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社員に自由を与えると逆に社畜化する 

自由を与えると社畜化する?

アメリカのペンシルベニア大学、アレクサンドラ・ミシェル教授が、面白い研究結果を発表しています。「労働時間や休日などについて、自由裁量を与えると、勤務時間が決められている場合よりも『社畜化』する」という結果…なんとも逆説的で、興味深い。





日本にそのまま適用できるとは限らない

ただ、この研究結果が、そのまま日本でも普遍的に妥当するかって点については注意が必要かもしれません。ミシェル教授が研究していたのは、「大手投資銀行2社の若手幹部」の動きです。「エリート」で十分に報酬をもらっている人たち。しかも、アメリカでは、一般的に日本よりも成果主義が浸透していると言われているので…日本で完全自由裁量にしても、同じ結果はでないのかもしれません。

 

仮に、日本でもこの研究と同じ結果になるとしても…「燃え尽き」が4年ほどで発生してしまうリスクがあるそうです。ミシェル教授の研究によると、若手バンカーがハードワークを続けると、4年ほどで慢性疲労や不眠症などを発症して、35歳までに業界を去るそうです…(この点についても、職場を転々とするのが当たり前のアメリカならではって要素があるかもしれません) ハードワークは心身に悪い影響を与えるってことは事実なんでしょうねぇw

 

私の場合は自由でも労働時間は増えなかった

さて、わたしはフリーランス・自営業的な労働をしていて、完全裁量制で働いています。ライター業に関しては、記事を書いた分だけ報酬をもらえるし、休んだ分だけ稼ぎが少なくなるというシンプルな世界。ただ、それでもハードワークにはならなかったなぁ…根性がないってのと、何がなんでも稼がなければならないっていう意識の高さがなかったのが原因かもしれません。同業者がどれくらい働いているのかってのはちょっと気になるところ。たぶん、それぞれの性格の差が如実に表れるんじゃないかなぁ…

 

完璧主義の人は、報酬につながらないような部分までこだわって作りこむかもしれませんし、稼ぎに見合う分だけしか働かないという合理主義者もいるでしょうし…。数人の意見を聞いただけでは、傾向は見えてこないんじゃないかなぁというのがわたしの予想です。「自営業は働かないと食べていけないので、労働時間も長くなる」という意見もあるようですが、私のようにそうでないケースもあるってこと。

 

日本のサラリーマンの場合にも、同じようなことがいえるんでしょう。会社の雰囲気や報酬体系によっても左右されるでしょうから、傾向をつかむには相当大規模な調査が必要かも…

 

記事引用

仕事のやり方について上司から細かい指示を受けず、働く時間も比較的自由に任されているはずの「裁量労働制」。しかし現状では、会社が適切な残業代を支払わないために悪用されているケースも少なくないのが実態だ。

形式的に「労働者に裁量を与えている」としながら、実際には長時間労働を強制しているものだが、実はこれよりもっと働かせる方法がある。それは「本当に裁量を与えてしまうことだ」という研究結果がアメリカで発表されたという。

強制されると「仕事量を減らす」米エリート

米ペンシルベニア大学のアレクサンドラ・ミシェル教授の研究によると、労働時間や休日・休暇について「自由裁量」を与えると、人は勤務時間が決められた場合よりも「社畜化」することが判明したという。米ブルームバーグが報じた。

ミシェル教授は12年もの間、大手投資銀行2社の若手幹部の働き方を研究していた。彼らは「いつ働いてもよく、いつ休んでもよい」という自由裁量を与えられると、差し迫った仕事がなくても「1週間に100時間以上」も働くようになったという。

健康やプライベートが犠牲になっても省みることはないというから、完全なる社畜状態と言っていいだろう。ミシェル教授によると若手バンカーの職場では、

「真夜中より前に帰ると、『今日は半休を取るのかい?』という声が聞こえる」

といった声まで飛び交っているという。かなりの重症だ。

こうした傾向はバンカーの他、ソフトウェアエンジニアや弁護士といった知識労働者に多いという。理由は「誰よりも一生懸命働いて、誰よりも長くオフィスにいることを証明したい」という動機が働くためだ。

一方で「もっと働け」と強制されていると感じると、彼らは「仕事量を減らそう」と思う傾向にあるという。普通の人間の感覚では、成果を上げさせるためには一定の強制は必要と思いきや、エリートたちには逆効果のようだ。

彼らが「誰よりも一生懸命働く」ことを証明したがる理由は何なのか。単に上司の評価や報酬のためなのか、仕事の成果を追求しているのか、それとも自己実現のためなのかは、記事からは分からない。ただし強制が逆効果ということを考えると、他人より自分の中の評価軸を重視しているように思われる。

「社員の責任感」を利用すれば労働時間は延びる

実際、日本のベンチャー企業の中にも、このようなメカニズムを巧みに使って社員たちを過剰労働に駆り立てているところもあるようだ。

都内のあるベンチャー広告代理店は、月160時間(平日が20日の場合)働けば、いつ出勤し、いつ休暇を取ってもよいという制度を導入しているというので、キャリコネ編集部が取材を行った。

彼らは一見、自由な働き方を実現しているようにも見えるが、実際に働く中堅社員からは意外な不満が聞かれた。労働時間はなぜか月240時間を大きく超えているという。30代前半の男性は、

「就業時間が自由になった分、働く時間が増えてしまった。求められる業績は変わらないし、クライアントにより良い提案書を、などと考えていると、つい仕事の質にこだわりすぎてしまう」

と、こんなはずではなかったといった様子。20代後半の男性も、

「新制度の導入とともに若手の社員が増えたため、部の目標も上がってしまった。中堅は若手の教育をしながら、彼らが上げられない実績のカバーもしなきゃならないから、休むヒマもないです」

と嘆いている。この社員はさらに、決まった時間しか働かない若手に対して「自由を履き違えている」と憤っている。社員の責任感を、会社がうまく利用して「社畜化」させているように見えてしまう。

4年程度で「燃え尽き」慢性疲労や不眠症に

個人の裁量を拡大することで、仕事の生産性が上がる場合があるということは理解できる。ただ、悲劇的なのは「自由裁量」を与えておいた場合の行く末だ。

冒頭の研究では、若手バンカーがハードワークを続けた結果、4年程度で慢性疲労や不眠症などを発症し、35歳までに銀行業界を去るのが典型的なケースだとミシェル教授はまとめている。

産業競争力会議で議論されている「働き方改革」でも、就業時間に裁量を持たせる代わりに、労働時間の「量的上限」を導入することが議論されている。

部下が働きすぎで健康を害さないようにすることは、管理者の重要な役目だ。しかし裁量拡大によって、それがおざなりにされるおそれがあるならば、国が法で上限を厳しく守らせることも必要になるのではないか。

 

via: 社員を「完全社畜化」する方法 働く時間を「自由」にしちゃえばいい? | 企業インサイダー | キャリコネ

 

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コメント

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  • コメント (5)
    • 名無しさん
    • 2014年 8月 09日

    無理。はたらかねーよ。生活保護受けてる在日や日本人が証明してるじゃねーか。wwwww

    • キジトラさん
    • 2014年 8月 09日

    日本はそんなことしなくても無駄に遅くまで職場がに居るほど偉いって風潮あるから・・・

    • キジトラさん
    • 2014年 8月 10日

    ※1 馬鹿だなあ

    • キジトラさん
    • 2014年 8月 10日

    俺もこのタイプだわ
    大学院時代は強制されて実験してたから本当に自分から進んでやりたくなかった。
    こんなんだったから雇われは長く続かないって思って起業して今では人を雇えるぐらい安定して稼げるようになったよ。
    進んで働けるし人間関係も楽だし良かったよ
    同級生のみんなは超一流企業でバリバリ働いてるけど自分はそこまで優秀じゃなかった
    なんのために受験頑張ったんだろって思うこともあったな~

    • キジトラさん
    • 2014年 8月 11日

    わかる気がする

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