2ch PC スマホ iPhone Android WindowsPhone ガラケー ガジェット ニュース 壁紙

新しい都市の形。2020年東京オリンピック/パラリンピックに向けて「自転車特区」を自民党谷垣禎一幹事長が提案。

2020年東京オリンピック/パラリンピックに向けて、日本の構造を変えていこうという動きがちょくちょく見えたり聞こえたりするようになってきましたが、その一つでしょうか。自民党谷垣幹事長が、「自転車特区」なるものを提案したいという意見を出しているようです。ロンドンやパリなど、いわゆる大都市では公共交通機関が極めて発達していますが、日本(東京か)の未来はどう動いていくのでしょうか。



自民党の谷垣禎一幹事長は20日、東京都内で開かれた自転車による都市交通改革を考える「サイクリングサミット2014」の集会に参加した。20年の東京五輪・パラリンピックを見据え、「お台場を『自転車交通特区』にできないか」と提案した。

 サイクリングが趣味の谷垣氏は環境保護、交通渋滞緩和の観点から「自転車専用レーンがまだまだ少ない。自転車には大きな公共性、公益性がある。利用促進は交通改革の主役になり得る」と熱弁を振るった。

 シンポジウム後、記者団に特区のイメージを問われると「頭の中で具体的になっているわけではない」と述べ、思いが先行している様子もうかがえた。(共同通信)

via: 「自転車特区」を提案 五輪見据え谷垣氏 | 沖縄タイムス+プラス

 

都市における公共交通機関

ロンドンの交通網と言えば地下鉄。複雑でわかりづらいという悪名を持ちつつも、ロンドンの大動脈としてバスと地下鉄は世界でも有名です。パリもまたメトロとバスがたくさん。日本も、縦横無尽に張り巡らされた地下鉄はICカードの合併もあってずいぶん便利になりました。(ちなみにロンドンではoysterというICカードが、パリにはnavigoというICカードがあります。)車社会からの脱却を目的とする場合も多く、事実公共交通機関には「渋滞がない」「排気が車社会に比べて少ない」といったメリットがあります。車での移動と比べて行き先の確認も容易ですし、案内や表示も沢山あります。

 

自転車の入り込む余地はあるのか

それでは、これだけ高度に発達した公共交通機関がある都市において、谷垣幹事長が言うような自転車特区というのはありうるのでしょうか。少なくとも筆者の知る限り、そういったものはロンドンやパリには無いと思います。が、日本ではまだほとんど普及していないでしょうが、これらの都市には「レンタルサイクル」のサービスが非常に充実しています。クレジットカードさえ持っていれば、道端にある自転車置き場から「一日当たりいくら」といった形で借りることが出来、しかも返す場所は他の自転車置き場でいいので大変簡単に利用することが出来ます。

 

2007年6月13日から、運用に向けたデモンストレーションが行われ、同年7月15日から正式に運用が開始された。ヴェリブとは、フランス語の「vélo」(ヴェロ・自転車)と「libre」(リーブル・自由な)という単語の造語である。導入の主目的はパリ市民の日常の移動手段としてであるが、1日単位の短期利用により、観光客がサイクリングに活用することもできる。24時間無休のサービスを提供し、路上にあるスタシオンと呼ばれる専用の駐輪ポイントにて、利用者自身で貸出・返却を行い、他のあるいは同スタシオンへの返却が可能である。パリ市当局は、ヴェリブの普及により、地球環境に優しい自転車の利用促進を目指している。

開始後1年後の実績としては、利用者がのべ27,500,000人に及び、200,000人が年間パスに登録し[1]、好評を博しており、自転車共有サービスとしては現在、世界最大の規模である。

via: ヴェリブ – Wikipedia

 

これによって、車の利用を大きく減少させることに成功し、かつ「観光客の足」としても大きな効果を上げたようです。(ヨーロッパではストライキが多いので、そんな時にも便利なよう)車の利用が減少すれば渋滞も減り、渋滞の間の排気も減少するということで良いことづくめ。しかも、観光客の足としての最大の魅力はやはり「その街の空気を味わうことが出来る」という点でしょう。定期的に地下を走り続けるメトロに乗って街を行くのもいいですが。それでは街の景観や独特の雰囲気を味わうせっかくの機会が失われてしまうことになります。このような理由から、「観光客の足」として選ばれるだけの魅力があるのでしょう。今後、これに近いサービスは世界中で(特に観光地では)普及するのではないかと思います。

 

自転車特区の是非

幹事長自身も、まだしっかりとした構想が出来ていないと言っているようです。筆者個人としては、自転車特区を今更東京に作るのはあまり意味がないことのように思います。なぜなら、上記のサービスのような形で車の利用を減らすことは可能ですし、更に既に出来上がっている高度な公共交通機関とのアクセスを重視したサービスにしていくことで、世界でもトップクラスのアクセス性を持った都市に進化することが可能だろうからです。一般に「わかりづらい」と言われることが多い新宿駅などに対して、どれだけ「わかりやすさ」に向けて改善させていけるかどうかのほうが、よほど「自転車特区」よりも現実的な問題ではないでしょうか。

 

外国人にわかりづらいことが多いと言われる日本では、表記の問題やスタッフの語学力(英語はもちろん、中国語、スペイン語など)の問題も挙げられるでしょう。特に東京や京都など観光名所として世界でも高い地位を持っているようなところでは、公共交通機関には大きな責任と能力が与えられるべきです。どうにも外国人恐怖症が多いような気のする日本。このオリンピックを機に「観光都市」としての更なる強さを身につけることが出来たら、オリンピックが終わってからも残る大きな資産となるのではないでしょうか。

 

関連記事

 

be0203f96b68680efa1f9812abce9fd2 600x429 新しい都市の形。2020年東京オリンピック/パラリンピックに向けて「自転車特区」を自民党谷垣禎一幹事長が提案。




関連記事

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

オススメ記事

副管理人募集

文章書いて金稼ぎたい人募集。ネタはガジェット、政治、経済、法律、貧困、歴史、教育、社会問題、音楽、文学など。ノルマは特に無いので気が向いた時だけ書いてくれればOK。希望者はメールフォームから問い合わせてください。条件を聞くだけでも構いませんので気軽にどうぞ。

コメント

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. この記事へのコメントはありません。

広告




画像RSS





カテゴリー

ブログパーツ

アクセスランキング
ページ上部へ戻る