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なぜ中国は北朝鮮に原油を送り続けるのか知ってる?

北朝鮮の軍事行動が目立つ中、アジア各国のみならず世界中の国が非難を明らかにしています。そんな中、北朝鮮に決定的な一撃を加えることの出来る中国は複雑な立場を取っています。



今年(2017年) 9月15日、アンドレイ・ピンコフ(平可夫。カナダ在住の軍事評論家。本名は張毅弘)が『世界の声』(フランス国際放送局「ラジオ・フランス・アンテルナショナル」RFI)で「なぜ中国は北朝鮮に対して原油禁輸という奥の手を使おうとしないのか?」という興味深い記事を書いているので、要旨を紹介したい。

 2014年以来、中国は北朝鮮への原油輸出量を公表していない。昨2016年、北朝鮮は、毎日1万5000バーレルの原油を消費している。この北朝鮮への大部分の原油は中国からの輸入である。

 中朝間には、中国・丹東市から地下を通じて原油パイプラインが敷かれている。その距離は約30キロメートルである。2015年、中国石油は、このパイプラインで、年間52万バーレルの原油を北朝鮮へ送る事ができると発表している。

 北朝鮮へ運ばれた原油の大部分は、北朝鮮軍で使用されるか備蓄される。そして、主に核・ミサイル開発に利用される。北では軍と政府機関が中国から輸入される原油を使用しているので、一般民衆にはまず原油は届かない。

 短期的には、北朝鮮への原油禁輸は、北の核・ミサイル開発計画にはすぐに影響は出ない。北朝鮮軍は、各自、戦略的原油備蓄庫を持つからである。しかし、一般民衆にはその影響が大きい。彼らは、石炭や木材を燃料としなければならなくなる。

 たとえ北朝鮮への原油禁輸が行われても、平壌政権はすぐに崩壊する事はない。けれども、時間の経過とともに、軍事計画に資する燃料が欠乏するため、軍用車、ミサイル発射台、飛行機等は皆、重大な影響を受ける。

 専門家の間では、もし北朝鮮に対する全面的原油禁輸が行われたら、最終的に、金正恩政権にとって致命的一撃になるのは間違いないと考えられている。

 中国が北朝鮮への原油禁輸に積極的ではないのは、北が突然崩壊する事を恐れているからである。第1に、大量の北朝鮮難民が中国へ溢れ出る。第2に、米軍指揮下で朝鮮半島統一が実現される。特に北京は、後者を見たくないだろう。

via: 北朝鮮問題をめぐる中国の思惑 – 澁谷司

 

china なぜ中国は北朝鮮に原油を送り続けるのか知ってる?

 

中国と北朝鮮の複雑な関係

アジア各国が北朝鮮に対してかなり強い姿勢を見せる中、ロシアは対話路線を維持し、中国は日本国内ではあまり動きが明らかにされていません。実際のところ、中国は北朝鮮に対して今後どのようなアクションを取ろうと考えているのでしょうか。

 

それを考える一つのポイントは、原油。中国は北朝鮮に原油を輸出し続けていますが、その数字は公表していません。核保有を視野に入れている北朝鮮に対して中国も複雑な思いを抱えているはずですがなぜ強い制裁を行わないのでしょうか。

 

それは原油輸出を止めたら「北朝鮮が崩壊する」可能性があるから。国家対関係というのは、必ずしもどちらかが圧勝したら良いというものではありません。北朝鮮が崩壊したとしてもそこに住んでいる人間がいなくなるわけではありません。

 

近くの大国に大挙して犯罪集団に代わる可能性もありますし、人道的対応として難民保護をするような形もありえるでしょう。それは中国にとっては基本的にはコストであり避けたい展開です。

 

そうなるくらいなら、とりあえず北朝鮮には今後も存続していてくれた方が良い。そのような判断を中国がすること自体に不思議はありませんよね。

 

とはいえ北朝鮮をそのままにしておく?

中国はアジアの中でもかなり軍事に力を入れている国であり、また核保有国という圧倒的アドバンテージをもっています。そのような国家にとって、他のアジア諸国が核武装することは当然好ましくありません。

 

北朝鮮が無くなるのは困るものの、このまま核武装まで一気に進むことは決して望まないでしょう。となると中国は北朝鮮に対してなんらか核武装に関しては制止していく方向になるのは間違いないと思われます。国際的にも新たな核保有国が登場することを望んでいる国はないでしょうから、全体としての動き方としても悪くない。

 

駆け引きがどのように進むかはわかりませんが、中国が原油の首根っこを掴んでいる以上北朝鮮も中国に対して強硬姿勢を取るのは難しそうですが、対話の姿勢を見せるロシアもまたエネルギー大国ですから、そこから供給を受ける関係になることも0ではないとなると、国際政治の難しい局面を迎えそうです。

 

大国の責任

これからアジアがどんどん軍事的な色彩を強める中で、中国が持つ責任というのは大きくなっていくでしょう。経済的な成長だけでなく、国際政治においてもアジアとしての行動を先導していくような平和に向かう側面を押し出してくれることを祈っています。





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コメント

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  • コメント (1)
    • キジトラさん
    • 2017年 9月 24日

    >一般民衆にはまず原油は届かない。

    >しかし、一般民衆にはその影響が大きい。彼らは、石炭や木材を燃料としなければならなくなる。

    どっちだよ

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