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Facebook、ほとんどオートでイスラム国に関する投稿を190万件削除

SNSを通したヘイト表現に対する対策はどんどん高度なものになっています。SNS企業が持つ責任は非常に大きい。



 フェイスブック(FB)は23日、今年1~3月にかけて過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織「アルカイダ」とその関係組織による投稿約190万件を削除したと発表した。テロやテロ組織について同社として初めて定義し、過激な白人至上主義者などの団体も含まれるとした。

 FBによると、約190万件の削除は、2017年10~12月に削除した投稿数の2倍近くにあたるという。削除した投稿のうち、「99%は技術の進歩によって、利用者の報告を待たずにFBが独自に見つけたもの」という。FBは偽ニュースを拡散した責任を米議会などから厳しく問われ、人工知能などを使って拡散前に投稿を削除する方策に力を入れてきた。

 FBはテロ組織について「政治、宗教、イデオロギー上の目的を遂げるために、市民や政府、国際機関に対して暴力行為を働く非政府団体」とし、過激な宗教団体や白人至上主義者なども含まれるとした。「目的を遂げるために暴力を使うかどうか」が基準だとしている。(サンフランシスコ=宮地ゆう

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イスラム国、未だに活動中

このニュースを見た時に幾つかの感想を持ちました。Facebookの検閲が始まっているけれど、その精度が高い内はあまり文句は言われないだろうなということ。今後はSNSは社会的な責任を一身に背負ってやっていかないといけないからビジネスとして大変だろうなということ。そしてなにより、いまだにイスラム国が動いているということです。

 

日本ではすっかり報道がなされなくなりましたが、どうやら未だに世界ではイスラム国に代表されるような過激派テロリスト集団というのは非常に活発に活動しているようです。削除された投稿の数を考えても膨大な量です。なんといって世界中に信徒がいるわけですから、このくらいの数になっても不思議はありません。

 

とはいえ、改めてテロリスト集団というのが「潰す」といった動詞と合わないことがわかります。ネットワーク型組織、あるいはアメーバ型組織と言われるように特定のリーダーを抱えておらず、たとえ中心的な人物がいたとしても、その人物がいなくなっても活動を継続することが出来るテロリスト集団と対峙するには、もはや暴力や軍事力では不足でしょう。異なる文化の中でどうやってわかり合うために対話するのか、その能力や態度こそが求められるのだと思います。

 

SNSの両面

最近では悪い使われ方をすることが多いため、社会的な責任を持てと怒られることが多いSNSですが、その側面ばかり見ているのは勿体無いといえるでしょう。国家がデモを弾圧するような社会においては、インターネットの接続すら政府に制限されることがあります。そんなときに政府があまり着目していないSNSを使ってデモを呼びかけ自由主義のために戦う人たちが存在しているのです。

 

また、アメリカや日本でも様々なタグが用いられて社会的な運動につながっていくこともよくあります。一人ひとりの声は小さくとも、集団となって声を上げれば力になる。SNSは憎悪によって人々を分断することにも、逆に連帯して力をあわせることにも使えます。結局のところあらゆる道具は道具でしかなく、それを使う人達の意思によってその価値が大きく変わるのでしょう。

 

twitterやfacebookなどの大手SNSは、ヘイトの暴発に対して対処するように強く要請されていますがそれは当然。でも、検閲のようなことをするのはこれまで避けてきた背景もあります。今後どんな風になっていくのかわかりませんが、開放的で自由なインターネットというのはもう存在しなくなっていくのでしょうね。





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