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なぜ高校生は逃げることができず自殺するのか-部活指導と狭い世界

「ここでやっていくか、それとも死ぬか」そんな極端な二択になってしまうのはブラック企業の人だけではありません。厳しい部活に耐えかねても卒業するためにそこにいなくてはならないと思う高校生もまた、同様です。それも全ては見えている世界が狭いから。周りの大人が出来ることはなんでしょうか。



「学校を辞めれば人生の終わり。自殺と同義という感覚」

では、どうして部活をやめたり、別の部活に行かないのか?という問いもあるだろうが、「子どもたちにとってはビンタの痛みというよりも卒業できない恐怖がある。桜宮では、水曜日に部活が単位に組み込まれている。部活をやめるということは単位が取れないことを指す」という。部活をやりたいという気持ちの問題だけではなく、システムとして部活をしないといけない体制になっていた。

他の部活に移籍はできないか。「バスケ部員が許してくれるのか、他部活の部員が受け入れてくれるのか」という不安に駆られているという。さらには学校をやめるという手段もあるだろうが、「高校生は世界が限られている。そこから抜けるのは勇気がいる。学校をやめれば人生の終わり。自殺と同義という感覚であり、私もそうでした」と振り返った。

谷さんはこう続けた。「思っている以上に、子どもたちは大人のことをよく観ている。ルールを破り、理不尽に尊厳を傷つける大人を軽蔑している。そして、強い憎しみを持って監視している。私が在校していた時も、体罰をしていた顧問が同級生や後輩に同じことをしてないか監視をしていた。ただし、自分自身が強い部活動に入りたいという気持ちもある。周囲の気持ち、期待もある。簡単に、体罰をやめれば、勝利を目指さなければ解決するという問題ではない」

 

via: 体罰後に自殺した生徒の先輩らが語る学校・部活の体質―シンポジウム「きょうだいらが語る『指導死』」より(上)  (1/2)

DE05915897 なぜ高校生は逃げることができず自殺するのか 部活指導と狭い世界

高校生のブラックな世界

ブラックと聞くと最近はすっかりブラック企業が連想されるようになりました。無茶苦茶な労働時間、他のところに逃げ出せない空気、そしていっぱいいっぱいになって自殺してしまったり鬱になってしまったりする。しかし、そのような苦しい状況は企業にだけあるのではありません。むしろその温床となっているのが、ブラック部活です。

 

ブラック部活とは何か? 定義が決まっているというわけではありませんが、それはブラック企業に近いものになっています。長時間の部活や、そこで行われるパワーハラスメント(先輩や指導者によるもの)、そして他の場所に逃げ出すことの出来ない恐怖。特に部活が強いところだと、部活をやめたら周りにどんなことを言われるか怖い…は非常に強い精神的な抑圧になります。

 

パワハラに加えて、更に体罰というふざけた犯罪が横行していることが多いのもブラック部活の重要な特徴です。大声で叱責する、過度な連帯責任、そして平手打ちなどの暴力。こんなことどれも許されるわけがありません。1つ1つ全てが厳重に注意され、そんなことをしたときには罰されるようにするべきでしょう。

 

逃げ出せない…という嘘

しかし、一体なぜそのようなブラック部活から逃げ出さないのでしょうか。部活を辞めるという選択肢だってあるのになぜその選択肢が取れないのでしょうか。それは、彼らの世界が異常に狭いからです。誰も、それ以外の選択肢を教えてくれないからです。

 

そもそも高校だって義務教育ではありません。どうしても行きたくなかったら行かなくたって良いのです。部活なんてやめたっていいし、出席だって無理しなくていいし、他の学校に行ったっていいし、何をしたってよいのです。

 

でも狭い世界にいると、そこ以外の世界は何も見えなくなります。落伍者のように感じてしまいます。親や周りの大人も、他の様々な無限の選択肢を十分に提示することが出来ないと、なんとしてでもそこにしがみつきたくなってしまう。そんな狭い世界しか見えない状態だからこそ辞められないのは、まさにブラック企業と同じ状態なのです。

 

ブラックにさよなら

ブラック企業のような価値観は、実はブラック部活によって作られている部分が少なくないかもしれません。他にもたくさんの選択肢があること、死んでしまうくらいなら逃げ出してしまったほうが遥かに良いこと、そんなことを早い段階で気づけるように学校でも授業をする必要があるのではないでしょうか。

 

学校は、決まりきった授業だけを教えるのではなく、そういう風に人生がおかしくなってしまう前に様々な生きる知恵を同時に伝えるべき場所でしょう。





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