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あなたがFXで負ける8つの原因とは?敗因を知れば勝てます

2020 9/27
あなたがFXで負ける8つの原因とは?敗因を知れば勝てます

FXは、レバレッジを効かせたトレードで大きな利益を狙える投資商品で、日本では株や不動産投資にならぶほど高い人気があります。しかしながら、90%以上のトレーダーは負けていて、トレードを5年間続けられる人は全体の1%にも満たないといわれています。

筆者は、2013年にFXを始め、7年経った今もブログ運営やアフィリエイトの傍らトレードを続けています。最初の2年ほどは散々な結果でしたが、2015年頃から徐々に勝てるようになり、直近5年で稼いだ利益は累計5,000万円以上。FXに関しては人並み以上の知識と経験を持ち合わせていると自負しています。

この記事では、FXで負けてしまう人にありがちな8つの原因や、勝つための習慣について、現役トレーダーの視点から解説していきます。

目次

FXで負けてしまう8つの原因

筆者のもとには、SNSやブログを通じて「トレードで勝つためにはどうすれば良いか」といった相談が多数寄せられます。敗因は人それぞれですが、各々に対しヒアリングをしていくなかで、負け組トレーダーにいくつかの共通点を見つけることができました。

ここからは、FXで負けてしまう原因としてありがちなものを8つ紹介します。もしあなたが次の1つにでも当てはまったら、今すぐ改善すべきです。

  1. 適切なチャート分析ができていない
  2. 直感や運任せでトレードしている
  3. トレードルールが複雑すぎる
  4. トレードノートをつけていない
  5. 利益が早く損切りが遅い
  6. レンジ相場で消耗している
  7. 難易度の高いスキャルピングばかりしている
  8. ポジションを持たないと落ち着かない

1. 適切なチャート分析ができていない

FXで負けてしまう要因として最も多いのは、適切なチャート分析ができていないということ。

チャート分析は決して複雑で難しいものではありません。過去に何度も意識されているレジスタンスとサポートを探したり、移動平均線で価格がどう反応しているかをチェックしたり、オシレーターと価格のダイバージェンスを見つけたりと、一つ一つの作業は実に地味なものです。地味な分析を積み重ねて、いかにしてトレードの根拠を固められるかで、勝敗は決まります。

単一の時間足だけでエントリーポイントを探ったり、移動平均線のクロスだけでエントリーするなど、誰でも思いつくような手法で勝てるほどFXの世界は甘くありません。

週足・日足から時間足・分足を用いたマルチタイムフレームな分析で、長期・中期・短期のトレンドとレジサポを把握したうえで、多角的な視点からチャート分析を行いましょう。また、インジケータはあくまでもローソク足の補助に過ぎず、インジケータ頼りのトレードは決して良い結果を生まないでしょう。

筆者も万能インジケータを追い求めた時期がありましたが、結局どれを試しても勝つことはできず、結局行き着いたのはローソク足+水平線+移動平均線を用いたシンプルな分析方法。エントリー前には週足・日足・4時間足・1時間足・15分足・5分足を隈なく分析して、最低でも1時間かけてじっくりとチャート分析を行うようになってから、本質的なプライスアクションを捉えることができるようになりました。

2. 直感や運任せでトレードしている

あなたは「ランダム・ウォーク理論」(Random Walk Theory)という言葉をご存知ですか?要約すると「相場は常にランダムに動いているから、予測することは不可能である」という理論で、猿のダーツ投げによって売買タイミングを決めたとしても、人間のトレード成績とは大差ないというショッキングな内容です。

このランダムウォーク理論を拠り所に「チャート分析には意味がない」「FXなんて運任せのギャンブルだ」と主張する投資家も居るようですが、筆者はその主張に異を唱えます。

確かに、相場にランダム性が多分に含まれていることは事実で、一年後のレートはおろか明日のレートすら誰も予測することはできません。故に、相場を予測することは現実的とはいえないでしょう。しかしながら、相場を動かしているのは他でもない人間であり、大勢のトレーダーの思惑が一致したタイミングでレートは大きく動きます。

相場の大半はランダムだとしても、時として買いと売りの勢力に大きな偏りが生じます。それならば、過去何度も意識されている価格帯やチャートパターンをもとにエントリーポイントを見つけて、理論的にトレードすることは有意義であると思いませんか?

直感や運任せのトレードには再現性がありません。それで勝ち抜けることができれば良いのですが、もし負けてしまったときに改善点を見つけることができないので、直感トレードで勝ち続けることは難しいでしょう。

3. トレードルールが複雑すぎる

トレードルールが複雑すぎるというのも、FXで勝てない要因の一つ。

たくさんのインジケータを組み合わせて、エントリーサインを絞り込めば勝率が上がると思い込んでいる人は少なからずいらっしゃるようですが、とんだ勘違いです。

むしろ、ルールを複雑にすればするほどエントリーの条件が増えて、結果として機会損失が生まれてしまいます。どんなに勝率や期待値を上げたとしても、エントリーの機会が少なすぎては意味がありません。

また、ルールを作った直後は稼げても、相場環境が変わった途端に急に稼げなくなることもよくあるパターン。これは「カーブフィッティング」という現象で、特定の相場環境に適応させすぎると、変化に対応しきれずパフォーマンスが落ちることがあります。

どんな相場でも稼げる万能な手法、いわゆる「聖杯」は絶対に存在せず、相場の世界において100点を取ることは不可能でしょう。60点〜70点くらいの「そこそこ勝てる」手法を続ければ、着実に資産を増やすことができますから、トレードルールはシンプルすぎるくらいがちょうどよいのかもしれません。

4. トレードノートをつけていない

トレードは勝敗が全てと思われがちですが、実はトレード前の「チャート分析」とトレード後の「改善」によって命運が分かれます。

自分なりのトレードルールが完璧に頭の中に入っている天才トレーダーは別として、我々凡人トレーダーは、毎回のトレード内容を書き記し、改善点を見つける作業が絶対に必要でしょう。そのためには「トレードノート」が必須です。

トレードノートのつけかたについては、この後「FXで勝つための5つの習慣」の章にて詳しく解説します。

5. 利益が早く損切りが遅い(プロスペクト理論)

人間は利益を得たときの喜びよりも、損失を出したときの悲しみのほうが大きく、過剰に損を嫌う傾向があります。例えば、100万円得たときの喜びを1とすると、100万円を失ったときの悲しみは2を超えると言われています。

例えば、次の条件のゲームがあったとして、あなたはどちらを選びますか?

  1. 無条件で50万円が貰える
  2. コイントスで表が出れば200万円が貰えるが、裏が出たら100万円を失う

おそらく多くの方が①を選ぶはず。しかし、期待値で考えると、①は+50万円に対し②は+100万円ですから、コイントスゲームを選んだほうが期待値が2倍も高いのです。にも関わらず、なぜ人間は期待値の低い①を選びたがるのでしょう。

その理由は「プロスペクト理論」にあります。プロスペクト理論とは、「人間は利益よりも損失に対して過剰に反応する」ことを解明したもの。利益確定は素早く済ませるくせに、損切りをズルズルと遅らせてしまうあの現象は、まさにこのプロスペクト理論で説明がつきますよね。

利益に対しては「もう利確しよう」と消極的なのに、損失に対しては「まだ耐えられる」と挑戦的な姿勢をとってしまうことで、小さく稼いで大きく負ける「コツコツドカン」トレードを招いてしまうのです。

損小利大(ローリスク・ハイリターン)を実現するためには、利益を十分に伸ばしたうえで損失は素早く確定しなくてはなりません。つまり、プロスペクト理論を逆手に取る必要があります。

6. レンジ相場で消耗している

レンジ相場でも、レジスタンスとサポート付近でのプライスアクションを見極めることで、確度の高いエントリーは可能です。ただ、突発的なヒゲに狩られるリスクが高いうえに、損切り幅の設定が難しいため、初心者トレーダーにレンジトレードはおすすめできません。

不慣れなうちは順張りトレードをこなすべきでしょう。Trend is Friend(トレンドは友達)という相場の格言が示すとおり、トレンドフォローの優位性は高いです。

7. 難易度の高いスキャルピングばかりしている

FXのトレードスタイルに明確な定義はありませんが、主に次の4つに分類されます。

  • デイトレード:1日1回~1週間に数回に取引を行う。原則的にその日のうちにポジションを持ち、その日のうちに決済する。主に日足・4時間足・1時間・15分足などを用いてチャート分析する。
  • スキャルピング:1日のうち数回取引を行い、細かい利益を積み重ねる。ロンドン市場とニューヨーク市場が開いている16時~翌朝6時は値動きが活発になるため、その時間帯はチャートから目が離せない。主に時間足・15分足・5分足、人によっては1分足や秒足などを用いてチャート分析する。
  • スイングトレード:数日~数週間のスパンで取引を行う。分足を見る機会は少なく、主に月足・週足・日足・時間足を用いてチャート分析する。
  • ポジショントレード:数ヶ月~数年スパンでポジションを持ち続け、1,000pips(ドル円だと10円に相当)を超える値幅を狙うことも珍しくない。スワップポイント(通貨間の金利差)を狙ったトレードもこれに該当する。

このうち、初心者に人気のあるのが「スキャルピング」。一日に何度も稼ぐことができるというイメージから、真っ先にスキャルピングに取り組むトレーダーは多いですが、実は4種類のなかで最も難易度の高いトレードスタイルなのです。

スキャルピングがなぜ難しいのかというと、ほぼ全ての時間軸を把握しなくてはならないため。トレードそのものは1分足・5分足・15分足などで行いますが、上位の時間軸を把握せずにトレードプランを組むことは難しいため、1時間足や4時間足はもちろん、状況によっては日足や週足もチェックします。つまり、長期トレンド・中期トレンド・短期トレンドの情報をすべて整理したうえでエントリーポイントと決済ポイントを探らなくてはならず、チャート分析に膨大な時間を要します。

そのうえ、1秒単位のズレが命取りとなるスキャルピングは、常にパソコンに張り付き、マウスに手を添えた状態で虎視眈々と機会を待つことになります。「チャートを見るのが好き」「値動きを眺めていると心が落ち着く」という物好きな人は置いといて、一般人にとって無機質なチャートをただ見続けるのはストレス以外の何物でもありません。

それなりの投資経験と強靭なメンタルが求められるスキャルピングは、どう考えても投資上級者向けのトレードスタイルであり、初心者には難易度が高すぎます。初心者トレーダーには、デイトレードやスイングトレードなどのゆったりとした取引がおすすめです。

8. ポジションを持たないと落ち着かない「ポジポジ病」に罹っている

「常にポジションを持っていないと落ち着かない」という現象を「ポジポジ病」と呼びます。ポジポジ病に罹ってしまうと、勝機のない場面でむやみにポジションを持ってしまい、せっかく勝っていても無意味なポジションが足を引っ張ってトータルで負けてしまうのです。

エントリーすればするほど勝てるチャンスが増えそうな気もしますが、期待値の低いトレードを繰り返していてはいつまで経っても利益が出ません。それどころか、無茶なトレードを繰り返すとみるみる間に損失が膨らんで、あっという間に相場から退場することになるでしょう。

負けを取り戻そうとして、感情的にポジションを持ってしまうのも、ポジポジ病の代表例です。

ポジポジ病を改善するためには、「トレードは1日1回まで」「2連敗したらしばらく休む」といった具合で、相場にのめり込まないためのルール作りが効果的です。ギャンブル依存症とポジポジ病は同じようなものなので、少しでも心当たりがある人は今すぐ自制しましょう。

FXで勝つための5つの習慣

敗因を逆説的に捉えて、勝つための習慣を身につけることで、FXでの価値やすさはぐーんと上がります。

ここから、筆者自身が実際のトレードで意識している「勝つための習慣」を5つご紹介します。

1. 複数の時間足を用いてチャートを読む

有利なトレード戦略を組み立てるためには、複数の時間足を用いて長期・中期・短期のトレンドとレジスタンス・サポートを把握する必要があります。

例えば、5分足だけを見てトレードしていては、上位足の1時間足や日足レベルのレジスタンスとサポートラインを把握することができませんし、中期・長期的に上昇しているのか下降しているのか、もしくはボックス相場(レンジ相場)の最中なのかを読み解くことができないのです。

仮に5分足が綺麗な上昇トレンドを描いていたとしても、その直上に日足レベルで意識されるであろうレジスタンスラインがあれば、一旦そこで頭打ちとなって反落する可能性が高くなります。また、1時間足を見たときに下降トレンドの戻り売りポイントに差し掛かっていたとしたら、やはりそこでも反落が示唆されます。

このように、複数の時間足から複合的に分析することを「マルチタイムフレーム分析」といいます。マルチタイムフレーム分析では、4~5種類の時間足が用いられることが一般的で、時間足はトレードスタイルによって異なります。

スキャルピング (1日のうち数回取引を行い、細かい利益を積み重ねる)

短期足:1分足~5分足/中期足:15分足/長期足:1時間足~日足

デイトレード (1日1回~1週間に数回に取引を行う)

短期足:5分足~15分足/中期足:1時間足~4時間足/長期足:日足~週足

スイングトレード (数日~数週間のスパンで取引を行う)

短期足:1時間足~4時間足/中期足:日足/長期足:週足~月足

2. 再現性のあるトレードをする

トレードルールに再現性が無くて負け続けるのは、初心者トレードの鉄板パターンです。再現性の無いトレードから改善点を見つけることは困難で、自分は結局何がダメだったのかに気づくことができません。

トレードにおいて「なんとなく」は禁物。エントリー、利益確定、損切りの条件をすべて言葉で説明できるトレードルールを作り、必ずそのルール通りにトレードしましょう。自分の手法を文字や図で示して、それを読めば誰でも同じトレードができるくらい具体的なマニュアルを作れれば完璧です。

3. 必ずトレードノートをつける

トレードで勝ち続けるためには、自分の行動を客観的に捉えて改善点を見つけていかなければなりません。しかしながら、自分自身を冷静に分析するのはとても難しく、感情やバイアスによって非合理的な行動を起こしてしまうこともあるでしょう。

そこで重宝するのが「トレードノート」。トレードノートをつけることで、敗因が目に見えてわかるようになり自ずと改善点も浮き彫りとなります。

トレードノートには、取引ペアやトレード時間、エントリーと決済の根拠はもちろんですが、エントリー前や決済後の感情も包み隠さずすべて書きましょう。「あのときエントリーした自分はどうかしてた」「上がると思ったのにヒゲで刈られて超ムカついた」的なノリで大丈夫です。

自分の思考や感情をまるごと記録することで、「何が正しかったのか」「何が間違っていたのか」を具体的に振り返ることができるようになり、自分の悪い癖や不得意にいち早く気付けるでしょう。敗因を一つずつ潰していけば、自ずと勝率が上がり、ブレないトレード手法を築き上げることができます。

4. 「逆プロスペクト理論」で損小利大を狙う

前章にて「プロスペクト理論」をご紹介しました。人間は利益よりも損失に対して過剰に反応してしまうため、早々に利益を確定してしまう一方で、損したくないという一心で損切りを遅らせてしまい、結果として「損大利小」なトレードを繰り返してしまうのです。

では、プロスペクト理論を逆手に取って「逆プロスペクト理論」をトレードに取り入れるとどうなるでしょう?

損することを受け入れて、なるべく早いうちに損切りをしてしまえば、もし逆行しても大きな痛手を食らうことなく逃げられます。その一方で積極的に利益を伸ばそうとすれば、「損小利大」なトレードに一歩近づくはずです。

「損失は勝つための必要経費」というマインドを身に着けましょう。

5. わからないときはトレードしない

優位性のある場所に絞ってポジションを持つことで、全体の勝率と期待値が上がり、損失を上回る利益を残すことができるようになります。逆に、優位性のない場所や期待値の低い場所でポジションを持ってしまうと、全体の勝率を下げてしまい、結果としてトータルでプラマイゼロもしくは負けてしまうのです。

優位性のない場所とは、ずばり「ポジションを持つべきか否かわからない場所」。この記事ではしきりにトレードルールを作るべきと訴えていますが、ルールに当てはまらない場所やルールでは説明できない場所では決してポジションを持つべきではありません。「休むも相場」という格言もあるくらい、トレードをしないという選択肢も大切なのです。

トレードはあくまでも稼ぐための手段に過ぎません。トレードそのものを目的と勘違いして、「毎日○pips稼ぐ」「1日1回はトレードする」といった無意味な目標設定を課している初心者トレーダーは多いですが、褒められたものではありません。

すぐに勝てないのは「成長曲線」のせい!?

再現性のあるトレードルールを作って、トレードノートをつけながらトレードしてもすぐに勝てるようになるとは限りません。思ったように上達しないと悩んだときは「スキルの成長曲線」を思い浮かべてみてください。

トレード経験を重ねれば直線的に上達していくと思われがちですが、最初のうちは努力の割にほとんど上達せず、理想と現実のギャップを感じることになります。しかし、その辛い時期を乗り越えさえすれば、ギャップを埋めるような勢いで成長し、過去培ってきた努力量に相応しい成果を出すことができるでしょう。

成長曲線はトレードに限った話ではなく、学力や身体能力、ビジネス、スキル、何事にもよくあてはまることです。何度失敗して落ち込んだとしても、諦めず努力を継続していれば開花するときはやってきます。

事実、筆者もトレードを始めてから1年間は負け続けましたが、2年目くらいでプラマイゼロになり、3年目からは急に勝てるようになりました。失敗と改善を絶えず繰り返してきたからこそ、直近5年で累計5,000万円の利益を上げることができたのです。

少しでもムカついたときは相場から離れよう

FXを続けていれば、自制できないほどムカつくこともあります。

  • 自分がポジションを持った瞬間に逆行する
  • せっかく積み上げた利益を一回のトレードで失う
  • うっかり経済指標を見逃していて大損を食らう
  • トレードルールを守っているのに連敗する
  • レンジブレイクしたと思ったのにヒゲで狩られる

このような経験は誰しもが通る道。

自分のお金が無くなって感情的になるのは正常な反応です。しかし、その悲しみや苛立ちを抱えたまま次のポジションを持ってしまうと、大抵の場合は傷口をさらに広げる結果となりますから、少しでもムカついたときは相場から離れましょう。負けた→ムカつく→取り戻そうとする→さらに負ける…という負のスパイラルは絶対に避けなくてはなりません。

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