する遺伝子の影響を割り出した。

 その結果、全体では遺伝子の成績に与える影響は58%で、環境(家庭・学校)の影響は29%。残り13%はそれぞれの個性による違いと考えられるという。科目別では、遺伝子の影響は理科58%、数学55%、英語52%で、科学分野で遺伝の影響がより大きい可能性がある。調査メンバー(計8人)のシェイクシャフト氏は、「これまで以上に個人に合わせた教育が必要」と話している。

 

via: 学業成績:遺伝の影響は環境の2倍 英で双子を調査 – 毎日新聞

 

もちろん、遺伝だけで説明がつかない要素もあると思います。同じ兄弟・双子であっても差が出てくるし…そこは環境の要因なんでしょう。

 

遺伝の影響?

「やればできる子」って言葉、わたしはあまり好きではないんですが、貧困家庭の子は「やればできるのにやれない」ってパターンが多いようにも感じます。最初から進学っていう選択肢がなくて、高卒就職を前提に高校選びをしてしまうんですよねぇ。大学時代、貧困家庭の高校生と接して進路相談に乗ったことがありましたが、高校入学段階で進路って決まってしまうのでどうしようもないって状況に何度も遭遇したことがあります。

 

高校選びは大事

九州の田舎なんかだと、「高校選び」の重要性はより顕著になってきます。たとえば、わたしの地元だと、進学校・農業高校・商業高校・工業高校・底辺私立高みたいな感じで分かれていました。大学に一般入試で進学できるのは進学校のみ。最近では実業高校でも大学進学する子が増えているみたいですが、推薦入試でFラン私大に入るってパターンですね。学校で受験科目を教わらないので、進学しようと思っても自力じゃ無理…

 

こういう側面を見ると、鹿又氏の高校選びが大学を決めるって主張は首肯できます。中学の段階で将来をしっかり見据えないと、人生が大きく変わってしまう。このことをもうちょっと危機感を持って中学生やその親に伝える術ってないんですかねぇ。

 

記事引用

鹿又:アメリカでは、“教育格差”に関する実証的な研究が、1960年代頃より活発になりました。多様な人種を抱えるアメリカでは、人種や貧困と進学がどう関係しているかが根深い問題としてあったためです。

 日本でも、SSM調査という全国調査が1955年から10年おきに行われ、そのデータを利用した研究が行われてきました。ちょうど2000年頃に橘木俊詔氏の『日本の経済格差』(岩波書店)や佐藤俊樹氏の『不平等社会日本』(中央公論社)、そして苅谷剛彦氏の『階層化日本と教育危機』(有信堂高文社)といった本が出版され、2000年代以降そういった議論が注目を集めてきたという経緯があります。

 ただ、そういった一連の研究結果に対し、私は違和感を持っていました。教育社会学を始め、教育や学歴に関する研究には、進学格差の元凶は“親の階層”や“家庭内の環境”にあるといった論調が多く、それは強調しすぎではないかというのが私の立場です。

 60年代以降、アメリカではウィスコンシン大学の研究者を中心に研究が行われました。その蓄積と対比すると、日本の研究はその一部の要因しか取り入れておらず、格差だけを強調しすぎているように思うのです。

――その違いとは?

 

鹿又:ウィスコンシン・モデルという研究方法では、親の階層的地位だけでなく、出身家庭のさまざまな条件、意欲と成績、認知的能力といった要因を幅広く考慮しています。

 一方で、最近の日本では、階層間で不平等に保有される文化資本が、他の資本と同様に世代間で伝達され、この世代間の文化的再生産が学歴と階級の再生産をもたらすという文化資本論、また高い学歴を獲得しようとする意欲が親の職業階級によって異なり、この意欲差が学歴格差を生み出すとする相対的リスク回避説などを取り上げた研究が多い。そして出身階層の影響によって早い段階で分岐したトラックのひとつに所属すると、それが後の進路や進学先というトラックに連結して強く影響するというトラッキング説もあります。

 これらの研究では、親の職業や学歴や所得を進学や学歴格差の発生源と見ています。また、トラッキングを扱う研究でも出身階級・階層から進学ルートへの影響が強調されています。つまり、日本の研究では、進学格差の発生源を階級・階層に限定し過ぎている。

 また、この本では書けなかったのですが、遺伝的な認知的能力の影響もどの程度かはわからないにせよ、分析上考慮する必要はあるのではないかと思います。

――これまで日本ではなぜ認知的能力について考慮されてこなかったのでしょうか?

鹿又:日本の社会調査データとして存在しないという点もありますが、教育に関する研究をされている方々の中には、遺伝的な知能の差というものがあると「平等」ではないという考え方があるように見えます。

――しかし、一般の人からすれば、そういったものは肌感覚としてあるようにも思うのですが。

鹿又:科学的に考えようと思えば、そういう視野は必要ですよね。

 しかし、誤解して頂きたくないのは、貧困が増えていないとか、そのことで進学を断念せざるを得ない子どもたちがいることを否定しているつもりはありません。報道などを見ても、貧困家庭が増えていて、子供の進学に影響していると実感しています。

 ただ、そういった子どもの数と、進学の機会の格差というメカニズムは別のもので、今回の研究ではメカニズムそのものとしては、強いトラッキングがあるという点でみなさんの常識的な感覚に当てはまる結果になったと思います。

――気になるその結果とは?

 

鹿又:特に明らかなのは、大学進学に有利な高校に進むと、有力な大学に進めるという結果です。さまざまな要因を考慮した結果、高校のランキングが進学する大学のランキングにつながるということです。その点を確認出来たのは、新しい点でもありますし、これまであまり確かめられていないことでもあります。

――それは男女ともにでしょうか?

鹿又:女性の場合、2005年のデータで捉えることが出来た難関大学進学者は少ないため、ハッキリとしていない部分が多い。また、過去には女性が4年生大学よりも短期大学へ進学することを望まれた時代もあったため、男性のように明らかな高校と大学のトラッキングが作られてこなかったこともあると思います。

――大学進学に有利な高校へ進むことと、親の所得や出身階層はまったく関係ないのでしょうか?

鹿又:関係ないわけではありません。親の階層や学歴、所得だけを取り上げれば当然影響はあります。ただ、その他の要因をすべて考慮すると、高校から大学へのトラッキングや進学意欲、成績が重要であるとなるのです。

――研究の今後の課題はありますか?

 課題というよりは残された疑問はあります。まず、進学意欲の問題。なぜこれが作られるのかです。高校進学に関しては中学3年生の時点での意欲を、高校進学に近い時期に聞いているので、進路が決まっている子も多く、それだけ強く出てきます。しかし、大学進学に関しても、進学意欲が強く出ているのは、中学3年生時点での意欲が継続している。それは家庭の雰囲気なのか、なぜつくられるのか疑問です。

 また、人の人生にはさまざまなことがあり、時々躓くこともあります。それによって進学も職業的な地位も獲得出来ないということが起こってくる。ただ、その躓きは原発的なのか、逐次的なのかというのも疑問です。たとえば、母子家庭で育ち、それが後の人生にまでずっと影響しているのか。それとも影響というのが逐次的で、その時だけうまくいかなくなるのか。そういう視点で分析できないかなとも思うのですが、統計的に分析するのが難しいですね。

――研究者以外の方に、この本をどんな風に読んで欲しいと思いますか?

鹿又:冷静に比較して、物を確かめる。そういうことが伝わればと思っています。つまり、たとえば文化資本論の説明や、格差社会のデータを聞いて、その視点で物を見ると、そういう見方で見てしまう。ですが、本当はいろんな説を比較しないとわからないのです。そのなかで有力なものを選ぶしかない。科学的に判断するとはそういうことなのです。ですから、冷静に物を見て、判断して欲しいと思います。

 

via: 進学と学歴の格差をもたらすもの 『何が進学格差を作るのか』 鹿又伸夫氏インタビュー – 本多カツヒロ

 

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コメント

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  • コメント (6)
    • 名無しでおk
    • 2014年 12月 29日

    なんだ!?2倍努力すれば良いだけって話か!

    • 2014年 12月 29日

    米1
    それ昔の俺の担任なら、絶対言う

    • キジトラさん
    • 2014年 12月 29日

    教育学は先天的な特性を受け入れたくなさすぎてびびる

    • 名無し
    • 2014年 12月 29日

    やはり遺伝子を改造するしかないな。
    特に劣等感が強いひとだと・・・。

    • そう思う
    • 2014年 12月 29日

    知り合いの子供(小学生)は一日中ゲームし放題だけど成績良い。兄は東大。
    別の子は、食事中でもゲームしてるけど注意されない。でも成績良い。

    • 名無し
    • 2014年 12月 29日

    じゃあ働くのやめる

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