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鳴り物入りの無人店Amazon Goは万引きし放題という事実

なんとも悲しいニュースですが、やはりまだまだ人間の悪意にはテクノロジーが勝利することは無いのかもしれません。無人の店というキャッチーなフレーズで広まったAmazon Goの限界が垣間見えます。



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■ネット通販最大手のアマゾンは22日、シアトル市内でほぼ無人となるコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」を一般向けにオープンした。50坪程度のアマゾンゴー(2131 7th Ave Seattle, Washington)は人工知能やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができるコンビニだ。

扱う商品は卵やミルク、パンなどのステープルズ商品にサンドウィッチやサラダ、コーヒーなどの飲み物、さらにアマゾン独自のミールキットやワインなど。小売業界の破壊的イノベーションとなるアマゾンゴーは、スマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入場できる仕組み。QRコードでチェックインすると、駅にある自動改札機のようにゲートが開き入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけで、アマゾン・アカウントにある利用者のクレジットカードに自動的にチャージされる。また手に取った商品を商品棚に戻すと、天井にあるカメラやセンサーが認識して、チャージされないのだ。「商品を取って外に出るだけ(Just Walk Out:ジャスト・ウォーク・アウト)」でレジ人員を必要としないが、ワイン販売では法律により年齢確認が必要となるので全くの無人運営というわけにはない。

 レジ待ち時間がないアマゾンゴーは革新的で世界中から注目を集めている。すでに一部のユーチューバーがアマゾンゴーでハッキングを試している。アマゾンゴーのハッキングとは万引きだ。アマゾンゴーの天井を埋め尽くしている、カメラやセンサーに認識されず、商品を手にもってジャスト・ウォーク・アウトするのだ。買い物として特定されなければ、商品を手にしてもチャージされることはない。アマゾン・スタッフが行動の一部始終を目にしていようが堂々と万引きできることになる。

ハッキングを試みたYouTube動画「アマゾンゴーで盗みは可能か?(CAN YOU STEAL FROM AMAZON GO?!)」では全て(3点)の商品はチャージされていた。「レジなしアマゾンゴーで生理用品を盗んだ(We Stole Tampons from the Cashier-less Amazon Go Store)」では手に取った商品を別の商品棚(ワイン)に置き、それを再び手にして出る行為だ。これもチャージされていた。ただ、アマゾンゴーの返品については、返品しなくても返金可能な「オーナーシステム(Honor System:自己申告システム)」を指摘している。アプリにあるレシートから、返品する商品を選んで「取り除く(Remove)」をタップするだけで返金されるのだ。チャージされた商品を返品扱いにすることで万引きは可能となる。

また「アマゾンゴーでの万引きはメチャクチャ簡単(I PROVED STEALING FROM AMAZON GO IS INSANELY EASY)」ではアマゾンゴーから6品目をもって立ち去りながらも、ペパーミント以外の5品目がチャージされてなかったことを映している。この動画をアップしたティム・プール氏は「極めてシンプルな万引き方法」をあかさないものの「どんなお店よりもアマゾンゴーでの万引きは簡単」と話している。しかもこの方法で万引きしてもアマゾンから咎められることはないと主張している。

 画像認識や深層学習の技術を駆使したアマゾンゴーは結局のところ、人の善意で運営が成り立つ野菜の無人販売と同じだったということなのだ。

via: 【アマゾンゴー】、ユーチューバーが万引き成功!善意で成り立つ野菜の無人販売と同じ?

 

これじゃ大失敗のAmazon Go

どんなに高度なテクノロジーを使っても、それが結局無人の販売所と変わらないのであればテクノロジーの無駄遣いであることに議論の余地は無いでしょう。つまり、テクノロジーを使わなくても出来るようなことを、わざわざテクノロジーを使っても仕方がない。

 

そういう意味でAmazon Goというのは完全にテクノロジーの無駄遣いという烙印を押されてもおかしくないでしょう。万引きが簡単な無人店なんて何の意味もない。大体、自分が手に取ったものを他の人に渡してはいけないとかそんな特殊なルールを店内に設定した上で支払いのルールだけ特殊で便利ってだけじゃ「それがなんやねん」という感じですね。

 

テクノロジーの欠陥を、人間の振る舞いにルールを設けることで解決しようとするのはアプローチとして真逆でしょう。人間の振る舞いをそのままに、体験だけを新しく素晴らしく効率的なものにしていかないなら、こんなのは無意味なローカルルールを強いてくる無人販売所と変わりません。

 

人の悪意を想定せよ

これは今後サイバーセキュリティの問題がますます活発になることを考えれば、人間の悪意を想定するというのは致命的に重要なことです。仮想通貨などそういう猛者ばかりに溢れかえっています。人間には悪意があり、ズルをするし楽に儲けられるならそれ以上嬉しいことはないという人たちがたくさんいます。

 

そういう人たちがサイバーセキュリティに手を付ければ、とんでもない額の損失も出てくるわけです。今回の実店舗のものも、いまはファンのような人たちがたくさん来ているから楽しく盛り上がっているかもしれませんが、人が悪意を持ってハックしにかかれば簡単に蹂躙されてしまうような弱々しいシステムです。

 

世界の未来を描き出そうというポジティブな目的のもと行っているプロジェクトなのだとは思いますが。なんというかもっと本質的なところにテクノロジーの発展が進んでいくことを祈ります。





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