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和民&ゼンショー「ブラック企業認定は風評被害」 

ワタミとゼンショーの株主総会

居酒屋・和民などを経営しているワタミと、牛丼チェーンすき家を経営しているゼンショーが株主総会で、ブラック企業との評判を「風評被害」であるとコメントし、ネットから総ツッコミにあっているようです。

 

最近、風評被害という言葉がなんだか誤ったシーンで用いられていることが多くなってきている気がします。誤解だ、と正面から反論・弁明しろよっと言いたくなる。「誤解」なら、潔白だと主張・説得する責任が企業側にも生じる感じがするけど、「風評被害」って言葉は自分たちは被害者であって周りがおかしい(ゆえに説明もしなくていい)みたいなニュアンスがある気がするんですよねぇ(主観的な語感ではありますが)。 風評被害でも誤解でもどっちでもいいけど、企業としてきちんと説明責任を果たしてほしいなぁ、株主相手とかだったら特にそうだろうって思う。





仕事にやりがいを求めるなら

ワタミの創業者・渡邉美樹は、「働くとは生きることそのものである」と言い、ゼンショー社長の小川賢太郎は「人は働き甲斐のために働く」と言う。両方とも聞こえがよく、一見正論のようにも思えますが… なんとなくカルトっぽく感じられる。

 

働き甲斐とかやりがいを重視するのは、高所得者の特徴だそうです。「働き甲斐を重視するから金持ちになれた」と主張する人もいるかもしれませんが、「お金に余裕が出たから経済面以外の部分を重視するようになった」と解釈する方が自然な気がします。

 

ブラックな処遇をしていて、労働者に働き甲斐を求めるってのは筋違い。やりがいを求めるような人材をあつめたいのであれば、それなりの待遇を伴っていなければ。 きついばかりで稼げないのに、愛社心があるって、やっぱりどこかカルト的な側面があるんじゃないかなぁ。

 

キャリコネの、「何のために働くかは従業員それぞれが自ら決めることだ」という指摘は完全に同意。会社の理念ってどこか理想主義的なものがありますが、ワタミなどの理念はまったくもって理解できません。

 

風評被害ではなく経営方針の問題

ネット世論を敵に回し、経営に多少なりとも損失があるような状況のワタミ・ゼンショー。 自分たちの経営方針に間違いがあったといことを認めようとしない姿勢は、一部の株主からは支持されるかもしれませんが…納得できない・支持できないっていう声を無視してしまって大丈夫なのでしょうか。

投資対象にはとてもならない、などの感想もネット上には見られたようで、両社の今後が心配。

 

記事引用

景気回復に伴い、6月下旬に開催された各社の株主総会では、「株主配当アップ」や「役員報酬アップ」など景気のいい話が並んだ会社も少なくないようだ。

一方で、一部の企業では株主から「ブラック企業」批判に対する質問が相次いだ。居酒屋チェーンのワタミや牛丼チェーンのゼンショーの株主総会では、どのような説明があるか注目されていたが、創業者の口から出たのはともに「居直り」の言葉だったという。

「これは風評被害」の弁明に「事実だろ」

ワタミの株主総会では、閉会後に創業者の渡邉美樹氏が講演し、2014年3月期の連結決算で上場以来初となる49.1億円の赤字に陥ったことを謝罪したようだ。

渡邉氏は居酒屋不振の理由として、お酒を習慣的に飲む人が減っていることや、チェーン店であることが強みにならなくなったことを挙げた。また、介護事業や宅食事業なども予想より伸びなかった理由について、

「これは風評被害だ」

と反論したという。報道によって、ワタミグループが劣悪な労働環境で従業員を働かせる「ブラック企業」という批判の影響を受けたことを認めつつ、これを「根拠のない噂」と捉えているようだ。

また、渡邉氏は2008年に社員が過労自殺した件について「一生の不覚であり、生涯の十字架だ」「今では週に2日休みなさいと言っている」と言及したが、発言内容がネットに漏れ出すと、即座に批判の声が相次いだ。

「ブラック企業であるのは『風評』ではなくて『事実』だろ。人の命を奪っているのだから、そこを認めないと話は進まない。株主ももっと怒れ!」

ワタミに勤務していたナイン氏も、「確かに渡邉氏の『完全週休2日制宣言』はあったが、店舗が365日営業する中では完全に看板倒れ。水面下では長時間労働やサービス残業も当たり前になっているのが現実。会社も知っているはず」と疑問を呈する。

「従業員の生きがい」に言及する権利はない

ブラック企業批判を一因とした人手不足が理由で約200店舗の「パワーアップ工事(一時閉店)」を実施中なのが、牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスだ。

ツイッターの書き込みによると、同社の株主総会で株主から「ネットでブラック企業と言われ、株を持ってるだけで友人から叩かれる」という苦言が寄せられたことに対し、小川賢太郎会長兼社長がこう反論したようだ。

「そりゃ悔しい。違うじゃないかと言いたい。どのような企業が黒か。ファーストリテイリング、ワタミさんが浮かんでくるが、共通点は流通成長企業。出る杭は打たれる感も(ある)」

小川氏も「風評被害」に言及しつつ、「採用においては昨年よりむしろ好調」であると明かす。ネット上で「#すき家ストライキ」が呼びかけられるほど労働環境には悪評が立っていたが、これについても明確に否定したようだ。

「人はなんのために働くのか。働き甲斐。安くこき使ってやろうとは全く考えていないし、そんな考えならここまで伸びていない。バランスをとりながらやってきたし、これからもやっていく」

しかしこの弁明は、ワタミ渡邉氏の発言と極めて似通っている。渡邉氏は「24時間365日死ぬまで働け」というスローガンを撤回したが、代わりに掲げたのは「働くとは生きることそのものである」というものだ。

ゼンショー小川氏も「人は働き甲斐のために働く」と発言しているが、何のために働くかは従業員それぞれが自分で決めることだ。なぜ彼らは揃って「従業員の生きがいを経営者が決められる」と勘違いしているのか。

そういう経営者だけが、「流通成長企業」になれるのだろうか。ネットの書き込みの中には「(これでは)投資対象にはとてもならない」というものもあった。

現に「#すき家ストライキ」の前日(5月28日)には、ゼンショーの株価は年初来安値を記録している。経営陣は火消しに躍起なのだろうが、根本的な改善をしなければ煙は上がり続けたままだ。

 

via: ワタミ、ゼンショーが株主総会 ブラック企業「全否定」にネット総ツッコミ

 

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