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1年で560万人というとんでもない人数が死んでいる-5歳まで生きられない子どもたち

560万人という数を聞くと、最早私達の頭で想像出来る範囲を完全に超えてしまうように感じます。560万人の死体が世界中で転がっている。しかも、小額の支援で救える命だったのに…彼らの死に誰が責任を負っているのでしょうか。



ユニセフ=国連児童基金などは去年1年間に5歳未満で死亡した子どもたちが世界で560万人に上ったとする報告書を発表し、「簡単な支援で子どもたちの死を防ぐことができる」として国際社会に支援を訴えています。

ユニセフやWHO=世界保健機関などが18日、発表した報告書によりますと、去年1年間に世界で5歳未満の子ども、560万人が死亡したということです。

地域別に見るとインドをはじめとする南アジアと、ナイジェリアなどサハラ以南のアフリカの国が全体のおよそ80%を占めていて、ユニセフは劣悪な衛生環境や栄養失調などにより、多くの子どもたちが肺炎や下痢、それにマラリアで死亡したと分析しています。

via: ユニセフ「5歳未満で死亡 去年1年で560万人」 | NHKニュース

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たくさんの死

世の中にはたくさんの死がありますよね。寿命で死んでしまうこともあれば、病気で治療をしても治らず死んでしまうこともある。交通事故で突然死んでしまうこともある。あるいは自殺という形で死を選ぶ人もいる。これらの死にはそれぞれ理由があります。誰かに責任があるものもあればないものもあります。

 

寿命といえば間違いなく誰の責任でも無いでしょう。病気は、もしも医療過誤があれば別ですが基本的には寿命に近いものがあるでしょう。ただし本人の生活が異常に不健康だった場合本人に責任があると言われるかもしれません。交通事故については交通法規を守っている状態で事故にあえば大体の場合は運転をしている人に責任があるとされます。自殺については微妙ですよね。本人の問題だと言われることもあれば、その自殺の原因を作った人間の責任だという場合もあるでしょう。

 

予防可能な死

私達はたくさんの死に対して責任があるとか無いとか色々言えるわけですが、では記事のような死についてはどうでしょうか。5歳児以下の乳幼児の死亡者数が世界で560万人というとちょっと信じられないほどの数です。

 

この死には一体誰が責任を負うのでしょうか。蚊が運ぶ病気で死んだり、栄養失調で死んだり、出産時の医療制度が整っていないせいで死んだりします。彼らの死にたいして一体誰が責任を負うのでしょうか。彼らの親もまた同じように苦しい生活に喘いでいます。彼らにどうしようもない理由なら、親にも責任はないでしょう。

 

では地域共同体や国家が責任を持つのでしょうか。ありえますよね。もし日本で生活保護が無くてたくさんの人が死んだら国家はその責任を果たしていないと非難を受けることでしょう。しかし、560万人もの死がある場所には国家が十分に機能していないことがよくあります。

 

国家もまた、その死に責任が無いとするなら後は誰がその責任を追えるのでしょうか。それとも、誰も責任を負うことは出来ないのでしょうか。あるいは、責任を負っている人しか彼らを助けてはいけないのでしょうか。

 

色々な政治思想があるので一言では言えませんが、一般に先進諸国の人間には援助の義務や責任があると言われます。私達にとっての1ドルは大きな額ではありませんが、予防を行うためには十分な金額だからです。

 

とはいえ、なんだか寄付というのが余りに生活から遠いのも日本の特徴。もっと気軽に寄付が出来る文化があればよいのですが、今だと街頭のよくわからない募金の人達とコンビニ募金くらいしか無いのであんまり実効性がなさそうに見えますよね。





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