この記事では、羽生結弦選手が引退するのかについてお伝えします。
つい先日、北京オリンピックでの競技を終えたフィギュアスケート男子。
金メダルへの期待が最も大きかった羽生結弦選手は、前人未到の4回転半ジャンプへの挑戦をするというだけあって注目されました。
ですが、残念ながらオリンピック3連覇とはならず、羽生結弦選手は北京オリンピックを最後に引退するのではという噂が流れています。
試合後のインタビューで「正直全部出し切った」と語ったため、引退を意識しての発言にも聞こえますよね。
羽生結弦選手は北京オリンピックを最後に引退するのか、徹底的に調査しました。
【羽生結弦】北京オリンピックで3連覇ならず
北京オリンピックでの羽生結弦選手の結果は惜しくも4位でした。
そこで羽生結弦選手の北京オリンピックでの成績をふりかえってみましょう。
- 2月8日ショートプログラム、ジャンプで冒頭の4回転サルコーが1回転になるミス
- ショートプログラムでは8位と出遅れ
- 2月10日フリーで、4回転半ジャンプに挑戦するも転倒、続くサルコーでも転倒
- 総合4位という結果に終わった
- 着氷に失敗こそしたが、この4回転半ジャンプは史上初めて、国際スケート連盟の公認大会でプログラムに入れた4回転半ジャンプとして認定された
ショートプログラムでは氷の溝にはまってしまうという不運なアクシデントもあり、ジャンプが回転不足となってしまいました。
そして運命のフリーではついに4回転半ジャンプに挑戦。
着氷に失敗してしまいメダルを逃してしまったわけですが、4回転半ジャンプはただの失敗ではなく、記録として史上初めて認定されたのでした。
【羽生結弦】北京オリンピック後引退説
#羽生結弦 が北京入りで「狂騒曲」加熱 空港混乱、引退報道、質問禁止で各国メディアも〝カオス化〟 #Beijing2022 #北京2022 #フィギュアスケート https://t.co/HR3EKIAwaG
— 東スポ (@tospo_prores) February 6, 2022
羽生結弦の今後の進退については、日本のみならず中国などでも熱く報じられているみたいですね。
羽生結弦選手が引退説を囁かれているのには、いくつかの理由があります。
羽生結弦選手が引退説を囁かれている理由
- 競技後に語られたこと
- 羽生結弦選手の年齢
- 羽生結弦選手のケガ
それでは、それぞれの理由についてみていきましょう。
競技後に語られたこと
羽生結弦選手は北京オリンピックでの競技後のインタビューで、言葉少ないながらも次のようなことを語りました。
- (今後について問われ)もうちょっと時間ください。ちょっと考えたいです
- 今できるアクセルのベスト。あれが僕のすべて
- 全部、出し切った
「出し切った」という言葉からは「完全燃焼したから引退?」と連想させますね。
ですが、まだ競技後すぐの状態ですから冷静ではないでしょうし、そのまま引退を示唆するものとはいえないかもしれません。
羽生結弦選手の年齢
羽生結弦選手は現在27歳なのですが、他のフィギュアスケート選手の引退時期を見ると、多くが20代で引退しています。
今回、ロシアのフィギュアスケートの選手は全員10代でしたから、日本選手はまだ平均よりは高いといえるものの、羽生結弦選手が次のオリンピックを迎えると30歳を超えてしまいます。
圧倒的な実力と人気を誇る羽生結弦選手でも、30歳を超えてオリンピックを目指すと表明することは簡単ではないんですね…。
羽生結弦選手のケガ
羽生結弦選手は右足首故障をしていたにもかかわらず平昌オリンピックに出場し、圧巻の演技でオリンピック連覇を果たした過去があります。
また、今回の北京オリンピック前の練習でもジャンプをした際に足首を痛め、痛み止めを打ち出場していたようです。
今まで幾度もケガを乗り越え、ケガと闘いながらの競技人生でしたから、今回もケガが重なって身体的にも限界がきているのではというのが理由です。
【羽生結弦】引退説に「待った」?現役続行?
引退説とは逆に、羽生結弦選手には「引退しないでもう少し頑張ってほしい」という声も当然あります。
羽生結弦選手に「もう少し頑張ってほしい」と思ってしまう理由とは、一体何なのでしょうか?
ファンの声
頑張りました。
— 羽生結弦fan (@yuzuruskating) February 10, 2022
守りに入らないその姿勢。
どんな立場であっても、常に挑戦する羽生結弦が大好きです。
あともう少し挑戦する羽生結弦を見ていたい。クワッドアクセルを成功させて歴史を更に塗り替えて引退する結弦が見たいです。
お疲れ様でした。本当に強い。
素晴らしい。
ご紹介したTwitterのように、北京オリンピックの後もファンからは「まだまだ羽生結弦選手の演技がみたい」という声が多数あがっています。
また、次のような声もあります。
- 「羽生結弦の挑戦はまだまだ続く っていう物語でいいんだよね、、」
- 「伝説の舞台が北京オリンピックじゃなかっただけ。引退せず、来たるべき舞台で満員の観衆の中で夢を叶えてほしい。見守らせてほしい。」
- 「4A成功するまで引退はしてほしくないな…」
「前人未到のジャンプへの挑戦を諦めてほしくない」という声があるんですね。
では、この4回転半ジャンプの完成度とはどのくらいのものだったのでしょうか。
専門家による分析をみてみましょう。
専門家の声
未知の挑戦を終えた羽生結弦選手に対して元フィギュア選手などのプロの方の声をまとめると、おおむね次のような見方になるようです。
- 羽生結弦選手の4回転アクセルはあと一歩で成功のところまできている
- 昨年の全日本選手権で挑戦した時は、両足着氷だったが、今回は右足のみで着氷し進化している
- 記録としてしっかり認定されるジャンプだった
- 次に跳ぶ機会があれば決められるのではないかと思わせるジャンプだった
素人がみると、転倒=失敗と思いがちですが、両足で着氷するよりも転倒しても右足で着氷するほうが評価に値するというのがプロの見方のようです。
ですから、羽生結弦選手はまた一歩、4回転半ジャンプ成功へ近づいているということになります。
それであればなおさら、もう少し挑戦してほしいと願ってしまいますね。
まとめ
羽生結弦選手が小さいころからの夢と語った事もある4回転半ジャンプ。
その夢の実現はもう少し先なのか、もう終わってしまったのか‥まだ羽生結弦選手の今後についてはまだ明かされていませんが、2月14日の会見は現役続行が少し期待できるような内容でした。
今回、4回転半ジャンプ挑戦は全くの失敗ではなく、しっかりと記録として残されました。
このまま羽生結弦選手が引退してしまったとしても、いつか4回転半ジャンプを成功させるための扉を開いたのは、羽生結弦選手であると歴史に刻まれたわけですね。
目の前の金メダルを確実に獲る事よりも、夢へ向かって努力することの大切さを教えてくれた羽生結弦選手は、世界中のフィギュア選手や元選手から尊敬や注目を集めているようですね。
あえてリスクの高い挑戦をしたために、ケガの危険性も高くなり大きな身体的負担もかけてしまった今回の挑戦。
そんな羽生結弦選手の事を思うと、ファンとしても簡単に続けてほしいとはいえませんから、まずは「お疲れ様でした」と心から羽生結弦選手を労いたいですね。