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元大学教授内田樹も認める「このままだと日本の大学は終わる」

日本の大学はこのままだと間違いなく滅びる。惰性で続いている頭のおかしい制度、それを認める気も直す気もない文科省。犠牲になっているのはその学生、そして大学という素晴らしい人材を生み出すセンターを失う日本社会です。



「大学教育は生き延びられるのか?」という問いの答えは「ノー」です。それは皆さん実感してると思います。大学教育は生き延びられるのか。生き延びられないです。今のまま状況では。

でも、仕方がないと言えば仕方がないのです。急激な人口減少局面にあり、経済成長の望みはまったくない。かつては学術的発信力でも、教育水準でも、日本の大学は東アジアの頂点にいましたけれ。でも今はもう中国やシンガポール、韓国にも台湾にも抜かれようとしている。急激に大学のレベルが下がっているのです。そして、急激に大学のレベルが国際的に低下していることについて、当の大学人たちにも教育行政の当局にもその自覚がない。これが危機の本質だと思います。

私は今もいくつかの大学で客員教授や理事をして、大学の現場とのかかわりを維持していますけれど、フルタイムの大学教員ではありません。ですから、好きなことを言わせてもらいいます。

正直に言って、日本の大学は、このままではもう先はないです。教育制度は惰性が強いですから、簡単には潰れはしません。民間企業のようにいきなり倒産するということはない。でも、じりじりと駄目になってゆく。長期停滞傾向が続いて、20年、30年経ったあたりで、もう本当に使い物にならなる。それでもまだ組織としてはもつでしょう。医療とか教育というのは「それがなくては共同体が存続しえない」本質的な制度ですから、最終的には現場にいる人たちが身体を張って守ります。

ですから、どんなにシステムがおかしくなっても、公的な支援が途絶えても、それでもなんとか持続はします。でも、それはほんとうに現場の人が命を削ってもたせているからもっているのであって、公的制度としてはもう破綻している。ブラック企業と同じでです。フロントラインに立ってる生身の人間が必死になって現場を回しているわけで、その人たちがばたばた過労死しているおかげでかろうじてシステムの体をなしている。大学もそういう状況にいずれなりますし、局所的にはもうそうなっている。

via: 大学教育は生き延びられるのか? (1/3)

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日本の大学の力は失われてるのか

日本の大学の力が失われていることはもはや自明と言っても良いでしょう。それは多くのデータが間違いなものだとして示してくれています。最もわかりやすいものは論文の数。昔は世界でもトップレベルだったのに、どんどん数が減ってきています。

 

しかも由々しき問題なのが、「特に優れた論文」における世界での割合が減ってきていることです。つまり、どうでもいいものをどんどん乱造している国があったとして、そこに論文数で負けてしまうということがあっても仕方がないと言える。日本はそれだけ一本一本丁寧に論文を作っているのだ、と。しかしそのようなロジックも通用しないということです。

 

全体としての数も減り、またその中でも優れた論文が出せなくなってきている。世界的に見て、日本の研究力が落ちていることは間違いありません。そしてこの数というのは、とりわけ理工学系-すなわち日本が長くトップを率いてきた分野において起きているというのが肝です。

 

日本は科学技術立国などとも言われてきましたが、いまやその見る影も無いというのが現実なのですね。これはもはや否定しようのない事実です。

 

あらゆる意味で役に立たない文科省

そのような悲惨な現状を作っているのは一体誰でしょうか。実力が足りない若手研究者や、給料ばかりもらって研究していない研究者でしょうか。いえ、どちらも被害者であると言うべきでしょう。真に日本の研究力を阻害しているのは文科省です。

 

文部科学省-すなわち日本の研究と教育とについて最も強い権限と責任を持っている組織が、まったくもってメチャクチャな行政ばかりをしてきたというのが実態です。例えば「海外の大学院はもっと人が多いから日本も増やそう」と言って大学院生倍加計画をしたのが20年ほど前でしょうか。

 

大学院生は予定通り増えましたが、問題は大学のポストの数は増えていないこと。すなわち、研究者予備軍は増えても研究者になれる人数は増えていないので、いわゆる「専門バカ」が大量に生まれ、仕事にありつけず貧困層になっているのです。

 

そうやって厳しい世界を見た後輩たちは、大学院に進学せずに優秀な人ほど社会人になって働き始めてしまいます。そうすると研究力があったはずの人達もどんどん進学しなくなり、優秀な人材は研究者の世界には残らないという現状があるのです。

 

安易に人数だけ増やせばいいと考えた文科省の考えのせいで、多くの優秀な人材が研究の世界に残らなかった。にも関わらずそんなことをまるで反省していないかのように、今度は安易に奨学金を増やそうとしています。

 

一番大事なのはその大学院卒業後のキャリアなのにも関わらず、本質を見誤っているという印象しかありません。文科省が日本の研究をダメにしているのです。





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