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スイスでも移民規制に向けた動きが…? 25%以上が移民の国はどう変わるのか。そして日本は?

スイス移民規制に反対多数、とニュースが報じています。スイスといえば外国人がとにかく多い印象ですが、内部には移民の規制を願う人たちもやはりいるようです。スイスにおける移民はどのような雰囲気なのでしょうか? 日本の移民事情とも絡めて考えてみましょう。



 

スイスで11月30日、移民を大幅に制限する新たな規制の是非を問う国民投票が行われ、賛成26%、反対74%の大差で否決された。移民の労働力に支えられている経済界からは、安堵(あんど)の声が上がっている。

 先鋭的な環境保護派グループが、「移民の急増が環境破壊や家賃高騰を招く」と主張し、毎年受け入れる移民数を人口の0・2%に抑えるよう提案した。スイスの人口は約800万人で、承認されれば、毎年の移民数を現状の5分の1以下の約1万6000人に抑えなくてはならなかった。

 スイスは人口の約4分の1を外国出身者が占める。農村部を中心に移民への警戒感が根強いことから、こうした提案が相次いでいる。

 

via: スイスの移民規制の国民投票、大差で否決 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

情報整理

さて、まずは情報の整理をしていきましょう。行われた選挙は今年の11月のもの。目的は「移民の大幅な制限」でした。結局反対が75%%を超えた多数ということで、この制限は成功しませんでした。

 

スイス800万人の国民のうち、実に4分の1近くが外国出身者とのことです。移民規制を望むのは、農村部を中心に移民編の警戒が強い層なようです。

 

しかし、記事には書かれていませんが同じく今年2014年の2月にも国民投票がありました。この時には移民規制派が過半数を超え、移民政策に変化が訪れるという動きもあったのですが、どうやら事情が少し変わった模様ですね。

 

Switzerland voted yesterday to reimpose curbs on immigration from the European Union, in a referendum that is likely to cause anger in Brussels.

The nation of eight million voted by a 50.3 majority in favour of a “Stop Mass Immigration” proposal pushed by the right-wing Swiss People’s Party (SVP). The decision means the government will have to renegotiate a deal struck with Brussels seven years ago that gave most EU citizens free access to the Swiss labour market.

The SVP had said that the 80,000 EU citizens who were now coming in every year was roughly ten times the initial predictions back in 2007, and that it had overburned the education and health systems. Public transport was also struggling to cope, as was the housing market.

Switzerland’s seven-member multiparty government, the Federal Council, in which the SVP has one cabinet post, had opposed the reintroduction of curbs, saying it could hit the economy and undermine the country’s relationship with the EU.

But under Switzerland’s highly devolved system of rule, where most key decisions are taken by popular referendum, the government has no choice but to respect the result.

via: Switzerland votes to re-introduce curbs on immigration – Telegraph

 

前回の選挙の様子

こちらの記事を簡単にまとめておきましょう。2014年2月時点の国民投票の結果です。規制賛成は50.3%、かなりの僅差で「大量移民規制」に反対する声が強かったようです。スイスでは国民投票の力が大変強く、(直接民主制が残っている珍しい国でもあります)この結果には国も動かざるを得ないと記事は締めくくっています。

 

規制反対の理由を見てみると、どうやら本来予想していたより10倍以上の数が移民として入ってきていることが原因のようです。それによって公共交通機関や教育や医療などのシステムにかなりの負荷がかかっている様子。そして人が増えたことによる住居市場の変化も問題担っている様子。

 

これに応える形でスイスは11月に新たに国民投票をしたのですね。前回は意識調査、今回は本気の国民投票という感じでしょうか。意識の上では「移民反対」とは言うものの、現実を考えると「反対できない」と考えた人が多かったのでしょうか。

 

これはEUとスイスの、緊張を伴った関係性にも原因がありそうです。スイスは常にEUと距離を取ってはいるものの、移民受け入れについては「自由なアクセス」を結んでいたので、今回の移民規制が現実のものになると、関係悪化に伴う経済的な悪影響を恐れたのかもしれません。

 

スイスと日本の違い

強力な経済力が欧州内の移民が大挙した理由の一つとすると、日本もそれに比する経済力を持っているとも考えることができそうです。しかし、二つ大きな違いがあります。それは「地理的障壁」「言語的障壁」です。

 

日本が島国であることと、日本語しかまともに通じないことが大きな障壁となっているのですね。スイスは欧州ですし、何より言語が実に5つも使われています。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、そしてロマンシュ語です。英語以外が公用語ですが、実際の生活では英語が使われる場面も多いです。

 

とはいえ、私がスイスのドイツ語圏チューリヒに行った時は、思っていたよりずっとドイツ語が多くて驚きました。スーパーの食品などもドイツ語で書かれているので、本当に英語しか出来ないと少し困ることがあるかもしれないと感じました。

 

移民受け入れの失敗

ともかく、こういった事情から移民が入りやすい国であると言えるでしょう。更に人数に一切規制をかけない形での受け入れだったため、様々な「国家機能」に負担がかかっていることは先ほどの記事からも明らかです。

 

医療、教育、住宅、公共交通など、突然の増加に負の影響を受けている部分が大きいのでしょう。日本では数値目標を掲げた移民単純労働者受け入れを進めようとしていましたが、これが十分に計算された数なのかは不明です。

 

また、言語の壁も厚く、スイスよりも更に「教育」に掛かる費用は大きいものになるでしょう。奴隷を輸入するわけではないので、社会保障ももちろん備えておく必要がありますが、果たしてその覚悟は出来ているのでしょうか。

 

まとめ

移民が増えることで問題となることはどうやらどの国も同じようです。個人的にはEUに入らないままに移民の受け入れをアクセスフリーにするシステムを採用した理由が気になりますが、今度調べておきたいと思います。

 

どんなに安価な労働力を志向しようとも、「奴隷とは違う」ことをよくよく認識しないといけないでしょう。教育にも医療にも、もちろんアクセスする権利を持っているのですから。

 

それを十分考えた上で、また国民にもそういった意識をしっかりもたせた上で受け入れないと、結局貧困や差別が進んでしまい、国家の中での「社会的弱者」を徒らに生み出すだけの政策になりかねません。

 

企業は安価な労働力という形で移民受け入れを望むかもしれませんが、彼らの社会保障を行うのは政府であり、その負担は当然(企業や移民も含む)全体が負うものであり、一部の利益のために決定が下されるべきではないでしょう。

 

個人的には、そういった社会保障を含めた受け入れをすることが必要であることと、そういった受け入れ形態であること、が軽視されているように感じます。

 

よく「経済発展のためには移民が必要」だという言説を聞きますが、移民=奴隷に置き換えてみるとおかしな発言になりかねません。奴隷ではないので社会保障をきちんと備えた上で受け入れなくてはならないのですよ。

 

私には、そのような覚悟が国内で出来ているとは到底思えませんが、皆さんはどうお考えでしょうか。

 

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