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セクハラ問題についての池上彰さんの考え方が非常にバランスが良い

男社会でセクハラを訴えるとどんなことになるのか、いまの日本は試金石的状況です。そして悲惨なものだ。



セクハラ、報道から透ける「日本の現実」 池上彰さん

2018年4月26日19時47分 朝日新聞デジタル

池上彰の新聞ななめ読み

 女性がセクハラの被害を訴えると、男社会の中でどんな扱いを受けるのか。このところの財務事務次官をめぐる報道で、日本社会の現実が見えてきました。

 福田淳一事務次官が麻生太郎財務相に辞任を申し出て受理されたのは4月18日のこと。翌19日の朝刊各紙の扱いを見ると、朝日新聞、毎日新聞はいずれも1面トップで扱っています。これに対して読売新聞は1面の左肩。トップ記事は日米首脳会談です。この時点で何が一番のニュースか、判断が分かれました。

 さて、日経新聞はと見ると、1面に記事が見当たりません。なんと5面の経済面に3段の扱いで掲載されています。これ以外に社会面で大きく扱ってはいますが、経済面での小さな扱いには驚きます。

 日経新聞は、このところ働く女性たち向けの企画を掲載するなど女性読者を意識した新聞づくりをしてきたはずです。朝の通勤電車の車内で日経新聞を読んでいる女性の姿をよく見かけるようになりました。日本の組織は企業も官庁も、まだまだ男社会。セクハラで悩む女性も多いはずです。そんな女性に寄り添った紙面づくりはできなかったのか。読者として疑問が残ります。

 この日の紙面では、テレビ朝日の報道局長が緊急記者会見を開いたことも各紙が取り上げています。同社の女性記者がセクハラの被害を受けていたと発表したのです。

 この問題では、セクハラを受けたと感じた女性記者が事務次官との会話を録音し、それを「週刊新潮」に渡したことの是非もニュースになっています。同日付の読売新聞は社会面にテレビ朝日の記者会見での主なやりとりを掲載しています。

 〈――女性社員が週刊新潮に情報を渡したのはなぜか。

 「財務次官という社会的に責任の重い立場の者の不適切行為が表に出なければ、黙認され続けてしまうのではないかという考えを持っていた。(情報を第三者に渡したことについて本人は)現在、不適切な行為だったという私どもの考えを聞いて反省している」(中略)

 ――取材で得た情報が第三者に渡った点について、どう改善していくのか。

 「適切な対応ができなかったことは深く反省している。組織として適切な判断ができるようにしたい」〉

 この扱いを見ると、読売としては記者が次官とのやりとりの音源を週刊新潮に渡したことを重大視していることがわかります。

 それがさらに明確になるのが、19日付夕刊社会面です。「報道各社 取材内容提供 過去にも」という見出しの記事を掲載しています。

 〈1989年には、TBSのスタッフが、オウム真理教の問題に取り組んでいた坂本堤弁護士のインタビュー映像を放送前に教団幹部に見せ、9日後に一家が殺害される事件が起きた〉

 今回の記者の行為は、これと同列に扱われるようなことなのでしょうか。ここで問題になるのは、記者が録音したのは、取材行為ではなく、自分を守るためだったと話していることです。

 取材行為において、相手に対して録音することの許可を求めるのは一般的なルールです。取材相手は、この音源が、取材記者が原稿を書く際の正確性の担保になると思って承諾しているはずです。それを第三者に渡したら、確かに記者のモラルが問われます。

 でも、女性記者がセクハラを受けていると感じて録音を始めたのなら、これは取材活動ではなく、被害者の自己防衛です。セクハラ被害を受けたと訴えた場合、往々にして「言った、言わない」の争いになってセクハラの認定が難しくなるので、録音するのは当然のこと。その録音内容を自分が所属する会社が報じてくれないなら、どこへ訴えればいいのか、ということになります。

 記者も人間です。取材活動なのか、人間としての尊厳を守る自己防衛なのか。そこをはっきりさせて論じる必要があるのです。

 

変わったのは男性でも女性でもない

なんだか今回のニュースに関して本当に様々な意見が出ていますね。ジャニーズの人も高校生に性的暴力を振るおうとしたとか、最近はどんどんこの手の話題が出てきています。それに伴って多様な意見が出ているのだと思いますが、これは基本的には良いことでしょう。何事も社会の全体の意見が決まる前には多様な論争が怒るものです。黒人差別しかり、そこには戦いがあります。

 

そもそも、このようなことがきちんと取り上げられるようになったのはなぜでしょう。男性が突然変わったとは思えません。ずっと昔から同じようなコミュニケーションを取ってきたでしょう。では女性が変わったのでしょうか。最近傷つきやすくなったのでしょうか。違うでしょう。嫌だと思ってもこれまで言えなかったことを、やっと言えるような社会になってきたと考えるべきでしょう。

 

これまでは嫌なことをされても、受け入れるかその場を逃げ出すしか無かった。そのせいで仕事を失う人もいただろうし、他に行き先が無いから仕方なくその性加害を受け入れてた人もいた。でも今は声を上げれば共感してくれる人がいる。女性も会社で働く人がかなり増えたし、偉い人も増えてきた。だからこそ、女性が声をあげることが出来るようになったのです。

 

バランスの取れた意見

池上彰さんの今回の意見は本当にバランスの取れたものだと思います。なんといっても、取材かどうかなんていう下らない論点を切り捨てるところに好感が持てます。こんなのね、馬鹿らしい論点なんですよ本当に。だって自分が何かしら傷つけられることがわかっている状態で、なんとかその状態を切り抜けようとするならまずは自分が被害を受けている証拠をちゃんと確保するでしょ。そうしないとこんな権力者相手に潰されちゃうに決まっている分けなんだから。

 

いじめられている子どもだって、いきなり先生に言ったって信じてくれない。パワハラを受けて働けない精神状態になってしまった人も、3時間怒鳴られ続けたデータを持っているのと持っていないので裁判での勝ちやすさが全く違う。であるならば、今回の被害女性が録音することなんて当然なんですよ。取材がどうとかそういう次元の話ではまったくない。訳の分からないことを言うなと言いたい。

 

しかし本当にいま沢山の意見が出ていますが、あと5年か10年もしたらかなり潮目が変わるはずです。いま喋っている人の多くが、後になっては口に出せないような差別的な発言をしていると思います。でも、それは仕方ありません。社会が変わるときに適切な意見を持つということは簡単ではないからです。後はきちんと社会が変わったことを自覚したときに自分のマナーを変えられるかという話なのです。





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