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「古き良きアメリカ」への回帰が進むトランプ大統領政権:社会的に良いことより金

アメリカが持つ明確なロジックの一つは資本主義-金を最も優先する考え方です。環境保護も多様性も全てはそれより低い優先度。そんな時代に帰ろうとしているのが今のアメリカです。



Los Angeles Times のTrump slashes the size of monuments in Utah(トランプ、ユタ州の保護区域を滅多切り)の中で、トランプ大統領が 4日、ユタ州の州都のソルトレークシティーで「連邦政府のゆきすぎた保護を撤回し、この土地を市民の手に取り戻すためにやってきた」と述べて、ベアズ・イアズとグランド・ステアケース・エスカランテの2 つの・ナショナル・モニュメントの面積を半分以下に縮小することを発表したと報じています。

ベアズ・イアズ(熊の耳)は去年、オバマ前大統領が先住民の文化を保護するために、グランド・ステアケース・エスカランテは1996年にクリントン元大統領が指定したということです。

トランプ大統領の動機として「石炭や原油、天然ガス、それにウランの採掘をしやすくること」だとしています。

New York TimesのTrump Reverses US Protections for 2 Utah Sites (トランプ、ユタ州の2つの保護区域の指定を撤回)で、ナショナル・モニュメントにはさまざまな規制があり、ベアズ・イアズの場合は「連邦法で新たな採鉱採掘を禁止する一方で、牛の放牧は認められている」としています。

ベアズ・イアズは、ナバホやホピなど先住民の聖地で、反発を強めています。

via: 環境保護vs資源開発

environment GettyImages 501231894 「古き良きアメリカ」への回帰が進むトランプ大統領政権:社会的に良いことより金

 

古き良きアメリカ

戦後日本にも強いイメージを残しているのが古き良きアメリカでしょう。何もかもが揃っているスーパー、大きな家、ペットの犬が駆け回り家族が楽しそうに週末を過ごす。大量生産・大量消費と共に国全体がどんどん富んでいく感覚。もしかしたら日本の高度経済成長の時代にもあったようなある種の全能感、明日はもっと良くなるだろうという根拠のない自信のようなものが満ちていた時代です。

 

そこには大きな政府による干渉はありませんでした。規制も小さく、国民は自分のやりたい方法でどんどんビジネスを大きくして、中には貧しい立場から一躍世界のスーパースターになるようなアメリカンドリームも実際に存在していました。僕達がイメージする底抜けに元気なアメリカというのはこの頃のアメリカでしょう。

 

多様性の国へ

あれから60年が経ち、アメリカは大きくその姿を変えました。いわゆるアメリカ人的イメージであった白人の割合は下がり続け、黒人が大統領になる時代が到来しました。世界中から多くの移民がやってきて新しく会社を立てたりもしています。中にはtwitterやgoogleなどのように極めて大きな物も出てきています。

 

と同時に、昔のようなある種の無責任さがなくなって大量生産・大量消費が問題視されるようにもなりました。環境に良くないからです。また、多様性も重要視されるようになったので同じものをいっぱい作るよりむしろそれぞれにあったものを少数多種類作るほうが多くなりました。

 

なんだか窮屈な多様性?

そうやって少数派に寄り添うことを選んだアメリカの中には、まだ古き良きアメリカを忘れられない人たちがたくさんいます。政府の規制なんかなくて、他の人たちのための税金はもっと少なかった時代。銃規制なんてもってのほかで、むしろ銃を誇りに思った時代、環境破壊よりも開発が優先され莫大な利益が生まれた時代-。

 

もう終わってしまったそんな昔のアメリカを求めて、いまも多くのアメリカ人が苦しんでいます。そしてそんな彼らの思い描くアメリカを体現する存在がトランプ大統領なのです。今回の環境保護地域の縮小も同じ価値観の元行われています。環境とか地球とかじゃなくて、大事なのはそこにある富を引き出すこと。退行していくアメリカは、私達が地球規模の貧困や環境問題を解決できない理由を端的に示しているのかもしれません。





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