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しまむらとヤンキーについて

ヤンキーの生態

ヤンキーの生態がにわかに注目されて、ヤンキーマーケティング論などが盛り上がったのはまだ記憶に新しいことです。これまでアウトローだった「ヤンキー」という存在に、これほどまでに関心が集まったのは初めてだったのではないでしょうか。

 

で、オタク精神科医のシロクマ氏が、おもしろい考察を書いていました。「ファッションセンターしまむらは、ヤンキー的な衣服を流通させる社会装置として機能している」。





しまむらはヤンキーっぽい

うん、しまむらに一度でも入ったことがある人なら、すぐにピンときたかもしれません。しまむらで売ってる服ってまさにヤンキー的なんですよね。わたしの中では、しまむら以上にドンキ・ホーテがDQN的なイメージがありますが… いずれにせよ、国道沿いに建っているリーズナブルなファッション店は、ヤンキー衣服を流通させる役割を果たしていそうです。

 

シロクマ氏の考察で面白かったのが、「お母さんに買ってきてもらった服と言えば、ヤンキー的なデザイン」との部分。

 

小学生のころ、母に買ってきてもらった服はちょっと垢ぬけていて田舎の小学校では浮いてしまったことを思い出します。

 

田舎はファッションの幅が狭い

田舎だとファッションの選択肢が狭いんですよね。ネット通販も普及してきているけど、普段Amazonで買物ばかりしているわたしでも衣類はネットで購入したことがありません。サイズの問題なんかもあるし、服は実際の店舗で済ませてしまうってパターンは割と多いんじゃないでしょうか。

 

ユニクロかAEONかしまむらか…私の地元はまさにその三択って感じですw子供の服なんてすぐに着れなくなるんだから、しまむらで安くで済ませてしまおうって人も多い。なら、クラスの半分くらいはしまむらのヤンキーファッションを着ていてもおかしくはないんだよなぁ。

 

で、田舎はヤンキーっぽいのが多い

で、改めて地元・田舎の子供たちの服装を見てみると、普通の子でもヤンキー的なゴテゴテしたデザインのものが多い気がするw

 

ファッション感覚・美的感覚って小さい頃から割と変わらないもので、小さいころから当たり前のようにシマムラを着ていたら、大人になってもDQN的な服装になってしまいかねない。

 

マイルドヤンキー論は、マイルドな地元志向のヤンキーが増えているという経済論でした。ヤンキーがマイルドになってきているという話。

 

しまむらとヤンキー文化の話を考えてみると、一般人がヤンキーチックになってきているって現象も起きているのかもしれないw1億総DQN時代は近い?w

 

記事引用

で、「ヤンキーとファッションセンターしまむら」ですよ。

 

 正確には「ヤンキー的消費者と国道沿いの衣料品店」と書くべきでしょうか。

 

 21世紀のヤンキー的文化、特にそのファッションを理解するにあたって、ファスト風土の衣料品店の果たしている影響は軽視できません。なにしろ、地方郊外の幹線道路沿いで衣服を手に入れるにあたって、最も価格が手頃で、最も売り場が近いのが、(株)しまむらの店舗群、次いでユニクロなのですから。

 

 プレーンなデザインのユニクロはともかく、しまむらやAvailの衣料品は(生地や裁断がチープではあっても、意匠のわかりやすい)ヤンキー親和的なデザインのものが多数を占めています。そのうえ、地方の国道沿いでお母さんが買ってくる福袋――ピンクポンク、ディージェイホンダ、ビーワンソウル、といった“ブランドもの”の福袋――にも、大抵、ヤンキーっぽい意匠の衣料品が詰まっています。

 

 「お母さんに買ってきてもらった服」といえば、あか抜けないシャツやスラックスを連想する人もいるかもしれませんが、それは随分昔のこと。現在のファスト風土で「お母さんに買ってきてもらった服」といえば、ヤンキー的なデザインのものでまず間違いありません。

 

 必然的に、地方や郊外の子ども時代はヤンキー的な衣服によってイニシエーションを受けやすく、大きな変更を蒙らない限り、そのまま年を取っていきます。自分で服を選ばない人々は「お母さんに買ってきてもらったヤンキーっぽい服」のままに。自分で服を選ぶ人々も、美意識が大きく変化しない限りはやっぱりヤンキーっぽいテイストのままに。ここ十数年は三十代以下の金銭的余裕が乏しいので、衣服のスタイル変更に費やせる金銭が限られているのは言うまでもありません。

 

 “(株)しまむらがヤンキー文化を流布している”と言ってしまえば誇張になりますが、“(株)しまむらがヤンキー的な衣服を流通させる社会装置として機能している”とは言えそうです。

 

 こんな具合にヤンキー的な衣服が流通し、消費されているのですから、ヤンキー的な衣服を着ている=ヤンキー的なメンタリティを持っていると考えるのは早合点というものです。ファッションに全く興味の無いおじさんや、ファッションに無頓着な十代のオタク系男子が、なんともヤンキーっぽい出で立ちをしていることが珍しくなくなりました。

 

 魂としてはヤンキーの正反対を行く人でも、ファスト風土ではヤンキー的な恰好をしていることが珍しくないのです――主に、流通上の理由や購買上の理由によって。きわめて消極的な選択によって。

 

 こういう、ポリシーやスタイルと消費が合致しない消費の図式は、ヤンキー的な文化表象だけに限ったものではなく、『新劇場版ヱヴァンゲリオン』や『テルマエ・ロマエ』といった、オタク的・サブカル的な文化表象やコンテンツにもある程度当てはまります。文化表象や消費コンテンツと当人自身のポリシーやスタイルが強固に結合するのではなく、良く言えば融通無碍な、悪く言えば節操の無い消費が、ファスト風土のヤンキー的なるもの(あるいは、オタク的なるものやサブカル的なるもの)の実相ではないでしょうか。

 

 郊外で頻繁に見かけるようになった「マイルドなヤンキー」「ライトなオタク」「サブカルっぽい人々」を考察する際には、サブカルチャー的な精神性を云々するだけでなく、どのようなかたちで文化表象が流通していているのかに注目するのも、ひとつのアングルではないかと思う次第です。

 

via: しまむらとヤンキー的ファッション – シロクマの屑籠

 

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