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オリンピックの夢の跡、アテネの現状とトウキョウの未来は

2013年、9月7日。アルゼンチンのブエノスアイレスで、2020年の夏季オリンピックが日本で開催されることが決定したのは記憶に新しい。経済効果に期待する声がある一方、2004年に五輪の開催地となったギリシャ、アテネの現状はずいぶん悲惨だ、と東京新聞が報じています。

 





アテネの現状

【アテネ=共同】二〇〇四年のアテネ五輪から、十年がたった。五輪発祥の地での開催で「原点回帰」が叫ばれた大会だったが、アスリートが熱戦を繰り広げた競技会場の多くは放置されたままだ。二〇年東京五輪の計画でも重視されている後利用は不十分で、夢の舞台は無残な姿をさらしている。

 「ヘビが出るから気をつけろ」。野球センターを訪れると、会場の保守担当者はこう注意した。松坂大輔投手ら野球の日本代表が銅メダルを獲得したグラウンドには雑草が生い茂り、一メートルも伸びたものもあった。

 大会後、野球が盛んではないギリシャでは活用が難しいためサッカー用に改修された。昨夏まで地元のサッカーチームが使用していたが、現在は利用者がなく、隣のソフトボール競技場とともに荒れ放題になっている。

 競泳男子平泳ぎの北島康介選手が二冠を獲得した水泳センターメーンプールでは、記者席に「ATHENS 2004」の文字が残るいすなどの残骸が残されていた。

 第二十八回夏季大会となったアテネ五輪は二百一の国と地域から選手一万人以上が参加。ギリシャに誇りをもたらした一方、多くの会場は「無用の長物」として残った。政府の五輪開催総費用は八十二億二千万ユーロ(約一兆一千億円)に上ったといわれるが、負の遺産を抱えたまま、近年深刻な財政難に陥った。

 地元経済紙ナフトエンボリキは「不況、失業、貧困に悩まされる国民にとって五輪十年後の施設の惨めな状況は憤慨と失望の根源となっている」と厳しく論評した。

 開閉会式が行われた五輪スタジアムなどがあるアテネ五輪総合会場は落書きが目立つ。毎日散策に来るという車いすラグビー選手のアンドレアス・ストラティコプロスさん(31)は「私たちのお金でつくられたものが荒れ果てた状態になっているのは本当に悔しい。このままなら施設が崩壊してしまう」と憤った。

 

via: 東京新聞:アテネの夢舞台、無残 五輪から10年 放置、荒廃:国際(TOKYO Web)

 

”政府の五輪開催総費用は八十二億二千万ユーロ(約一兆一千億円)”と言われる膨大な額を投資してアテネ五輪開催に臨んだギリシャですが、今では記事の通り元野球場は元サッカーグラウンド、いまでは雑草の生い茂る場所となってしまっているようです。EU内でも赤字国として憂き目にあっているギリシャ国民が納得出来るものとは到底言えないですね。

 

他の開催国はどうだったのか

88年の韓国から08年の中国まで実に6大会の内、開催後に景気が良くなったのは僅か一例。どうやら経済効果があるから開催しよう! という考え方はかなり眉唾もののようです。日本開催が決まったとき盛り上がった層はこういう統計は知っていたんでしょうか。お祭騒ぎもいいですが、国家予算を大量に投入して新たなインフラ整備をする以上、決断は容易ではないはずですが。

 

ちなみに、日本が開催国として決定した時のライバルだったスペイン、マドリッドでは開催反対のデモが行われていました。国民の間でもそういった情報がきちんと回っていたのでしょう。この辺がどうも日本の限界のような気もします。民主主義の前提である、情報を集めることに対する能力の欠如というか…もちろん有識者は違ったのでしょうがマスコミの熱烈報道に持って行かれた部分が大きかったと思います。

 

■投資や消費の反動 一気に

 

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 「あれ?」。章司が資料を調べると、五輪を開いた後、景気が悪化した国の方が多かった。2008年に北京五輪を開いた中国は、前の年に14%を超えた経済成長率が開催年と翌年は9%台に鈍化。その前のギリシャも開催後にブレーキがかかり、今は債務問題で国中が大混乱している。

 1988年のソウル五輪以降、夏季6大会で成長率を比べると、開催年よりその翌年が上昇したのは米国だけ。日本でも64年の東京五輪の後、「昭和40年(65年)不況」があった。

 「観光客が来て、景気は良くなりそうですが」。章司はスポーツと経済の関係に詳しい早稲田大学教授の原田宗彦さん(58)に疑問をぶつけた。原田さんは「五輪は一種の公共事業。前倒しで国や企業が投資したり、市民が消費したりした反動が出てくるのです」と教えてくれた。特に新興国は遅れているインフラを一気に整えようと巨額のお金を投じる。高速道路や新幹線が次々できた60年代の日本はその典型だ。

 

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ギリシャは五輪開催に合わせてアテネ市内の交通網などを整備した

 一方、既にインフラが整っている先進国は途上国ほど投資は伸びず、経済規模が大きいので影響も少ない。国民の価値観が多様化しており「五輪を冷めた目でみるので消費もあまり盛り上がりません」という。

 

via: 五輪後に景気が悪くなる理由 夏季6大会で例外は1つだけ  :日本経済新聞

 

2020年、トウキョウの未来は

しかし、安心してください。どうやら国の上層部やオリンピック開催委員会はもちろんそういった経済効果を楽観的に期待しての招致ではなかったようです。会員にアンケートをとったところ、「国民が共通の目標に向かう」「青少年の夢をはぐくむ」といったワードが上位になったとか。先進国では経済効果以外の目的も多分にあるようです。

 

また、東京は改修が必要な施設も多く、新しい施設を建築するというよりはそれらを改修して新たなトウキョウとなることでコンパクトな開催を行い、経済効果を最大限にするようです。オリンピック開催と聞いて、すぐに経済効果だけを考えてしまうのも、案外安易なのかもしれません。

 

招致活動に参加する東京商工会議所にも立ち寄った。地域振興部長の荒木時雄さんは「必ずしも金銭的な効果を求めているのではありません」と話してくれた。五輪に期待することを聞いた会員への調査では「国民が共通の目標に向かう」「青少年の夢をはぐくむ」が上位を占めたという。

 「日本のような先進国は経済以外を重視するのか」。五輪と経済の関係をみている三井住友アセットマネジメントのチーフエコノミスト、宅森昭吉さんに意見を求めると、「東京は国立競技場など改修が必要な施設がもともと多いんです。再利用してコンパクトな大会にすれば過剰投資の反動は抑えられます」という。「過去も日本人選手が活躍した年には消費によい影響が出ました」

 「工夫次第で不況や財政悪化は避けられそうです」報告すると、所長が「東京五輪が開かれれば国際的な知名度を上げられるぞ。英会話を勉強しよう」と腕まくりした。夫人の円子がぼそり。「授業料は? 過剰投資の反動で立ち行かなくなれば元も子もないわよ」

 

via: 五輪後に景気が悪くなる理由 夏季6大会で例外は1つだけ  :日本経済新聞

 

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コメント

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  • コメント (7)
    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    数少ない統計サンプルとオリンピック以外の経済要因を考慮してない糞みたいな記事

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    日本の場合すべての競技がそれなりに盛んだしどこかみたいに偏っているわけでもない
    今でも国立競技場は使われているわけだしそういうとこ考えろよ

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    60万人の都市と1300万人の都市とを比較できない気がする

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    五輪決定前からの比較が必要じゃねえの?開催後みたらそりゃ大抵さがるでしゅ

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    五輪決定前からの比較が必要じゃねえの?
    開催後みたらそりゃ大抵さがるでしょ。

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 07日

    そもそも、一種の公共事業だから、開催が決まってから、実際の開催までの景気の盛り上がりが重要な目的で、工事が完成したらいったん落ちるのは当たり前。昭和39年の東京オリンピックの後も、「オリンピック不況」となったが、本当に重要なのは開催準備による前景気のほう。
     記事中の「五輪前後の成長率」のグラフは、開催決定から開催後まで8-9年の成長率データを全て記載しないと不公平。意図的なオリンピック下げ記事と見られても仕方がない。

    • キジトラさん
    • 2014年 9月 09日

    開催後に景気が落ちるというのは当たり前だけど、オリンピック準備による景気改善効果は一時的でしかなく、
    経済的負担が大きく、景気を不安定にするということじゃないかな
    確かにマッチポンプ的な内容だったけど

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